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患者さんが問題や要求を言語化できるとはかぎらない/つらい宿直

本日1/3も午前中はずっと座正月。7時過ぎに目を覚まして朝食後は、"Causal Inference: What If"を1時間ばかり訳して、あとはたまっている資料を見ておりました。今日届いた「心のひろば」という林友の会という岡山市にある林病院という精神科病院の患者・家族会の機関紙もよみました。その中の新春座談会(長期入院患者さんお隊員支援と地域移行をテーマとしたもの)のなかで、「利用者さんは自分の気持ちをうまく言語化できるひとばかりではないので・・・」という発言がありました。これは、一般の患者さん、また我々医療従事者もうまく言語化できないこともあります。忙しい外来や入院患者さんの回診時、自分がその言語化を「手伝っているのか」というと、やっていない、うまくできていないと反省いたしました。

・ところで、EBMの五つのステップというのがあります。それを解説している本やサイトによって表現のニュアンスがちょっとちがくように感じる(わたしだけ?)のですが、とりあえず↓のようになっています。(http://spell.umin.jp/EBM.htmから引用)


step 1:疑問(問題)の定式化
step 2:情報収集
step 3:情報の批判的吟味
step 4:情報の患者への適用
step 5:step 1~step 4のフィードバック
・この一番最初の部分ですが、「目の前の患者から生じる疑問や問題を,分かりやすい形に整理する過程です」と書かれておりますが、医療者の疑問もさることながら、患者さんがどのような問題や要望を持っているのかを言語化してもらわないと話がすすまないと思います。つまり、ステップ1がきちんとできるためには高いコミュニケーション力が必要と思うのです。ときどき研修医にはそういったお話をするのですが、あらためて、自分でもどうなんかなと反省したしだいです。
・このブログを書いているのは13時過ぎなのですが、これからお昼をいただいて、ちょっとお昼寝して、17時30分からの初仕事:宿直に臨みます。何事もありませんように。インシャラーメンダブツ。

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