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心肺蘇生により胃破裂/SBARは「進化」していた

先日宿直中心肺蘇生術を久々に行ったということを書きました。心臓マッサージ中は、合併症、主に肋骨骨折が起こったらいやだなと思いながらするのですが、胃破裂もすることがあるんですね。と言うかそういうこともあると昔文献で読んだことがありますが↓の文献を読んで思い出しました。


心肺蘇生に起因した胃破裂の1

益子 太郎, 矢澤 直樹, 増岡 義人, 中郡 聡夫

日本腹部救急医学会雑誌39 (2019) 6

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaem/39/6/39_1131/_article/-char/ja

【抄録】

 

症例は73歳女性。局所進行膵頭部癌で術前治療を予定されていた。突然の吐下血を認め,外来受診となった。来院時ショック状態を呈しており,血液検査所見で高度貧血を認めた。腹部造影CT検査で胃十二指腸動脈からの造影剤の漏出を認め,緊急塞栓術を行った。経過中無脈性心室頻拍を呈したため,1サイクルの心肺蘇生を行った。翌日抜管後の胸部X線検査で右横隔膜下に遊離ガス像を認め,腹部造影CT検査で多量の腹腔内遊離ガス像と腹腔内液体貯留を認め,胃壁途絶所見も認めたため,胃穿孔と診断,同日緊急開腹術を施行した。胃小弯に約7cmの裂創を認めたが,粘膜面に虚血性変化や潰瘍の所見はなく心肺蘇生に起因する胃破裂と診断し,破裂部を縫合閉鎖した。心肺蘇生後の胃破裂は0.1%とまれで不適切な人工呼吸による胃拡張が強く関与しているとされる。自験例のように消化管出血により著明な胃内容貯留がある場合もリスクになることを念頭に置き,迅速なスクリーニング検査を行うことが重要である。

・↑にも書かれていますが心肺蘇生していたら胃破裂も念頭においておかないといけませんね。しかし、この報告に書かれている患者さん、よう助かりましたね。著者達、素晴らしい。

以下日記

・本日8/13(木)は、6時13分起床。朝勉はせず、朝食後水島へ。午前中産業医学科外来。メッチャ予約が少なかったのですが、お一人ちょっと診療に時間がかかった患者さんがおられました。水島をでて玉島へ戻る途中8番ラーメンか玉島の地元のうどん屋さんによろうとおもっていたのですが、駐車場をみると結構「密」そうなのでやめて病院へ着いてからカップ麺の昼食。それから病棟の患者さんを診てから14時過ぎに有給休暇で帰宅。帰宅して30分dけ片付けしてあとはひたすら明日の研修医+α向けの講義の準備。講義は自分の勉強になるのですが、時間を結構とりますね。今日知識がアップデートできたことは、SBARが「進化」して、ISBAR、そしてISBARCに「進化」していたということ↓しかし、最後のやつなんて発音するんやろ。

看護roo!

https://www.kango-roo.com/learning/3561/

・18時に一応講義用のパワポが仕上がり、入浴、夕食。昨日届いた京都のウッドミルブルワリーというところのPale AleとLEMON ALEをいただきました。どちらも変な癖が無く飲みやすかったですね。その後は、テキーラとオレンジジュースでテキーラサンライズもどきを作って飲んでおります。このカクテルはのみやすいですね、つい3杯も飲んでしまいました。明日起きれるやろか?

・ちょっと部屋の片付けをして22時頃には寝たいと思います。明日は何時に起きられるかな?


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