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私が切り紙・コラージュを始めたわけ/今日は寒かった

・facebookのお友達から、何故コラージュを始めたかという質問があったのですが、その背景をかくと長くなってfacebookの投稿では書き切れないと思い(って、字数制限があるのかどうかも実は知りませんが、twitterの感覚です)、このブログで書くこととしました。大体このブログをお読みになってくださっている方はご存じでしょうが、前半は医学・医療に関すること、スラッシュをいれた後半は私的なことを書いております。で、今回スラッシュの前に切り紙・コラージュのことをもってきたのは、医療とつながるからです。

・突然自己紹介をいたします。私が41歳の時、2000年6月に倉敷医療生活協同組合が経営する小さな病院の玉島協同病院ということろの院長となりました。その時どのような病院にするかいろいろ考えたのですが①すべての活動に、組合員、患者・家族との「共同の営み」を貫く②職員が生き生きと働ける職場とする③遊び心のある病院にする、という課題を設定しました。①についてはこのブログで何回か取り上げました。②の前提として労働安全衛生には気を配ったつもりですが、「いきいき」についてどうだったか?少なくと毎年の忘年会は、常に生き生きしておりました。(忘年会の出し物をみて、思ったことは、そのエネルギーをもっと仕事にむけてくれぇ)③についての一つとして、病院の癒やしの環境と言うことも考えました。それで、組合員さんに呼びかけたりして、絵やその他色んな作品を寄付もしくは貸与していただいて飾ったりもしましたが、不十分に終わりました。病院に来たら、ホッとするという環境をもっと作りたかったのです。

・病院での遊び心・・・たとえばコスプレなんか考えました。ふざけていると思われるかもしれませんが、私が院長になったあと倉敷医療生活協同組合で、フィッシュ哲学というのをとりいれようということで、結構「遊び」がとりいれられ、自分の先見性に自己満足したものです。フィッシュ哲学については↓




ググるといっぱいでてきます。全国色んな病院で取り上げられていると思います。

・2012年に院長職を退いて、嘱託医となり、玉島協同病院で週3,4日働き、その他は天草や滋賀の坂本・膳所、山口の山陽小野田の診療所等に「出稼ぎ労働」をするようになりました。山口の宇部協立病院の廊下にはいろいろ絵が飾られていて、素晴らしいと思いました↓




・出稼ぎ労働をしている時期、大阪の耳原総合病院に勤める学生時代からの友人から、病院が新しくなったからきてみて、と誘われていたのですが、そのときは生返事で「いけたらいくわ」と大阪人のよく使う返事をしておりました。(耳原総合病院のサイト↓)




それが、今年はじめ三重県の名張で行われた小さな研究会で、その友人ともう一人耳原総合病院の職員さんが参加されて、ホスピタルアートのプレゼンがありました。それが、いたく良かったのと、その時いただいた耳原総合病院のパンフレットの入った袋の絵が、体に衝撃をあたえ、こりゃーみにいかなという気になりました。(その袋が↓)


耳原の鳥.jpg


私、絵心なんか無く、味音痴でもありますが、時々ある芸術に触れたり、おいしいものを食べると、体に衝撃を受けることがあります。上の鳥の絵を見て衝撃を受けたわけです。(私が、芸術的センスがないのは家族も認めるところで↓の絵は、次女がチャラ書きで「お父さんの脳みそ」と描いた絵)


私の脳みそ.jpg


(右脳が萎縮しております)


それはさておき、鳥の絵に感動を覚え、「いけたら行くわ」から、是非いこうと思うようになり、2月13日に耳原総合病院見学。たまたまおられたアートディレクターからもお話をお聴きし、感動ひとしきり。で、その耳原総合病院のホスピタルアートの源流が、「風の伝言」というプロジェクトで、香川県の「四国こどもとおとなの医療センター」が発信地と言うことを知りました。




cf. ホスピタルアートの大本の「アーツプロジェクト」↓





ここまできたら、そこもいかなアカンやろと、e-mailで見学をお願いし、3月31日香川大学に勤めている大学院の「同級生」を誘って、というか運転手にして、香川から車で善通寺まで、見学にいきました。そこで、アートディレクターの方に、院内を案内していただきました。お話を聴いていて、不覚にも涙してしまいました。で、そちらの方から↓の本をいただきました。


大切な人が病気になったとき、何ができるか考えてみました (単行本)

大切な人が病気になったとき、何ができるか考えてみました (単行本)

  • 作者: 井上 由季子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2017/02/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
・この本を読んで、これまたいたく感動して、著者の井上さんにメールをしたところ↓の本を送っていただきました。
老いのくらしを変えるたのしい切り紙

老いのくらしを変えるたのしい切り紙

  • 作者: 井上 由季子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2012/01
  • メディア: 単行本
・本と同時に、実際に井上さんのお父さんとお義母さんの切り紙の作品も送っていただきました。これまた、衝撃を受け、自分の趣味はこれにしようと決めたのでした。
・もともと自分は無趣味な人間で、映画や音楽は好きですが、どうも受け身で趣味とは言いがたいと思っていました。あえていうなら蕎麦打ちが趣味のようなものですが、これはまだ十分自宅でいつでもできるという体制となっておりません。その点切り紙ならできる、いや、その前にしてみたいという気持ちにこの本がさせてくれました。これで、私の老後も安心。デイサービスに通ってもこれをやっておけばよいんだという確信がもてました。
Conclusion
何故、切り紙・コラージュを始めたか?それは、何か趣味を持ちたかった自分に、ご縁があって、上記のような本を読み、ここに結びついたと言うことでしょう。
長くなりました。最後まで読んでくださりありがとうございました。まだ、以下日記がありますが。
以下日記
・昨日は夜中まで、わたくしの芸術作品をつくっており、今朝は6時半起き。朝食後水島へ。午前中外来。午後から振動障害の末梢機能検査。この検査は、室温20~23度に設定した中で、皮膚温や振動覚を測定するもの。今日は、検査する患者さんが少なかったので、その中に1時間半だけおりましたが、体の芯まで冷えました。その後ちょっとデータの入力作業をして、18時頃帰宅。お風呂入って夕食。そのとき配偶者が山崎のハイボールを飲んでおり、誘惑に駆られてわたしも飲んでしまいました、と言うか、現在飲みながらこのブログを書いております。山崎はふたを開けたときの香りがよいですね。私、あまりウイスキーは飲まないのですが、配偶者が山崎や竹鶴を飲み出して、わたしもつられるように飲むようになりました。
・さて、これから切り紙をして、それから寝ます。明日は5時半にはおきて勉強したいです。



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