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疥癬/ずっと外来

病院管理者をしていたとき、何回か入院患者さんの疥癬で難儀したことがあります。皮膚科のDr.には失礼かもしれませんが、紹介しても疥癬と診断されなかったことが何回かあります。日本全国結構診断に難渋していると思われます。国立感染症研究所のサイトもそのようなことを書いています↓

http://www.nih.go.jp/niid/ja/jjid/392-encyclopedia/380-itch-intro.html

↑のページの抜粋↓

近年わが国では病院、高齢者施設、養護施設などで集団発生の事例が増加しており、疥癬感染防止対策マニュアルの作成が行われているが、予防、治療法などに混乱があり、医療および介護関係者の間で問題となっている。

 疥癬の確定診断はヒゼンダニを検出することである。しかし、問診・皮膚症状で疥癬が疑われる患者からのヒゼンダニ検出率は、皮膚科医が行った場合でも 60%前後であり、検出率向上は主治医の努力にかかっている。したがって、強い瘙痒を伴う疑わしい皮疹がある場合には、早期に皮膚科専門医に診察を依頼す る。検査で陰性であっても瘙痒や皮膚症状が収まるまで、数週間おいて繰り返し検査する必要がある。

・で、今週のNEJMに疥癬の写真がありました↓

Scabies

Patrick C. Carr, B.A., and Robert T. Brodell, M.D.

N Engl J Med 2016; 374:e13March 17, 2016

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1500116

・この疾患、当然医療従事者にもうつるわけで、業務上疾病となりえます。実際そう認められている例↓

http://kanagawa-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0110/5613/sippeijyudai-h24.pdf

以下日記

・今日は6時起床。朝勉少しして,水島へ。午前中産業医学科外来でしたが,予約患者さんが少なかったので一般の患者さんも少し診察しました。午後玉島へ。15時半から夜間診療。結構忙しかったです。19時半から当直、これまた外来立て続けに熱発の方が3名来院。インフルエンザ迅速検査で2名が陽性。その後病棟回って、一服してこのブログを書いております。これ書き終えたら夜中おこされることに備えてさっさと寝ます。

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