SSブログ

盲腸の蟯虫/Webinar三昧

小学校の頃私も蟯虫を「飼って」いたことはあります。一般的に蟯虫症の症状は、お尻がかゆいことですね。『医学書院医学大辞典第2版』の説明↓


蟯虫 ギョウチュウ Oxyuris vermicularis

ヒト,特に小児に高率に寄生する線虫で,世界各地でみられる。成虫は雄2~5mm,雌8~13mmの白色紡錘形で,盲腸に寄生し時に小腸下部にもみられる。雌成虫は成熟すると夜間患者の睡眠中に大腸を下って,肛門外に出て,周辺に約1万個の卵を産み付けて死亡する。卵は約50~30μm,無色の柿の種子形で数時間で感染可能となり,患者の手指,衣類,塵などを介して患者や周囲のヒトに経口感染する。卵は小腸上部で孵化し盲腸に移動し2~3週で成虫となり,雌は約50日後に産卵を行う

今日の治療指針2020の説明(抜粋)↓


蟯虫(Enterobius vermicularis)が盲腸に寄生して起こる感染症である.日本国内では1980年代頃まで感染率が3%以上にのぼっていたが,最近は1%以下に低下している.
・症状は肛門周囲に産下された虫卵の刺激による瘙痒感で,小児では不眠,神経過敏などがみられることもある.消化器症状は少なく,時に虫垂炎の原因になる.
・診断には蟯虫検査用セロファン紙を肛囲に貼付し虫卵を検出する.起床後,排便前に2~3回連続して検査を行うことが必要である.なお,学校保健安全法による低学年児童への蟯虫検査が2015年に廃止されたため,検査を受託する検査会社が近年は少なくなっている.


・2019年の今日の治療指針には「まれではあるが,虫垂炎,腸管の潰瘍,腹膜炎,膀胱炎などの原因となることもある.」と書かれています。


・遠い昔に習ったのみで、ほとんどお目にかかったことがないので、お尻の痒さしか記憶になかったですが、腹痛の原因にもなり得るのですね。で、↓のようなNEJMのレポートがありました。ビデオ付きですがちょっとキモいので気の弱い人はみないようにしましょう。


Parasite in the Appendix


Clement Julien, M.D., and Adel Omouri, M.D.


N Engl J Med 2020; 383:e72






以下日記

・本日9/12(土)は、6時16分起床。今日1日主には「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」の講義を視聴しておりました。9/18までに20(+1)みないといけないのですが、今日4コマ聴いて、あと9コマとなりました。夕方蕎麦を打って、シャワー浴びて、18時前に配偶者と新倉敷駅の方へ。二海という和食の店にいきましたが、閉まっていました。というか、概観から判断するに廃業したみたい(ちがってたらごめんなさい)。で、鳥田金という焼き鳥屋さんへ。おいしくいただきました。配偶者はハイボール2杯のみ、料理もおいしいとご満足。配偶者のご機嫌が私の心の安寧に影響しますので、本日は良かったです。19時半前に帰宅し、現在ビールをのみながらこのブログを書いています。講師の先生には失礼ですが、あと一コマWebinarの講義を聴いておこうと思います。

nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。