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SSP:持続可能な開発目標 (SDGs) の達成に向けた環境リスクを考える ─有害物質と私たちの健康と生活/藤波と長州

『学術の動向』という雑誌があります。そのhomepageに以下のようなせつめいがあります↓


科学者コミュニティと社会をつなぐ総合学術誌。日本と世界の学術の動向、日本学術会議の状況、内外で開催される学術講演、シンポジウムの情報を掲載。日本学術会議月報の後を受け、1996年4月創刊。編集:『学術の動向』編集委員会。編集協力:日本学術会議。毎月発行。


最初この雑誌を見たときは学術会議の機関誌とおもっていたのですが、ちょっと違うみたいです。でも、編集に学術会議が協力しているので、準機関誌と言うべきものでしょうか?ようわかりませんが...

・で、今回の標題のような特集がありました。


学術の動向 24巻 10号




・この中で、過去の公害問題がとりあげられています。水俣病やイタイイタイ病、四日市喘息等は有名でしょうが、土呂久(とろく)ヒ素中毒というのもこの雑誌の中で取り上げられています。恥ずかしながら私も大学院へ入るまでは、全然知りませんでした。みなさんと情報を共有したいと思います。

あと、そのミュージアム↓





あっという間に以下日記

・本日3/27(金)は、6時15分起床。ほんのちょっとだけ朝勉して出勤。午前外来、午後二つ会議。その後回診して、18時30分帰宅。お風呂入って、夕食摂って、アルコール摂取しながら勉強しました。で、↓の本を読み上げました。


必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則

必ずアクセプトされる医学英語論文 完全攻略50の鉄則

  • 作者: 康永 秀生
  • 出版社/メーカー: 金原出版
  • 発売日: 2016/01/22
  • メディア: 単行本
・単に英文の説明では無く、心得とかものの考え方とかかかれていて面白かったです。ただ、この本1冊読んだら必ずアクセプトされるかというとそんなことないと思いますが...
コラムが結構面白くて、150ページの「査読、恐れるに足らず?」というのは、ソーカル事件を彷彿させるものでした。ちょっと元の論文?を読んでみたいと思います。
・ところで、今朝配偶者とTVのニュースをみていると藤波コロナ感染というような見出しがありました。私は心の中で藤波辰爾?と思いましたが、言葉に出さなかったら、配偶者が「藤波辰爾」と声に出して言っておりました。やっぱり、私らの世代は、藤波といえば辰爾です。で、職場でわたしのオヤジギャグをほとんとどすべて拾ってくれる看護師さんに波がコロナに感染したって」とはなしたらやっぱり「辰爾?」という返事でした。もう一人のやや年下の看護師さんに言ったら、「達也?」って。そりゃ、私の名前ドス。多分藤原竜也と混じったな。で、藤波辰爾ときたら長州力ですが、PCに長州力といれようとしたら、尿臭力と入れてしまいました。日ごろ面白い誤変換やミスタッチは、おおっぴらに宣伝するのですが、あまりにも失礼なので、このブログ記事内でご紹介です。せめて、消臭力としていたら、「エステー化学かっ」というツッコミになるのですが...


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二重の不幸/自給自足を目指す?

標題の言葉をみて、何を連想されるでしょうか?わたしは、呉秀三を連想しましたが、その通りでした。

・J-STAGEをみていると本当に色んな雑誌があるんだなと感心するのですが、その中に『九州神経精神医学』というものがあり、その63巻(2017)3_4号の巻頭言に『二重の不幸』とありました↓




・我が家の本棚に↓は立っているのですが、いまだ読めていません。自分が死ぬまでに読まないと...


[現代語訳]わが国における精神病に関する最近の施設

[現代語訳]わが国における精神病に関する最近の施設

  • 出版社/メーカー: 青弓社
  • 発売日: 2015/12/02
  • メディア: 単行本
・あと、死ぬまでに映画の『夜明け前』↓はみておきたいですね。(島崎藤村じゃないよ)
以下日記
・昨日3/25(水)は、6時起床。いろいろ事務作業があり朝勉はできず出勤。午前外来。昼から回診とカンファレンス。夜間診療。19時50分帰宅。お風呂入って夕食摂って、少しだけ論文書いてねました。
・本日3/26(木)は6時過ぎ起床。早く身支度して、玉島の病院へ。重症の患者さんみてから水島へ。午前産業医学科外来。午後は倉敷市役所で公害健康被害認定審査会、その後病院へ戻って回診。18時に病院出て18時30分帰宅。お風呂入って夕食摂って、現在アルコール飲みながらこのブログを書いております。これからちょっとだけ本読んで寝ます。
・突然昨日から今日にかけて思ったことですが、なにか農作物(芋かな)を作ろうと思います。今コロナで都市、地域が分離/隔離されるような状態。流通が乱れる。これに地震のような災害が重なったらスーパーで食事もかえなくなるかも。自給自足が必要な時が来るかもと考えると、幸いなことに義父の畑があって、今は草しか刈ってないけど、そこに作物をうえて自分たち家族が食べるくらいのものを補うようにした方が災害対策として必要かもとかんがえるのでした。

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テラゾーって寺蔵という人の名前?いいえ違います。テラッツォのことです。/男前記念日

・またきちんと記事を書こうと思っていますが、じん肺との関係で人造石についてネットで調べてみました。そもそも人造石って何?ということで↓


建築用語集

人造石・人造大理石




(労働衛生的には、キッチンや浴槽が大切。)


で、ちょこちょこみているとテラゾーという言葉がでてきました。まず、イメージしたのが

寺蔵?ちがいますね↓


テラゾー





・最近artificial stoneによるじん肺が増えているという論文をいくつもみました。一度きちんと記事にかいてみたいと思いますが、今日はここまで。


以下日記

本日3/23(月)は、5時49分起床。ちょっとだけ朝勉して午前中は大学院。ついに本日↓のテキストを読了しました。中級の疫学のテキストです。ちょっと癖がありますが、とても勉強になりました。


Epidemiology: Beyond the Basics

Epidemiology: Beyond the Basics

  • 出版社/メーカー: Jones & Bartlett Learning
  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: ペーパーバック
次の勉強会は、4/13からで、↓をやる予定です。皆様、おこしやす。
Causal Inference in Statistics - A Primer

Causal Inference in Statistics - A Primer

  • 作者: Pearl, Judea
  • 出版社/メーカー: Wiley
  • 発売日: 2016/02/19
  • メディア: ペーパーバック
・午後からは病院でお仕事。回診、感染の学習会、夜間診療、病状説明で、19時36分帰宅です。今日の夜間診療で若い女性から「先生、男前」といわれ握手を求められました。それを聞いたバックヤードの看護師さん達は、3月23日は男前記念日、記録しておきましょう、世界に発信しましょうなんて、好きなことを言っておりました。で、ログして世界に発信です。
帰宅後は入浴、夕食、そしてちょっと調べ物してこのブログを書いております。あと30分くらい勉強してから、寝たいと思います。
「先生、男前」と君が言ったから3月23日は男前記念日。

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排尿時に血圧が上がる病気ってなーーんだ?/10年以上ぶりにSKECHERSの靴を買う

日常診療で排尿時血圧が下がって意識を失う患者さんにたまーに遭遇しますが、排尿時血圧があがるという患者さんにはお会いしたことはないし、全然鑑別診断が思いつきません。↓の様なレポートがありました。なるほど、生理学的に考えると自律神経かホルモンの問題だから、徹底的にそこを検索すべきと言うことですね。



Miction-induced Hypertension Disclosed by Home Blood Pressure Measurement in a Patient with Small Paraganglioma
 Masakazu Teraaki, et al.
Internal Medicine 59巻(2020)6号

 
【Abstract 】
A 46-year-old woman complained of a 10-year history of headache, nausea, a precordial oppressive feeling and shortness of breath on miction. She had noted a marked elevation in her blood pressure after miction using home blood pressure measurement. Her catecholamine levels were less than twice the value of the normal upper limit. Several imaging modalities detected a urinary bladder tumor, and 123I-metaiodobenzylguanidine scintigraphy showed positive accumulation. The diagnosis of urinary bladder paraganglioma was confirmed by partial cystectomy. We must keep in mind that paroxysms and hypertension associated with miction are important diagnostic clues of pheochromocytoma/paraganglioma. Home blood pressure measurement was very useful for detecting hypertension in this case


・この患者さん10年も苦しまれたんですね。.オシッコ行くのが怖かったでしょうね。膀胱内留置カテーテルを入れていたらそういう発作は起こらなかったのでしょうか?



以下日記

・本日3/22(日)は、5時34分起床。朝食医学は11時まで論文書いておりました。つかれて外に出て30分くらい草抜き。12時くらいに配偶者と家を出て「いわ栄」という中庄になる回転寿司屋さんで昼食。その後アリオへ行ってちょっと買い物。アウトレットのSKECHERSで靴購入。2足目買うと30%OFFという表示に惹かれ、配偶者と自分の二人分の靴を購入。その後配偶者をわかれて私はアリオ内を「ウォーキング」し、無印良品のコーヒーをのむスペースに1時間ばかり座って読書。それからJR→歩きで16時35分帰宅。結構汗かいたので早めの入浴。そして早めのアルコール摂取です。で、アルコールを飲みながらもテキスト読んでいると配偶者帰宅。19時過ぎて夕食(ラーメン)で、録画の『激レアさんをつれてきた』を観とりました。その後ちょっとだけ勉強してこのブログを書いております。21時台には寝て、明日5時台におきたいと思うのですが、はたして起きられるかな?


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パルスCOオキシメーターってご存知?/脳みそがすぐ疲れます

標題のパルスCOオキシメーターってご存知でしたか?何年も前から発売されているのですが、↓の論文読むまで知りませんでした。



メトヘモグロビン血症


耳鼻と臨床 65巻(2019)2号




(本文中でPaO2とすべきところSaO2となっているところがあります)


上の論文は標題のとおり、メトヘモグロビン血症のお話ですが、そのモニターとして経皮的にメトヘモグロビンが測定できる器械を紹介されていました。それは、一酸化炭素も測定でき、そもそもの名前が「パルスCOオキシメーター」。オキシメーターってそもそも酸素を測るものなので、何か名前が変だなと思うのですが、まあよろしい。ごくごくたまーに救急の現場でCOやメトヘモグロビンが簡単にはかれたらよいなと思っていましたが、この機械があれば良いですね。また、ハンディーなものは、産業現場でのCO中毒への対応に役立つでしょう。ただ、病院ではほとんどつかうことはないでしょう。(タバコ吸っているかすっていないかの目安になるかな?)

日常の診療では、一酸化炭素より二酸化炭素の測定が必要な場合が圧倒的におおいと思います。経皮的に二酸化炭素を測定する器具もあるのですが、最近のパルスオキシメーターのようにちょっと指先を挟むだけで測定できる簡単なものは、まだないのでは無いでしょうか?(あったら、教えてください)↓は経皮的CO2モニターの論文。



一般病棟でこそ使ってみよう!経皮的CO2 モニタリング装置(TOSCA[レジスタードトレードマーク]


? 福家聡


日本呼吸ケア・リハビリテーション学会 26巻(2016) 3号




【抄録】適切な呼吸管理に欠かせないPaCO2 のモニタリングにおいては,動脈内留置カテーテルを用いた方法が主に用いられているが,侵襲的であることや継時的変化をリアルタイムに捉えることができないなどの問題がある.我々はこれまで非侵襲的かつリアルタイムのモニタリングが可能な,経皮的動脈血二酸化炭素分圧(PtcCO2 )装置(TOSCA[レジスタードトレードマーク])について基礎的検討と臨床応用についての検証をしてきた.

まずTOSCA[レジスタードトレードマーク]の精度を基礎的な条件下で検討した.被験者の動脈血二酸化炭素分圧を任意にコントロールし,経皮的に測定したPtcCO2 が個人内でのPaCO2 変化を変化させたところ,良好な相関を認めた.また急性変化に対するPtcCO2 の追随性も良好であった.臨床での使用経験として急性期における症例では,気管支喘息重積発作やCOPD増悪,肺結核後遺症患者での急性期NPPV導入について検討した.これらの症例では,呼吸不全が進行した際にはNPPVの設定変更や挿管人工呼吸管理が必要となる場合もあり,刻々と変化していく病態を把握し評価するという点において,経時的なPaCO2 のモニタリングが必須である.また慢性期の症例においては,一般呼吸器科病棟における管理を想定した.慢性呼吸不全とくにII型呼吸不全では,酸素療法中にCO2 ナルコーシスをきたす懸念があり,常にそのモニタリングを行うことが重要である.一方,高齢者が多い肺結核後遺症やCOPD患者における呼吸管理では人工呼吸器は適応外であることも多く,NPPVによる呼吸管理を一般病棟で行う.II型呼吸不全を呈しNPPVによる呼吸管理を行った症例について経皮CO2 モニターの使用経験,在宅NPPV使用患者の急性悪化時におけるモニタリング,肺結核後遺症による慢性II型呼吸不全に対する慢性期NPPV導入のいずれにおいても,経皮CO2 モニターにより患者の病態に則したNPPV管理が可能であった.TOSCA[レジスタードトレードマーク]によるモニタリングは,医療者および患者の両者にとっての負担が少なく,マンパワーが十分ではない病棟や夜間においては特に本装置の有用性が期待される.

・何はともあれ、本日経皮的にCOとメトヘモグロビンが測定できるということを知ることができて良かったです。

以下日記

・本日3/21(土)は、6時14分起床。朝食後はずーと博士論文にかかっていました。途中2回休憩で庭の草抜きしました。以前草抜きしすぎて右の第4指が弾発指(ばね指)になったことがあるのですが、現在は右手の手首が痛く、ペットボトルの蓋を取るようなねじる動作で痛みを感じるようになっております。もう、あちこちガタガタ、血液ガッタガタです。

・本来なら夜も論文作成をすべきなのですが、もう頭が疲れてしまって、集中力なし。18時にお風呂入ったあとは、アルコール飲んでおります。今日もまずはコロナビール、次にMARTELLを飲んでおります。これから論文は書けないけど、本は読めるので、ちょっとテキストを読んでから、寝たいと思います。

?






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SSP:COVID-19の胸部画像所見/時代を半歩あと取りな私

・3/18(水)に毎月ある開業医さんとの勉強会で、新型コロナウイルスによる肺炎の胸部画像所見をご紹介しました。↓のWebsiteで画像所見の論文が紹介されていますので、シェア↓


AJR

Coronavirus Disease (COVID-19)






あっという間に以下日記

3/15(日)以降久々の投稿です。

・3/15~3/17そもそもは、大学院のIchiro Kawachiの集中講義のため有給休暇を申請していたのですが、COVID-19のため中止になり、予定が狂ってしまいました。3/15(月)は午前は家で博士論文の執筆、午後から病院に出て仕事でした。3/17(火)は、1日論文作成(+草抜き)。LINEで明日水曜日の開業医さんとの勉強会の時COVID-19の画像所見についてコメントせよという診療部長の私事が医局事務さんから来たので、慌ててそのパワーポイントを夜作成。もっと、早くから言っといてよという私の感想。でも診療部長のDr.Jはそんな人(時間管理ができない)だからしかたがないか...

・3/18(水)は、朝勉後岡山(市)へ。まず、イオン岡山で「新聞記者」を観ました。怖かった。下手なホラー映画より怖い。(たとえが「IT」)ようこんな映画つくったなと感心。おまけに日本アカデミー賞。日本もまだ捨てたもんでは無いと。おまけに、そのモデルとなった森友学園の問題で自殺された公務員さんの遺書が公開されたとのこと。これからどうなるか?

・その後キラメキプラザ内の岡山県聴覚障害者センターへ。私が何年も前から行っている手話通訳者さんの頸肩腕障害の健診についての打ち合わせ。それから東急ハンズによって帰宅です。その後はひたすら論文作成。

・3/19(木)は、午前外来、午後回診でした。帰って論文作成。アマゾンプライムで「パシフィック・リム」視聴。まるで、エバンゲリオンやんというのが率直な感想。

・本日3/20(金)は、お休み。1日博士論文作成。途中草抜き。夕食時観る録画が無くなったので、NHKの「ファミリー・ヒストリー」を観ました。古館伊知郎氏の回。私は、ほとんどTVを観ません。それも、リアルタイムでは無く、録画でしか。観るのは、「月曜から夜ふかし」「マツコの知らない世界」「激レアさんを連れて来た」「チコちゃんに叱られる」のみ。今日観た「ファミリー・ヒストリー」って、きいたことはありますが観るのは初めて。なかなか、面白かったです。政治面では、犬HKと揶揄されるNHKですが、この番組は良かった。

・標題の後ろの方の「時代を半歩あとどり」というのは、キンモクセイというバンドンのCDの帯(というのか?)に書かれていたコピーだと思うのですが、記憶はあやふや。でも、それって、自分にぴったりだなと思っています。なんせ、はやりだしたものには「眉唾」で、すぐには飛びつきません。(ただ、一部呼吸器の薬や機械、文房具は「ワセモン」です)遅れてから、「ああ、いいもんだ、はやるのもむりないな」と思うのでした。ex. ビートルズ       で、今日観たNHKのファミリー・ヒストリーも良かったな。NHKの調査能力ってすごいと思った次第。

・現在、酩酊状態。これから歯磨きして寝ます。


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心膜外脂肪壊死/観て応援コロナワールド、飲んで応援コロナビール

胸部単純レントゲン、CT等でepicardial fat padというのはよく見ますが、その壊死というのは経験がございません。↓の様なレポートがありました


Epipericardial fat necrosisの一切除例


坂巻寛之、他。




【抄録】 背景:Epipericardial fat necrosis(EFN)は,心膜外脂肪の壊死を起こす原因不明の稀な良性疾患である.症例:65歳男性.胸痛を契機に胸部CTを施行され,前縦隔に6 cmの腫瘤影を認めた.血液検査で強い炎症反応を認めた.胸部MRIでは腫瘤は被包化され,浮腫を伴う脂肪主体で,周囲に炎症性変化を伴っていた.5年前の胸部CTでは病変は存在しなかった.画像所見からは悪性病変が否定できず診断目的に手術の方針となった.胸腔鏡下で開始したが,腫瘤と右肺上葉・心膜に強固な癒着が存在し,胸骨正中切開に移行した.腫瘤とともに心膜と右肺上葉を部分的に合併切除した.術後合併症はなく,術後10日目に退院した.術後に胸痛は消失し炎症反応は陰性化した.病理診断では,脂肪組織の中に壊死像を認め,短期間で生じた臨床像も考慮しEFNと診断とした.結論:胸痛を契機に発見されたEFNの一切除例を経験した.
・epipericardial necrosisの日本語訳は医中誌をみてみると心膜外脂肪壊死というのが多かったのでこのブログの標題もそうしましたが心膜上脂肪壊死という論文もありました。と言っても医中誌でepipericardial necrosisで検索したら9件のみヒットし、そのうちの一つだけですが。
・引用した文献の本文中に、「EFN はCTを施行しなければ診断されずに見過ごされている可能性があり,稀な疾患ではあるが,臨床医は胸痛の鑑別として本疾患の可能性も考慮してもよいかもしれない」と書かれておりました。肝に銘じておきます。(でも、すぐ忘れてしまうでしょう)
以下日記
・本日3/15(日)は、6時起床。朝勉はせず、朝食摂って7時過ぎに家を出て福山市のコロナワールドに言ってきました。8時から「エスケープ・ルーム」という映画を観てきました。4DXの劇場です。(でも、3Dじゃなかったけど)なんせ、COVID-19の問題があるので、朝一の映画、マスクをし、劇場では飲食せず、見終わってトイレに行って手を洗って初めて水分補給です。それにしても、ひょっとしたらと思っておりましたが、観客は私一人のみ。映画館貸し切りでビルゲイツになった気分です。(ビルゲイツは自分の家に映画館があるかな?)今まで、多分3人というのはあったとおもうのですが、一人だけというのは初めてのような気がします。(わすれているだけかも)その後、入船町にある天満屋とゆめタウンにいって簡単なお買い物。そして13時過ぎ帰宅です。昼食摂って16時過ぎまで論文作成。その後1時間くらい草抜き、草刈り。そして入浴、夕食。アルコール摂取です。
・ゆめタウンにいったのは、ビールの「買い出し」でした。そこでシメイやコロナビール買いました。コロナウイルスと同じ名前だけで売り上げが減っているとインターネットのニュースに出て、それをメーカーがひていしているというニュースもみましたが、実際どうなのかな?売り上げ減っているんではないかと思ってしまいます。で、飲んで応援でとりあえず2本のみ購入。また、近日購入予定です。
・さて、これからサッサと寝るか、興味をそそるものがあればAmazon Prime Videoを観ます。(Amazonはブラックなので、徐々に利用を減らしていこうとは思っているのですが、つい便利で使ってしまいますね)

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SSP: 新鮮凍結血漿と血小板製剤の使用ガイドライン/日没前に帰宅すると庭の草が気になる

・J-stageをみていたら標題のガイドラインを見つけました。自分の学習と皆様のためにログand シェア↓


科学的根拠に基づいた新鮮凍結血漿(FFP)の使用ガイドライン[改訂第2版]


日本輸血・細胞治療学会「ガイドライン委員会」  


日本輸血細胞治療学会誌 65巻(2019)3号




科学的根拠に基づいた血小板製剤の使用ガイドライン:2019年改訂版

日本輸血細胞治療学会誌 65巻(2019)3号




・真面目に全部読みましたが、とても勉強になりました。(問題は、すぐ忘れることです)


あっという間に以下日記。

・3/11(水)は、6時20分起床。一瞬だけ朝勉して出勤。午前外来、午後回診とカンファレンス、夜間診療、帰宅は19時42分でした。

・3/12(木)は、午前水島で産業医学科外来。職員さんの針刺し事故後のフォローが5人くらいいました。何で、今針刺しが増えている???お昼は近くの古狸庵できつねうどん。その後玉島へ戻って、お仕事。帰宅は18時10分とまだ日没前。庭の草が気になって15分くらい草抜き。その後入浴、夕食。正月の「芸能人格付けチェック」の録画を観て大笑いしました。(特に鬼龍院)その後、少し論文書いて寝ました。

・本日3/13(金)は、5時半前起床。一定朝勉して出勤。午前外来、午後回診と産業医面談。帰宅は18時前で、今日も庭の草が気になって30分弱草抜き。それから入浴、夕食。もう録画番組でみるのが無かったのでリアルタイムでNHKニュースをちょっと観ました。その後論文作成と勉強、そしてこのブログを書いております。このあとちょっと調べ物して22時までには寝床へ行きたいと思います。

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多発血管炎性肉芽腫症による鼻の変形/午後はひたすら論文作成

・標題にかいている多発血管炎性肉芽腫症とは↓




・↑の説明の中にありますが、以前はウェゲナー肉芽腫症と言われていました.それについて『今日の治療指針2019

』には↓のように書かれています。


 トピックス
・長らくウェゲナー肉芽腫症の名称が使用されていたが,人名のついた病名(eponym)をなるべく減らすという時代の流れ,ウェゲナー氏の経歴などからChapel Hill Consensus Conference(CHCC)2012で,名称が多発血管炎性肉芽腫症(GPA)に変更された.



・「ウェゲナー氏の経歴」とさらっと書かれていますが、それについては、古いですが2007年の記事があります↓


病名に人名を用いる命名法について賛否、英医学誌で論争

 発信地:パリ/フランス 
・知ってる人は知っているアスペルガー症候群で有名なハンス・アスペルガーも問題があるのですが、それについてはいつか書きたいと思います。
・さて、前置きが長くなりましたが、NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに以下のようなレポートがありました。
Nasal Deformity in Granulomatosis with Polyangiitis
Federica Bello, M.D.,and Filippo Fagni, M.D.

N Engl J Med 2020; 382:951 Mar. 5, 2020
・ということで、鼻の変形を診たら、この疾患を思い浮かべないといけませんね。
以下日記
・昨日3/9(月)は、6時前に起きることができて、朝勉して大学へ。疫学中級テキストの勉強会。次回でそのテキストが終わるでしょう。次は上級レベルに進みたいと思います。(この勉強会でそれをするかどうかは別)
・午後からは病院に戻って、回診、それから夜間診療。それなりに多くの患者さんが来られました。そして当直。幸いなことに真夜中に起こされることはありませんでした。しかし、私は病院では眠れない。枕がかわったら眠れないという人がいますが、私は別にホテルなら眠れます。病院では、ずっと緊張状態でたとえコールがなくてもぐっすりは眠れません。
・本日3/10(火)は当直明け。いつもな抜け毛が多いのですが、夜中起こされなかったおかげか、抜け毛がすくなかったです。(すでに抜ける毛がないという説もあり)6時半に起きて、シャワー浴びて、朝食後病棟行って回診。その後午前外来。午後ちょっと病棟よって14時半前に病院を出ました。いつもならそので大学へ行くのですが、いつも参加するcritical appraisalは無かったので山陽マルナカで買い物して15時頃帰宅。それからひたすら論文作成。18時頃お風呂入って、風呂上がりに麦酒を飲んでこのブログを書いております。夕方配偶者が買ってきたシュークリームを1個半食べたのでお腹がすきません。これからもうちょっと勉強してから、お腹が減ったら夕食を食べて早めに寝ます。

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輸血後E型肝炎/博論と草抜きの1日

・E型肝炎は、「ジビエだけ気をつけておけばいいんや」なんていう認識だったのですが、そうでもないみたいで...

・E型肝炎ウイルスおよびE型肝炎についての『医学書院医学大辞典第2版』の説明は↓


E型肝炎ウイルス hepatitis E virus;HEV

経口感染型の非A非B型肝炎を起こすウイルスで,1989年に発見・命名された。プラス鎖RNAウイルスであり,ヘペウイルス(Hepevirus)として独立して分類されている。A型肝炎と同様に急性肝炎のみを起こすが,A型肝炎に比べて臨床像はやや重症である。日本では輸入感染症とされてきたが,日本土着のウイルスがあること,およびブタからのウイルスの分離が最近になり報告されている



E型肝炎 hepatitis E

E型肝炎ウイルス感染に起因する肝炎。臨床的にはA型肝炎と類似点が多い。E型肝炎ウイルスに汚染された飲料水,食物などを介して経口感染するため流行性に発症することが多く,東南アジア,中央アジア,中国,中近東,中南米などが流行地である。国内では,ブタ,シカ,イノシシなどの生肉摂取による感染が報告されている。診断はE型肝炎ウイルス抗体の測定と発症初期の血中E型肝炎ウイルスRNAをPCR法で検査することにより行う。潜伏期間は2~9週で,発症すると黄疸,食欲不振,倦怠感,肝腫大などの症状が高率にみられる。一般に経過は良好で,4~6週の経過で治癒し慢性化することはない。ただし妊娠第3期に罹患すると10~20%が重症化する。



・私がしばしば引用している『『医学書院医学大辞典第2版』は2009年出版なのでかなり古いんですね。で、E型肝炎についても記載が古くなっていると思います。↑の説明にはない輸血後E型肝炎というのが最近認識されてきています。



輸血によるE型急性肝炎の1例


日内会誌 105:2215~2220,2016




【抄録】52歳,女性.多発性骨髄腫に対して自家末梢血幹細胞移植後,複数回輸血を行った.定期受診の際に肝機能障害が認められ,精査目的で入院.HEV(hepatitis E virus)-IgA抗体陽性からE型急性肝炎と診断し,肝庇護療法にて軽快,退院とした.喫食歴からは感染源は特定できず,輸血による感染を疑った.輸血に使用したロットの保存血清からHEV-RNAが検出され,患者検体とHEVの塩基配列が一致したため,輸血によるE型肝炎と診断した.
・もう一つ症例報告↓
E型肝炎既感染例に発症した輸血後E型肝炎の1例
肝臓61 巻1 号11―17(2020)
【抄録】症例は74歳男性.2018年X月に大動脈弁置換術の際に輸血を施行した.術後2カ月頃から肝機能障害を認め,HEV-IgA抗体およびHEV-RNA陽性(genotype 3b)でE型肝炎と診断した.その後の解析で輸血前のHEV-IgG抗体陽性,HEV-RNA陰性であったことからE型肝炎既感染例と考えられた.また輸血に使用した凍結新鮮血漿からHEV-RNAが検出され,解析できた遺伝子配列が患者由来HEVとほぼ一致したため,輸血によるE型肝炎と判断した.本邦では2017年までに本例を含めると,少なくとも26例の輸血後E型肝炎が発症し,その報告数は増加しつつある.北海道地区では輸血製剤において核酸増幅検査によるHEVスクリーニング検査が行われているが,それ以外の地区では施行されていない.よって全国での核酸増幅検査によるHEVスクリーニングの早期導入が望まれる.


・厚労省のサイトでは、経口感染のみ記載、慢性化することは無いとか書かれていますが、改訂していただかないといけませんね↓



感染症法に基づく医師及び獣医師の届出について

E型肝炎




・日本赤十字社のサイト↓


E型肝炎ウイルスに対する安全対策へのご協力のお願いについて





・今回勉強して分かったことは、2002年に輸血後E型肝炎の最初の報告があったこと、献血の血液製剤のHEVの検査は試験的に北海道のみで行われていること(将来的には全国で行われそう)、ブタ、イノシシ、シカの肉や内臓を生又は生焼けを食べた人は、それから6カ月間は献血できないことです。



以下日記、ちょっとだけよ

・本日3/8(日)は、COVID-19のおかげで、予定していたイベントがなくなり、フリー。起床は7時半過ぎ。朝食後10時まで論文作成。それから草抜き、12時から30分昼食休憩後また論文作成。夕方2時間草刈り、草抜き。結構汗かいて、18時過ぎ入浴。その後配偶者と金光町のすし丸へ。ガラガラかなとおもっていたら、結構人がはいっておりました。夕方からなんかからだがだるく、あまり食欲無し。熱がでるのかしら?

・外食から帰宅後はちょっとだけ勉強して、このブログを書いております。明日は当直なので、早く寝ることとします。熱が出ませんように。


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