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鉄欠乏でパニック?/ウィールチェアー・インで驚いた

標題は↓のようなレポートを読んでかいたものです。


鉄欠乏によると思われたパニック症の1例
目黒 浩昭, 山口 美佳, 長岡 正範
日本プライマリ・ケア連合学会誌45 巻 (2022) 2 号



【抄録】鉄欠乏によりパニック症を発症したと考えられた1例を報告する.鉄はセロトニンを始め脳内モノアミンの産生において重要な役割を担っており,鉄欠乏と不安障害や抑うつ気分の合併が報告されパニック症の合併の報告も散見される.症例は30代の女性事務職員.頻繁なパニック発作で受診した.氷食症など鉄欠乏を疑うエピソードがあった.貧血はないが血清フェリチン値5.8 ng/mLと高度の鉄欠乏を認めた.鉄剤の補充とともに症状は改善した.血清フェリチン値の再低下の際に軽い発作を認めたが再補充による正常値の維持によりその後の発症を認めていない.若年女性にはかなりの割合で貧血を伴わない潜在的鉄欠乏が存在する.パニック症や抑うつ,不安障害を有する若年女性には抗うつ薬など一般的治療法とともに鉄欠乏も想起し検査を行い,鉄欠乏が存在するなら鉄補充により症状改善を期待することができるのではないだろうか.


・読んでみて、「へーッ」でした。これから気をつけないと。ところで「鉄欠乏」の程度の分類ってあるんですか?フェリチン 5.8が高度鉄欠乏なのか。あとで、調べてみようと思います。(覚えていたら)


以下日記

・本日6/22(水)は6時半起床。病棟よって午前外来、午後回診と発熱患者さん診て、カンファレンス、ショートの夜間診療で帰宅は18時50分でした。例によってネコたちに餌をやりに行ってから入浴、夕食。アルコールを飲みたいところでしたが、我慢してノンアル。その後学位発表の準備してこのブログを書いております。

・本日午前の外来でひっくり返りそうなことがありました。他のDr.にかかられている患者さんが、今週に入ってから動きが悪く立ち上がれなくなったとのこと。車椅子をおされて診察室に入られてきました。(わたしが勝手にwheelchair-inと名付けましたが)受け答え可能、脚は立たないみたいですが、両上肢の明らか麻痺は無し。頭部のCT撮ったら、なんと脳幹出血でした。で、慌てて脳外科に紹介。文章で書いたら簡単ですが、かなり大変、時間も摂られ、他の外来患者さん1時間くらいお待たせすることに。それでも、待ってくださり、診察室の中でも小言も言われず。(多分他のスタッフさんが対応してくれていたのでしょう)もう、これで疲れてしまいました。その後は、力を振り絞って仕事・・・というのは大げさですが、夜間診療が終わる頃には疲労困憊でした。まあ、ホンマ、色んなことがありますね。(脳幹出血って、意識障害、四肢麻痺というイメージでしたので)勉強にはなります・・・って、もうそろそろ医師人生が終わる頃にこんな台詞、どうかしら。いつまでたっても、未熟者。

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