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手根管症候群/年上の男性からチョコレート

手根管症候群:CTSは、職業性疾患を診る私にとってはきちんと認識しておかないといけません。どういう職業に気を付けないかと言うと、私の場合ですが、VDT作業をするひとと振動工具を使用する人です。

・まずは『医学書院医学大辞典第2版』の説明↓



手根管症候群

シュコンカンショウコウグン

[英]carpal tunnel syndrome

[略語]CTS

 

手関節レベルでの正中神経の絞扼性神経障害である。手根管は手根骨群と屈筋支帯(臨床的には横手根靭帯:transverse carpal ligamentと呼ぶ)とからなるが,解剖学的要因すなわち手根管狭窄が発症の一要素と考えられている。臨床症状として手指のしびれ感,母指の運動障害が最も頻度が高い。橈側3本半(母指・示指・中指・環指橈側)の知覚障害,母指球橈側の筋萎縮,ファーレン徴候,逆ファーレン徴候などの典型的症状が揃えば臨床診断は容易であるが,非定型的症状で発症する場合もあり,電気診断により確定診断を行う。手の過度使用,妊娠,出産などを契機として発症することがある。長期人工透析によるものはアミロイド沈着による手根管狭窄(靭帯・腱・腱鞘などに沈着する)が原因と考えられている。

 

・整形外科学会のサイトの説明↓

 

http://www.joa.or.jp/public/sick/condition/carpal_tunnel_syndrome.html

 

・いずれにしろ、仕事による手の使い過ぎが原因の一つとなりますので、労働関関連患としてとらえておく必要があります。で、その診断に重要な検査につてい解説した論文↓

 

 


手根管症候群

臨床神経生理学 45巻(2017)1号




【抄録】手根管症候群 (carpal tunnel syndrome: CTS) における臨床神経生理学的検査の重要性について述べる。CTSのみならず, 絞扼性末梢神経障害は早期に的確な診断がなされ治療に結びつくことでより速やかで良好な機能予後が期待できる。病状が徐々にではあるが進行することで機能は低下してしまう。CTSの早期診断のためルーティン神経伝導検査に加えて, 正中神経と隣接する非障害神経との手根管部での神経伝導の比較などの比較法によって, 軽度のCTSの診断ができる。また臨床診断および臨床神経生理学的検査の結果によって治療法をどのようにすべきかの定まった結論は得られておらず, 今後多施設共同研究を行う必要がある。


・本文最後に、「CTSを疑われたら、すぐに臨床神経生理学検査によって、その重症度を評価することが重要である」となっております。いままで、CTSは疑うけど、神経伝導速度まではなぁ、と思っていましたが、考え方を改めないといけないでしょうか?大きな病院へ行くという患者さんの手間暇考えたら、どうでしょうか?でも、検査の提案はしないといけないのでしょうね。



以下日記

・2/23(金)は午前中外来。糖尿病の患者さんが、血糖悪くなっていったん帰宅したのか?また、外来に来られて、「これ、あげる」とチョコレートを私にくれました。奥さんに血糖が上がったことを怒られて、チョコレートを食べるなと言われたのでしょう。

・午後は、職場巡視してから、労働安全衛生委員会。それから新しく始まった夜間診療。医師退職のため臨時?で外来をいっぱいしないといけなくなりました。とりあえず、3月いっぱいは(月)(水)(金)と週に3回夜間診療をしないといけません。辛い。

・夜間診療後当直。最初結構時間外の患者さん来られ、その後病棟の対応。一段落して事務作業ができるかなと思っていたら、重症(ターミナルステージ)の患者さんがおられて病棟から呼ばれました。その方の主治医が遅くまで仕事をしていたので、そのDr.にみとっていただきました。夜中2時半頃病棟からの電話で起こされたのはシビレました。

・本日2/24(土)は、当直室でアイちゃんに7時に起こされました。シャワー浴びて、朝食摂って、外来です。(これまた臨時?ではいったもの)予約患者さんはたったの4名でしたが、いろいろ患者さんが来られて、結局20名以上診察したような。13時近くまで、外来して、帰宅。簡単な昼食後昼寝。15時に起きて、労災の裁判関係の意見書作成。9割5分できて、精神的に落ち着きました。明日、水島へ行って細かいデータを確認して意見書を完成させて、弁護士さんに送ることになると思います

・このブログいつもより早く夕方に書いています。もうちょっとしたら、素敵な女性が来るまで迎えに来て熟女たちとの飲み会の予定。明日は朝からちゃんと「仕事」しないといけないので飲み過ぎないようにしないと。



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