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コラーゲン大腸炎による蛋白漏出/金沢観光DAY2

・ collagenous colitisは最近は、コラーゲン大腸炎とか膠原性大腸炎と言われているみたいですね。医学書院医学大辞典第2版の説明によると↓

コラーゲン大腸炎
コラーゲンダイチョウエン
[英]collagenous colitis
原因不明で,慢性の水様下痢と潰瘍を伴わない粘膜の炎症所見を認める疾患。粘膜上皮下にコラーゲンの沈着がみられ,このため大腸の正常の吸収が障害されていると考えられている。1976年リンドストロム(Lindstrom CG)によって提唱された新しい疾患単位である。microscopic colitisの亜型とする考えもある。Lindstrom CG: ‘Collagenous colitis’ with watery diarrhoea-a new entity?  Pathol Eur 11:87-89, 1976

・これを起こす原因の一つとしてプロトンポンプ阻害薬(PPI)が最近は知られてきていると思いますが、ちょっと古い記述だとそういうことは書かれていませんね。実際上記辞典や南山堂医学大辞典第19版にもPPIのことは書かれていませんし、↓のような難病情報センターのwebsiteにもかかれておりません。

Microscopic Colitis(平成22年度)

http://www.nanbyou.or.jp/entry/906

・で、今回は、この疾患が蛋白漏出性胃腸症を伴ったという症例報告をみましたので、ご紹介↓

Collagenous Colitis Associated with
Protein-losing Enteropathy

https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/54/22/54_54.5284/_pdf

・ということでPPI飲んでいる患者さんが、蛋白が低かったらこういうことも考えましょう。

 以下日記

・11/28(土)の午前で金沢での研究会が終わり、それから観光モードとなっておりました。で、本日は16時まで金沢観光。

・まず8時半にホテルをチェックアウトして、ひがし茶屋街へ。なかなか風情があります。御茶屋の中を3軒みましたが、すごい。江戸時代の町人ってすごいと思いました。(昨日は足軽の生活が想像よりよかったと思いましたが)特に懐華樓の朱塗りの階段や大広間、お茶屋文化館の群青の間は色彩がとっても綺麗でした。

・その後21世紀美術館へ。ここは2回目ですが、前回プールの下に入れなかったのですが、今回入れました。そもそも私、現代美術なんてどうもという感じなのですが、今回かなり社会性の高いものが展示されており興味深かったです。特にペドロ・レイエスと言う人は、ちょっとフォローしておきたい。また、名前を覚えていないのですが、フィンランドで原発を扱った人もちょっとチェック。(大体美術展に行ったら図録は買うことにしているのですが、今回あまりにも高いのでちょっと躊躇して購入せず。)

・その後県立美術館へ。時々海外の著明な作家の作品が地方の美術館にもあるのでそれを期待していったのですが、ありませんでした。(と、言うか私が知っている範囲なので、美術愛好家はこれがあるじゃろーと言われるかもしれませんが...)ただ、そこでは石田康夫という作家が気になりました。ちょっと調べておきたいと思います。で、そのとなりの県立歴史博物館の外観が赤れんが造りでとっても素敵だったのですが、時間の関係で入らず。今度金沢に行ったときは、中を見てみたいです。

・15時頃金沢駅にもどって遅い昼食=金沢カレー:濃厚なルー、カツ、キャベツがステンレスの皿にのせられフォークでたべるというものらしい。メッチャおいしというものでもなかったですが、それは私が入った店がたまたまそうだったかもしれません。その後お土産買って16時1分のサンダーバードで帰ってきました。帰宅は20時半前。夕食は、ノドグロの柿の葉寿司。ノドグロの看板はあちこちでみましたが、かなり高いお魚みたいですね。今度は、刺身やあぶりで食べてみたいですね。

・さて、明日から通常モード。午前は大学、午後は病院です。

・と、言うような金沢観光でした。本当は夜に石川の日本酒を堪能したかったのですが、どうも着いた夜に飲み過ぎて胃の調子が悪くて飲めませんでした。今度は、多品種少量といきましょう。



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