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肝肺症候群/願わくば全国の仲間がCOVID対策会議で疲弊しませんように

過去何回か「肝肺症候群」について書いたと思うのですが、復習。『医学書院医学大辞典第2版』の説明は↓


肝肺症候群 カンハイショウコウグン hepatopulmonary syndrome


 慢性の肝疾患,特に肝硬変に伴い,明らかな肺の基礎疾患がないのにもかかわらず軽度の低酸素血症,動脈血酸素飽和度低下を呈する症例群をいう。症候として呼吸困難や起坐呼吸がみられる。その機序として肺内の毛細血管拡張や低酸素性肺血管収縮の消失による右左シャントの形成が想定されている。ソマトスタチン,インドメタシンは短期間的には低酸素血症を改善するが,原病自体の改善がなければ,長期的には限界がある。症例によっては肝移植の対象となる。

で、今週のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。



Hepatopulmonary syndrome


N Engl J Med 2020; 382:e14 Mar 5 ,2020




・肝臓が悪い人が、バチ状指になっていたら、この疾患も考えないといけないということですね。


あっという間に以下日記

・本日3/5(木)は6時起床。今日は自分の健康診断の日だったので朝食抜きで、少しだけ朝勉。それから水島へ行って健診。胃カメラは既に反回神経まひの精査でしていたので、本日は行わず健診は早く終了。玉島の帰り喫茶店でモーニングサービスの玉子ホットサンドを食べて玉島へ。回診、職員健診の胸部レントゲン読影。午後からは、会議が二つ。二つ目の会議が16時から18時新型コロナウイルス対策の会議。まあ、よくわかっていない病気にどう対応すべきか、本当に大変。職責者クラスが参加していましたが、いろんな部署でいろんな大変なことが。まあ、まずは何が課題かを明らかにすることが大切。課題が明らかになれば半分解決したようなもの(と、マルクスが言っていたような気がするが、きおくちがいか?)。似たような会議が日本全国の医療機関で行われているでしょう。実際の病気の診療に至る前に、会議の連続で疲弊するかもしれません。会議の終わりに、医者がいなくてもようような議論には医者を呼ばないでということと、みんなが一堂に会する会議を繰り返せば時間、労力が大変なので、関係の部署間のみの連絡や院内メールをうまく使って、会議で疲弊しないようにしてくださいというような趣旨で発言しましたが、うまく伝わったかしら。

・会議は1時間くらいで終わるかなと思っていましたが前述のように2時間。持病の腰痛が悪化しました。(会議室の椅子は私の腰にはあわないのです)帰宅は18時30分。お風呂入って、録画の「マツコの知らない世界」を観ながら、夕食。今回干し芋の話でしたが、配偶者が何回も「おいしそーっ」と叫んでおりました。その後、このブログを書いております。この後少し博士論文のための参考文献読んで寝ます。

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