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気管支拡張症によるアミロイドーシスの下痢にエリスロマイシン/糸が切れて一気に病人モード

・ほとんど標題がその内容を表しているレポートがありました↓


Secondary Gastrointestinal Amyloidosis Due to Bronchiectasis

 

 Internal Medicine 59巻(2002)2号


・私がへーっと思ったのは、エリスロマイシンを投与して下痢が治ったということ。(これが、first reportだそうですが)でもって、慢性の呼吸器疾患で下痢が続く人は、アミロイドーシスも疑わないといけないということですね。


あっという間に以下日記

・本日1/27(月)は午前中は倉敷中央病院耳鼻科を受診してきました。先週私に静脈血栓があることがわかったというお話をして、では、来週頭のMRIを撮りましょうと言うことになりました。午後から病院へ行くと院長から診断書書くからとりあえず3週間休んでくださいと言われました。突然の話で、自分は休むつもり無かったのですが、人様のいうことは素直に聴かないと行けないと思ったので、ありがたく明日から「休業」することとなりました。午後病棟回診で患者さんにそのことを告げ、夜間診療をおこない、入院患者さんと明日の外来受診する患者さんの申し送りをかいて19時半に帰宅しました。

・急に話が変わります。私が一応呼吸器科が「専門」です。基礎研修3年して呼吸器科のグループに入りました。そのころ気管支喘息で亡くなる患者は、年間6000名。喘息の診療に携わるものは、喘息死をへらしていかなくうてはならないという使命に燃えていたと思います。で、その中で患者さんに言っていたこと。発作が起こって受診をしようかしまいか悩んだら、受診=「悩んだら、受診」、それから家族や友達が受診した方が良いよと言ったら素直にその言葉を受け入れて受診してくださいと教育しておりました。受診が遅れてかなり重症化したり、なくなっていた患者さんがいたからです。ヒトのいうことはきちんと聴きましょうと患者さんに私は行ってきたわけです。

・話変わって、職業性疾患にもかかわってきました。究極は過労死ですね。で、過重な労働をしている労働者、自営業者の人には、「仕事をとるか、いのちをとるか」とか、「家族や同僚が休んだ方がよいよと言ったらすなおにききましょう」と労働者、自営業さん、患者さんに言ってきました。「ヒトのいうことに耳を傾けましょう」

・で、今回院長や同僚が休んだ方がよいと言ってくれました。心の中では、休むほどでは無いと思っているのですが、人様がそうおっしゃっているのだから、今まで患者さんや労働者にいってきたてまえ、自分もきちんとそのルール(ヒトのいうことをきく)を守らないと言行不一致になると思い、ありがたく休ませていただくこととしました。

・で、不思議なもので、休むと決めたら、急に力が入らなくなりました。今まで張り詰めた糸がきれたみたい。パワーがわいてこない、頭に霧がかかったようでボーとしてきました。今日の夜は最後の力を振り絞るように申し送りを書いていました。思うに、やっぱり無理をしていたのかなと。

・さて、明日は朝一で腹部・骨盤CTを撮ってもらいます。「休業」で病棟の回診や外来はもうありませんが、書類をかいたり、申し送りをかいたりしないといけないので、病院で「残務整理」をする予定です。あとは、極力無理をせずダラダラ過ごしたいと思いますが、映画観に行ったり美術館には行きたいとおもいます。ただ、運転して映画館行くのが大儀いと思うのは、やはりつかれているからでしょうか?

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