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G-CSF産生限局性胸膜中皮腫/展覧会は良いね

・標題のように↓のような症例報告がありました。



顆粒球コロニー刺激因子の発現を認めた限局性悪性胸膜虫脾腫の1切除例



日本呼吸器外科学会雑誌Vol. 31(2017) No. 5




【抄録】 顆粒球コロニー刺激因子(granulocyte colony-stimulating factor:G-CSF)の発現を認める限局性悪性胸膜中皮腫の1例を経験した.症例は75歳男性で,発熱と胸部違和感のため当院を受診した.胸部CTで肋骨に接する単発性の腫瘤を認めた.血液検査上,炎症反応上昇と発熱を認めたため手術まで抗生剤治療を継続した.術中針生検による迅速病理診断でも確定診断は得られず,左上葉切除と第1・2肋骨合併切除を施行した.免疫組織化学検査で肉腫型の限局性悪性胸膜中皮腫であり,一部の腫瘍細胞は抗G-CSF抗体陽性であった.術後化学療法は施行せず,20ヵ月が経過するが,再発なく生存している.限局性胸膜中皮腫は術中診断が困難な疾患であり,可能なかぎり術前の組織診断が望ましいこと,経過中に原因の特定できない炎症反応上昇を認めた場合はG-CSF産生腫瘍の可能性を検討する必要がある.


・抄録には書かれていませんが、この患者さん、石綿暴露あります。

・最後に経過中に「原因の特定できない炎症反応上昇 を認めた場合は積極的に血清 G-CSF 値の計測を検討す る必要があると考えられた.」とありますが、中皮腫に限らず、そうでしょうね。



以下日記

・7/9(日)にブログをアップしていらお久しぶりです。

・昨日7/15(土)は京都橘大学で3コマ(一コマ90分)の集中講義。終わってから三宮に行って、高校時代の部活(ハンドボール部)の同輩一人、後輩一人とお食事会。1年以上ぶりかな。まったく日ごろと環境の違う人たちと話をするのも、また、楽しからずや。呼称も日ごろの「先生」ではなく、「君」「さん」なので、気持ちよい。そば打ちクラブで、そばの先生は「さん」予備してくれますが、お仲間は「先生」と呼ばれる人もあって、なにか申し訳ない。と、言いながら日ごろ親しくない人に呼び捨てされたり、今教えている学生さんに「さん」でよばれたら、きっとムッとくるでしょうね。人間できておりません。

ここで一句。

先生と 呼ばれる程の アホじゃない(本歌取り?)

・3人で飲んだ後、私は明石の実家に宿泊。ただ、寝ただけ。実家帰ったら、長女が私の背中にラムネという文字と絵のはいったTシャツを着ておりました。おお、ここにあったのか。親父のTシャツを気にせずに着るのは、我が家の家風。

・本日今朝は早起きして、神戸ファッション美術館へ。本来そのまま岡山にかえるつもりだったのが、職場の上司JがわざわざLINEで「自然と暮らす切り紙の世界」という展覧会がしていると知らせてくれたので、そちらまで。(Dr.Jは、最近私が切り紙、コラージュをはじめたことを知っているので)今森光彦というもともと写真家の作品展なのですが、すごかった。切紙なのに水彩画のよう。微妙の彩度の違う紙の組み合わせで影をつくっていたりしてすごかった。そして、とても細かいところもカッターではなくハサミのみできっているというのもすごかった。で、作品が前記のように細かいのに驚嘆したのと、動物の切り絵は、何かユーモラスで自然に微笑んでしまう。癒されます。ほっこりします。・・・ほっこり驚嘆じーま・・・皆様もよろしければ行ってミソ。10月9日までしていますよ↓




・それから、併設されている神戸ゆかりの美術館では「手塚治虫展」をやっており、ここも観ましたが、最近集中力がすぐ落ちるので、宝塚にまたいくだろうからいいやという気持ちでさっと見ました。よかったのは、各漫画に手塚治虫の思いのコメントがついていたこと。・・・9月9日からは、萩尾望都のSF原画展があるみたいなので、これは絶対行かないと。

・展覧会後は帰路につきました。姫路によって昼食食べて、ちょっとだけ東急ハンズによって帰宅。かえってすぐシャワーあびて、来週の講義の準備。夕方つかれてきたので、リフレッシュ?のため庭の草抜き。これまた汗だくになったので、入浴、夕食。そして、このブログを竹鶴のハイボール飲みながら書いております。

・ちょっと過去を振り返ります。

・7/10(月)は午前中大学で勉強会、午後外来。

・7/11(火)は1日大学で勉強。18時にさっさと帰るつもりでしたが、エレベーターホールで下級生があつまっているので何をしているのと訊いたら飲み会だと。「あっ、そう」と帰ろうとしたら、一人急用でかえったので、穴埋めにきてくださいと言われたので「No.といえない日本人」のわたくしは、みんなにしたがって飲みに行きました。で、楽しいひと時をすごして、22時ころ帰宅。

・7/12(水)は1日仕事。午前外来、午後カンファレンス、夜間診療。さっさとかえりたかのですが、予想通り延長、

・7/13(木)は午前中外来。午後研修医+ちょうど実習にこられていた医学生さん+事務さんに論文の読み方のレクチャー。夕方通所リハビリのカンファレンス。19時半から当直。救急車はこなかったものの、夜中2回ほど起こされて睡眠とぎれとぎれ。

・7/14(金)は、6時半に外来に患者さんがこられて起床。そして、午前外来。午後産業医面談。本来午後は嘱託契約ではdutyはないのですが、なんやかんやで14時半病院を出て、帰りちょこっと天満屋のセリアによって帰宅。あつーてたまらんので、ビール飲んで、翌日の講義の準備をひたすら。

・で、昨日、本日に至る。で行きかえりで↓の本が読めました。なかなかおもしろい。ただし、この人のいっていることがどれだけ「正しい」か検証する能力がわたしにはありませんが。


怖い絵 (角川文庫)

怖い絵 (角川文庫)

  • 作者: 中野 京子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2013/07/25
  • メディア: 文庫

・近々兵庫県立美術館で、7月22日から「怖い絵」の展覧会↓があるので、予習です。続編も読むつもりです。




・もう酔っぱらったので、これからベッドで本を読みながら寝ます。さて、何を読もうかとあたりをみわたしたら、AERA Mookのブリューゲル「バベルの塔」展 公式ガイドブックがあったので、それにしましょう。



 

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