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生きております/肝に星

・皆様、超お久しぶりです。4/12にブログをアップして以来です。皆様方には私が、甲状腺癌もしくは肺塞栓で死亡したのではないかと心配してくださったかたもおられるでしょうが、一応元気です。今回は、日記的な記事を最初に、あとの方に医学関係の記事を書いております。お勉強のみしたいかたは、最初の方はスキップしてください。

・4/13(月)は、午前中大学に行って、勉強会。ZOOMの設定・試用です。これなら行けそうと言うことで、その次からは毎週ZOOMで勉強会しておりました。そもそもCOVID19のため、現在大学の構内には入るなというおふれが出ているので、長い間電車にも乗らず、大学にも行っておりません。ZOOMの使い勝手はまずまずですが、ちょっと不便なところもありますね。

・さて、この間我が家では大変なことが起こっていたのですが、そのことについてはまた日を改めて書きます。5月の連休までは粛々と仕事と博士論文(略して博論)を書いておりました。こんだけ短期間に頭使ったのは、多分生まれて初めて。以前私の勤める生協でISO9000を導入するときもかなり頭を使いましたが、それは一定期間があったので「集中」して頭を使うことはありませんでした。いや、そういえば過労死の意見書を書くときはメッチャ頭を使いましたね。

・博論最後の方は、Excelの表をWordにするのにとっても大変でした。(論文投稿規定でExcel表をWordに貼り付けてはダメとあったので)。で、なんとかできたのですが、数日後基本の戻ってと思い統計学に入門書読んでいたら、Excelの表をWordに貼り付けて、列なんか挿入したら、大惨事になるとかかれており、やっぱあ世界的に苦労する問題だと「安心」しました。雑誌の投稿来てもExcel貼り付けでOKだったらよいのにね。

・世の中連休というのをいつからいつまでと言うのか知りませんが、4/29と5/3は休みました。あと5/6の今日までは病院へでていました。(半日から3/4日くらい)∵重症の患者さんを診るのとたまっている書類の処理。あれだけ飲んでいたアルコールも飲んでおりません。(一つは論文書くため、一つはいつ呼び出されてもたいおうできるため)

・現在の問題は舌にアフタができて痛いのと、なにかしゃべりにくい。声帯麻痺のつぎは舌の麻痺か?ちょっと、怖いです。

・さて、明日、あさっては普通に仕事。土曜日は某学会のZOOMでの会議。日曜日はお休みです。1日病院行かずにずっと家で休んでいたいものです。



以下医学の話

・starry skyって、星空のこと。starry nightは星月夜・・・ゴッホの絵ですね。(ムンクにも同名の絵あり、ゴッホへのオマージュかどうかは不明)。で、それから私は宮澤賢治を連想しますが、それはおいといて・・・「地上の星」は、中島みゆき↓




そして肝臓の中の星はというと、胆管過誤腫。NEJMに下のようなレポートがありました。


“Starry Sky” Appearance from Multiple Biliary Hamartomas


N Engl J Med 2020; 382:e33 April 16,2020




・確かに星空のように見えます。胆管過誤腫とは『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


胆管過誤腫 biliary hamartoma

肝全葉に及ぶ白色の多発性小結節として発生することが多く,肉眼的に転移性肝癌と誤認されることもしばしばある。フォン・マイエンバーグ複合体(von Meyenburg complex),モシュコウィッツ複合体(Moschcowitz complex)としても知られている。組織学的には,周囲を豊富な線維性間質に取り囲まれた,大小胆管の限局性異常増生を認め,それぞれの胆管の増生は不規則であるが,病変全体としての境界は明瞭で細胞異型は認められない。病因としては肝虚血との関連がこれまで示唆されているが,時として胆管癌への悪性変化例も報告されている。一般的な形態を呈するものの中で直径の大きなものは,胆管腺線維腫(biliary adenofibroma)と呼ばれている。


・NEJMのレポートでは鑑別疾患が書かれていませんが、それなりに鑑別疾患があるみたいですね。あと、ここでは、臨床画像のStarry sky像ですが、病理像では、Burkittリンパ腫の所見をstarry sky像というみたいなので、病理の話か臨床画像の話かでちがってくるので間違いが起こるかも知れませんね。


cf. Burkittリンパ腫の病理象


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