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巨細胞性動脈炎/2年ぶりのソバ打ちクラブ

巨細胞性動脈炎とは、側頭動脈炎とも言われていたものでリウマチ学会の説明は↓.




また、難病であり、難病情報センターの説明が↓




・で、NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました.


Giant-Cell Arteritis
Alex Rebello, Prashant Joshi.
 N Engl J Med 2022; 387:e36
・病変は側頭動脈に限らないので巨細胞性動脈炎という病名の方が妥当ですよね.ただ、この疾患の症状に顎跛行とか上肢跛行とかいうものがあるのですが、この命名はいただけないと思います.多分歴史的には下肢の間欠性跛行からとってきたのではないかと思います.(知らんけど)
そもそも顎跛行とは、『医学書院医学大辞典第2版』の側頭動脈炎の項の中に説明があります.
側頭動脈炎
[英]temporal arteritis;TA
[同義語]巨細胞性動脈炎 giant-cell arteritis,頭蓋動脈炎 cranial arteritis,ホートン症候群 Horton syndrome,ホートン動脈炎 Horton arteritis
比較的高齢者に好発する中動脈の巨細胞性動脈炎。特に側頭動脈の病変が主体で,大動脈やその分枝の病変も10~15%に認められる。頭痛,視力障害,側頭動脈の発赤・腫脹・疼痛・索状肥厚・拍動減少などがあり,側頭動脈の生検組織に巨細胞性動脈炎の所見(が認められれば診断は確定する。顎が咀嚼時などに疲労して痛むことがある。jaw claudication(顎跛行)と呼ばれるこの症状は外上顎動脈の阻血症状で,本症に特徴的である。内頸動脈の分枝である毛様体動脈の障害により失明することがあり,注意を要する。また,本症はリウマチ性多発筋痛症に合併することが多く,両者は同一疾患の表現型が異なったものとする考えもある.
・顎跛行って、ものをかんでいたら、すぐ疲れて痛くなってくるけど、ちょっとやすんだらもとにもどるという間歇性跛行に似てるからでしょうが、跛行=間歇性跛行ではなく、跛行にはいろいろなタイプがあります.まあ、間歇性跛行が有名だから、花といえば桜、祭りと言えば葵祭といような感覚で命名しちゃったのですかね.
跛行について↓
・何はともあれ、頭痛を訴える患者さんはこめかみを見て、触ってというのが大切ですね.あと、頸動脈の雑音も聴かないと.
以下日記.
・本日10/16(日)は、6時44分起床.8時過ぎまで"Causal Inference: What If"を読んでおりました.遅めの朝食摂りながら配偶者が録画していた「オクスフォードミステリー ルイス警部」というのを観てしまいました.ちょっと以前よりすこしTV(と言っても録画)を観ることが、少しだけ増えたかしら.その後夕方まで色々勉強したり事務作業したり、掃除したりパワポ作ったり.お昼に2年部にソバ打ちクラブに顔を出して会費の納入.ソバは打っていませんが、お仲間からうったソバをいただきました.明日の昼食はソバで決まりです.ただ、お金払いに行っただけなのに皆さんが元気でしたか?と声を掛けてくれて、全く職場と違う雰囲気.やっぱりサードスペースはいるなぁと思った次第.
・17時過ぎから1時間弱久々に草刈りをしました.その後、入浴、夕食.で、アルコールをいただいております.どうも、家で飲むアルコールには満足できません.ああ、バーにいきたーーーーいっ!
・現在↓のCD聴きながらこのブログを書いております.また、このカルテットの生演奏きいてみたな.
Help! ~Beatles Classics

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  • アーティスト: 1966 Quartet
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2013/06/05
  • メディア: CD
・そろそろ歯磨きして寝ます.

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