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自分の死に目に子供にあう/映画は貧困な想像力を補ってくれる。

11/3(火)の健康祭りで、『死ぬときくらい好きにさえて」もらえるかな?~ACP、人生会議、心づもりの話~』という演題で講演をしました。今後、何回かこれに関係することを書いてみたいと思います。

この講演で、親の死に目に会いたいですかと言うような質問をしました。直接その質問の答えの話ではなく、講演が終わって家に帰って考えたこと。「親の死に目にあえない」という言葉は、子供の方からの視点ですね。親からいうと「死に目に子供に会えない」ということになります。もう、意識がなくなっている場合は、もうそのようなことは関係ない(かな?)でしょうが、意識があって、「ああ、俺は、もうしんでいくんだな」という場合、やっぱり子供に会いたいのではないか?少なくとも、私はそうです。家族に見守られて、最後に「ありがとう」と言って死んでいければ最高でしょうね。でも、なかなかそうはならないでしょうね。

・ところで、ちょっとネットで親の死に目のことを調べてみたら、子供が親より早く死ぬことといういみであると書いているサイトもありました。ただ、私がみたところは、その出典がかかれていなかったので、本当にそうなのかどうかは、今のところ私には分かりませんが、面白い観点だと思いました。


・ちなみに私の講演の演題は、↓の本からいただいたもの。オマージュです。


樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ (上製本)

樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ (上製本)

  • 作者: 樹木 希林
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2019/01/28
  • メディア: 単行本


・このキャッチコピー「死ぬときくらいすきにさせてよ」というのが、とってもすごいと思いました。今の医療、社会の問題点を見事に捉えていると思いました。このキャッチコピーは、樹木希林が言ったのではなく宝島社の(関連の?)コピーライターが考えたものだそうですが、見事という他ありません。なぜ、死ぬときくらい好きにさえてもらえないのか、ちょっとそういう話も講演に入れたのですが、それについては、後日(私が覚えていて、かつ、気力があったら)書きます。

ちなみにこの本、とても面白かったです。右のページに短い樹木希林の言葉、左側に「解説」もしくは、写真が載っています。あっと言うまに読めました。(しっかりかみしめて本を読む人はとても時間がかかるかも)                    

・まったく余談ですが、この本の表紙の写真は、ジョン・エヴァレット・ミレーの『オフィーリア』という絵へのオマージュですね。オフィーリアとは、『ハムレット』にでてくる女性ですね。この表紙の写真は、CGではなく、実際に撮影現場にセットを組んで撮ったものだそうです。


以下日記

・本日11/5(火)は6時起床。ちょっとだけ朝勉して出勤。7時半には病院につきたかったけど、8時前になりました。6時起床は遅いですね、なんとか5時半起床にしないと。それはさておき、ちょっと病棟へ寄って午前外来。外来中病棟の看護師さんより患者さんの状態の報告→転院を早急にしないと判断。これで、午後の時間をとって、大学へ行くつもりが、いけませんでした。その患者さんが転院した後もやることいっぱいで17時半まで仕事。で、18時過ぎに帰宅です。お風呂入って、録画の「月曜から夜ふかし」観ながら夕食。そして、このブログを書いております。以下は、昨日のお話。

・11/4(月)は5時47分起床。勉強と色んなものの整理。10時過ぎに配偶者と岡山(市)へ。まず、天満屋の北海道物産展へ。11時半頃について、そこで「いわしのほっかぶり寿司」(正確には、ほっかぶり以外のいわしのいろんなすしの詰め合わせ)を買ってランチ。それからソフトクリーム。物産展いろいろみてからニトリ、無印、ロフトを見て回り、14時前からシネマクレールで『ガーンジー島の読書会の秘密』という映画を観ました。熱心な読者なら覚えておられましょう。10/20のブログ↓




で、「足るを知りながら、大志を抱け」という言葉が、この映画にでているという映画評を読んで観たいと思っていたのですが、ちょうどシネマクレールでやっていて、観に行きました。戦争が暗い影を落としているのですが、想像力の乏しいわたしに、どれだけ戦争が悲惨か、罪作りか、ということを思い知らせてくれました。ひどい戦争シーンや残虐シーンなんて、ありません。アメリカ映画でよくある、メッチャリアルな残虐シーンはありません。なのに、戦争がどんなにむごいものか分からせてくれると思います。(この映画はイギリス・フランス合作みたいです)・・・ところで、この言葉、字幕をおっていたので、英語が聞き取れませんでした。どなたか知っている人は元の英文をおしえてください。

・映画の後は、また、天満屋の物産展に行って、買い物。それから高島屋へ行って、私は岡山の宮下酒造の「クラフトジン岡山」というのをたまたまみつけて買いました。そのジンでカクテルもどきをつくって飲んだのですが、これは、ウマイッ!当たりです。今回は適当に作りましたが、今度はきちんとジントニックやジンバック、ジンリッキー、ギムレット等作りたいですね。


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