SSブログ

口蓋に穴があいてたら/蝸牛のあゆみ

・日常診療で、お口をアーンといって口腔内をみたら口蓋に穴があいていたらびっくりしますね。幸い私はそのような経験はございませんが。そういった場合、コカイン使用も考えないといけないみたいです。ちょっと前のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のような報告がありました。

Midline Destructive Lesions in a Cocaine User 

Bianca M.L. Stelten, M.D.Bart Post, M.D., Ph.D.

N Engl J Med 2016; 374:969March 10, 2016

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1503043

・こういうことがおこるから、皆さん、コカイン使っちゃダメですよ。

・本文中に出てくるfrontal lobe syndromeとは、医学書院医学大辞典第2版によると↓ 

前頭葉症候群
ゼントウヨウショウコウグン
[英]frontal lobe syndrome

前頭葉の障害による局在徴候をいう。障害部位によりいくつかの特徴的な症候の組み合わせがみられる。A:前前頭葉領域の障害:通常両側性障害で,①認知症・精神症状:知能低下,道徳的障害,人格の崩壊,感情的異常,ふざけ症などを主症状とする,②原始反射:把握反射,吸引反射,緊張性足底反射など,③運動失調症,④受動運動持続,⑤カタレプシー,B:運動領域および前運動領域の障害:①単麻痺から片麻痺,②錐体路徴候:腱反射亢進,病的反射陽性,③筋緊張異常(痙縮,硬直,強剛,弛緩),④てんかん発作:単純部分発作,複雑部分発作,二次性全般発作など,⑤運動性失行,歩行失行,⑥眼球共同偏倚,C:ブローカ野領域の障害:運動性失語症,D:前頭葉下面の障害:①嗅覚低下,②フォスター・ケネディ症候群,などの症候がみられる。

・それから鼻中隔に異常があってもすぐクロムの問題とおもっちゃったらだめですね。

以下日記

・昨日3/28(月)は午前は大学で疫学でつかう統計学の勉強。ほんのちょっとずつ、カタツムリのようですが、力はついてきている感じがします。午後からは病院にもどって外来。最近インフルエンザは山を越えたようで、比較的落ち着いておりました。

・今日3/29(火)は1日大学。ちょっとゆっくり目の電車に乗ったら比較的すいておりました。春休みで学生さんが少ないからかしら?(自分も学生ですが)大学では、ほとんど本を読んでおりました。夕方critical appraisalでディスカッション。19時半帰宅です。お風呂入って夕食食べて、4月からの講義(こちらは「先生」になってするほう)の準備。そして、このブログを書いております。あとちょっとだけ勉強して寝ます。なんせ明日は1日外来の後当直、そしてその次の日も朝、晩と外来がありますもので。



にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0