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カナダで最初の新型コロナウイルスによる肺炎/久々の大腸ファイバー

標題のようにLancetにカナダで最初の新型コロナウイルスによる肺炎のレポートがありました↓



First imported case of 2019 novel coronavirus in Canada, presenting as mild pneumonia


THE LANCET vol.395 issue 10225, Feb. 13, 2020




・血液検査では、白血球は上昇せず、血小板が低下しておりますね。この患者さんが、何時くらいまでウイルスを排出するのか知りたいところです。


以下あっというまに久々の日記

・2/21(金)にブログをアップして以来久々の投稿です。どうも夜になると体がしんどくて、もしくは眠たくてブログが思うように書けなくなっています。

・2/22(土)はお休み。夕方まで掃除と草抜き、ちょっとだけ勉強をしておりました。19時から21時まで倉敷駅前の居酒屋で私が勤める病院の男子会に参加しました。声が十分でないので、あまりしゃべることも無くみんなのおしゃべりをきいていましたが、やっぱり話題は車のことが多いですね。幸いなことに他の職員の悪口や職場の不満を言うことがないのは、喜ばしいことです。

・2/23(日)も土曜日とほぼ同じで、掃除、草抜き。17時30分から当直でした。とても落ち着いていて、たまっている事務作業ができました。

・2/24(月)は当直(正確には宿直)明け。いつもは当直「明け」とかっこつけて書いております。それは、当直が終わっても仕事が続くからですが、今回は外来がないので、本当の”明け”です。いつも当直の次の日が休みだと患者さんや職員さんにとってもやさしくなれるのに...で、帰宅して、11時過ぎまで勉強。その後草刈り、草抜きして昼食。その後も勉強、草刈り、早めのお風呂で、そのご勉強して19時から夕食でした。

・2/25(火)は、午前病院で外来、午後から大学へ行ってcritical appraisalに出席。19時帰宅でした。

・2/26(水)は、久々に良い夢を見ました。とても色彩豊かでまるでシャガールの絵みたいな夢でした。出勤すると入院患者二人一度に担当することになっていました。とりあえず外来前に患者さん診て、午前外来、午後から回診、カンファレンス、夜間診療です。20時前に帰宅して、入浴、夕食、次の日の自分の入院の用意です。

・2/27(木)は、午前は水島協同病院で産業医学科外来。新患さんが来られたのですが、病気の説明をするのに長くしゃべったのですが、とてもしんどく、ちょっとめまいがしました。昼食は、超久々に病院近くの古狸庵といううどん屋さん。大腸ファイバーするので、かけうどんでネギを抜いてもらいました。その後倉敷市役所へいって公害健康被害認定審査会。終わってまた水島協同病院へもどって、入院です。夜の間に↓の本がよめて良かった。


Epidemiology: Beyond the Basics

Epidemiology: Beyond the Basics

  • 出版社/メーカー: Jones & Bartlett Learning
  • 発売日: 2018/05/02
  • メディア: ペーパーバック

・一応この本は疫学の中級テキストのようです。これから上級テキストのロスマンのmodern epidemiologyに取りかかります。

・2/28(金)は、大腸ファイバーの日。午前中は2Lあるムーベンという液体の下剤の服用。そんなにまずくはないのですが、やっぱり飲むのはちょっとしんどかったですね。で、11時頃には便は出きったみたいで、肛門からシッコがでるようになっておりました。で、13時30分から大腸ファイバー、なにも鎮静・沈痛なし。気分は、お尻からストロー突っ込まれてお腹をふくらまされるカエルのイメージ。幸いなことに悪性疾患は見つかりませんでした。で、15時40分過ぎに退院。その足で古狸庵へ。(検査後の軽食はことわっていたので)で、この日はゆだめとろろうどん(正式名称わすれたけど、ゆだめうどんで汁の中にとろろ芋がはいっている)その後帰り天満屋ハッピータウンによって17時前帰宅です。もう、あとはのんびり。ビールを少しいただきました。

・本日2/29(土)は6時41分起床。朝食後1時間勉強。その後は書類の整理と部屋の掃除、ずーーーーっとです。ホントは庭の草抜きをしたかったけど雨がふっていてできませんでした。お昼ご飯はうどん。そして、夜は鍋のはずが、いつの間にかメニューがスープカレーになっておりました。そして、いまそれが腹に応えて苦しんでおります。(それは、配偶者も一緒)これから、ワインかウイスキーかブランデーをちびちび飲みながら、事務的なことをやります。

・さて、明日から途中や目になっていた博士論文を書き上げていきたいと思います。ホントはもっと早く書くつもりでしたが、反回神経麻痺になるは下肢静脈血栓症になるはで精神的に落ち込んで、論文書く気になりませんでした。で、いろいろ調べて悪性疾患はなさそうなので、気を取り直して論文をかいてい行こうと思います。

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文身にサルコイド反応/長い会話は30分が限度

サルコイド反応とは、『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


サルコイド反応 sarcoid reaction

  サルコイドーシスと鑑別できない類上皮細胞肉芽腫の形成をいい,シリカ(silica)に対する反応が代表である。シリカなどの混入を含む外傷性の陳旧性の瘢痕が,サルコイドーシスの発症とともに肥厚して気づかれる。特別な状態の異物に対する何らかのアレルギーが想定されている。シリカは偏光顕微鏡で暗視野に結晶様物質として巨細胞内に認められる。

・(上の説明で、私は「シリカなどの混入を含む外傷性の陳旧性の瘢痕が,サルコイドーシスの発症とともに肥厚して気づかれる」とはよう分からないのですが...)


・今週のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに以下のような報告がありました↓


Sarcoidal Reaction in a Tattoo




N Engl J Med 2020; 382:744 Feb. 20, 2020



・これまたよう分からないのですが、胸部CTで両側肺門にリンパ節腫大があったと言うことですので、サルコイドーシスと診断されたんでしょうか?先ほどの『医学書院医学大辞典第2版』の説明と併せて、サルコイド反応というのがよく分かりません。


・この患者さん、入れ墨が立体的になって、"cool !"とは思わなかったんですね、治療しているから。

・最後に、念のため。標題の「文身」とは、入れ墨のことです。



以下日記

ちょっと過去を振り返ります。

・2/19(水)は、「職場復帰」後の初めてのダブルヘッダー。不安でしたが、午前外来も夜間診療も大きなこと無く終了。帰宅は20時くらいでした。

・2/20(木)は、午前玉島で外来。午後から水島へ行って手話通訳者さんの頸肩腕障害健診。その後産業医面談17時過ぎまで。その後玉島へ戻って事務作業。19時半から21時まで金光町で「たまり場カフェ」の会議。21時15分頃帰宅です。夕食が焼きそばができていたので食べすぎ。ちょっと一服してから入浴。ちょっと勉強しようと思いましたが睡魔に負けて寝ました。

・本日2/21(金)は、5時47分起床。朝勉して出勤。午前外来。午後から有給休暇(大阪の勉強会に参加するつもりでしたがコロナウイルスの関係で自重)ですが、30分患者さんに病状説明して15時帰宅。16時半まで事務作業とちょっと勉強。それから庭と畑の草刈りを18時15分まで。そして入浴、夕食。久々に(?)まず麦酒飲んで、その後ジン、ウォッカ、ブランデーのカクテル飲みながら録画の「月曜から夜ふかし」と「マツコの知らない世界」を観ました。前者で、池袋には大きな本屋さんがあるとのこと。インタービュー受けてたオジサンによると日本一おおきいのではないかと言っていたので、今度東京行ったら行ってみよう。後者はタコスの話。無性にタコスが食べたくなりました。岡山にも何軒がタコスのお店があるみたいだから、今度行ってみましょう。

・ところで、昨日産業医面談30分×2,今日患者さんへの病状説明30分。昨日は面談後めまいがしたし、今日もちょっとしんどかった。右反回神経麻痺でしゃべるのにかなり体力がいるみたいです。なかなか回復しないな。そういえば、今日は患者さんが入ってきてすぐわたしに、「調子はどうですか?」と言われ、帰るときには「お大事に」と言われました。お大事には昨年から何10回も言われていますが、診察の最初に患者さんから「調子はどうですか」と問われたのは初めてで、新鮮な感動。(大丈夫ですか?とは、よく言われてますが)まるで、山本風太郎くんの忍法立場逆転にかかったみたい。(何人の人が分かるかしら?)

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SSP:ACP事例集/一歩前進、一歩後退?わたしは、不安だ。

昨年11月のこのブログで、日本老年学会がACPに関する提言をだしていると書きました↓




その提言は↓





・で、今年の学会誌に↓のような記事がありました。


Letter to the Editor
ACP推進に関する提言「事例集」の問題点
https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/57/1/57_57.89/_article/-char/ja
・この記事を読んで、事例集があったんだと気がつきました。それが↓
ACP事例集
https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/proposal/acp_example.html
(私は、まだ全部読んでませんが)
・勉強(会)するのによさそうですね。
以下日記。
・本日2/18(火)は6時過ぎに起床し、久々に朝英語の論文を読みました。そして出勤。午前中外来。幸いなことにそんなに患者さんは多くなくて、なんとかこなせました。外来後昼食摂って病棟へ寄ってから大学へ。16時から17時critical appraisalでした。お題は↓
Primary Prevention of Cow’s Milk Sensitization and Food Allergy by Avoiding Supplementation With Cow’s Milk Formula at BirthA Randomized Clinical Trial
https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/article-abstract/2753281
・倫理委員会に通って、論文にも掲載されていますが、倫理的に果たして問題ないのでしょうか?
・ところで、昨日は結構声が出るなと思ってとても喜んでいたのですが、今日は昨日ほど声が出ません。また、声が出なくなるのではないかという不安があります。ちょっと残念。まあ、なるようにしかならないし、いつかは誰だって死ぬんだし...ということで身辺整理を続けましょう。

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SSP:「日本民族衛生学会」と国民優生法/居場所があった

いつものようにJ-STAGEをみていると↓のような文書が目につきました。今後の勉強のためにログ&シェア。


理事会報告:「日本民族衛生学会」と国民優生法
  日本健康学会理事会
  日本健康学会誌 85巻(219)4号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kenko/85/4/85_i/_article/-char/ja
・本文はコピペできないので↑のアドレスからアクセスしてお読みください。
以下日記
・昨日2/16(日)は岡大医学部で、「頼藤貴志教授就任記念講演会および懇親会」というものがあり、参加してきました。私の所属する頼藤教授および同門の久留米大学医学部公衆衛生学講座教授の谷原真一先生、国際医療福祉大学医学部医学教育統括センター/感染症学教授矢野晴美先生の講演と5人の色んな方々のスピーチをお聴きして、勉強になったり、感銘をうけたりしました。交流会では、久々に獺祭を飲んでおいしかったです。「2次会」を院生4名でして、その後帰宅です。
・本日2/17(月)は、「休業」から復帰の日。午前中は久々に大学で疫学中級のテキストの学習会。午後からは、仕事です。早速新入院担当。16時からは夜間診療で19時まで。かなりしんどかった。外来の勘くるってるし。
・うれしかったことは、本日午前中突然かなり声が出るようになっていたこと。(と言ってもまだまだ嗄声で長くはしゃべれない)なんか、希望がもててきた。もう一つうれしかったことは病棟に久々にいったら、看護師さん達から「お帰りなさい」といわれたこと。(メイド喫茶かっ)なんか、そう言われて自分の居場所がまだあったのかとうれしかった。ただ、退職した時に自分の居場所を今のうちに作っておかないとという意識が(いぜんよりあったけど)つよくなりました。
・帰宅は、20時前。お風呂入って夕食撮りながら録画の「マツコの知らない世界」をみてから、このブログを書いております。今日は結構疲れたので、もう寝ます。

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マイ手帳大賞:認知症そのものよりも、人間関係が壊れることがつらい/午前「仕事」、午後掃除

『民医連医療』(No.270 2020 Feb)という雑誌に「認知症の当事者の発信から学ぶ」(藤田文博)という論文があり、その最後の方に載っていた言葉が標題のもの。↓の本からの引用のようです。


認知症になってもだいじょうぶ!: そんな社会を創っていこうよ

認知症になってもだいじょうぶ!: そんな社会を創っていこうよ

  • 作者: 和子, 藤田
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/04/21
  • メディア: 単行本
・その他の引用として「人がそばにいても、『認知症の人』としてのかかわりしかなければものすごく孤独」、「・・・『人付き合い』『人と人との関わり合い』が、認知症になってからの人生を豊かにも孤独にもする」・・・我々医療従事者は、認知症の人を孤独にしないような取り組みが必要。
以下ごくわずか日記
・本日2/15(土)は、午前中2時間ばかり病院へ行って書類の作成。お昼前に帰宅し、朝食後は部屋の片付け、夕方2時間弱庭の草抜き。そして入浴、夕食。録画の『激レアさんを連れてきた』で、大工さんからIT企業に就職した人の話がありましたが、面白かったですね。
・夕食は辛ラーメン鍋で食べすぎました。苦しい。明日朝の体重測定が恐ろしいです。

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SSP: 電話リレーサービス・・・電話のバリアフリー/装幀畏るべし

昨日2/13(木)は、「休業」中にもかかわらず水島で手話通訳者さんの頸肩腕障害健診をしてきました。その時のお話で初めて電話リレーサービスというのを知りました。今は日本財団がしていて、来年度から総務省が取り組むそうです。↓にリンクを貼り付けておきます。


まずは、「手話フォン」の動画↓をどうぞ。




日本財団電話リレーサービス・モデルプロジェクト




電話リレーサービスとは(全本ろうあ連盟)・・・パンフレットがあります。





電話リレーサービスとは?(NPOインフォメーションギャップバスター)





「電話リレーサービスに係るワーキンググループ」報告の公表(総務省)




・障害のある方にとっては便利でしょうが、待機しておかないと行けない手話通訳者さんは大変かな?また、このサービスで連絡を受けた側は、最初何のこっちゃと戸惑うかも...でも、ちょっとずつITを使って便利になっているような...ギャグで、コンピューターの会社に勤めているのに何で、帰りが遅いの?コンピューターで仕事が楽になるんちゃうん、と言ったようなものを最近みました。・・・手話をAIが認識して手話通訳者さんがいなくても大丈夫となれば良いのですが。それは、さておき知らないところでいろんなことが行われているのね。手話フォンどこかで見かけるかも。


以下日記

・昨日2/13(木)は、「休業」中ですが、仕事。午前中は水島協同病院で産業医学科外来、午後は上記のように手話通訳者さんの頸肩腕障害の健診。16時頃玉島協同病院へ戻って19時まで事務作業。(ただし途中1時間抜けて散髪)その後19時30分から20時半くらいまで金光図書館で職員さんとたまり場カフェのメンバーで今度3/8(日)にする「たまり場図書館」の打ち合わせ。21時過ぎに帰宅です。それから夕食。

・本日2/14(金)はお休み。午前中岡山市のシネマクレールへ行って『つつんで、ひらいて』という映画を観てきました↓




・なんかマイナーそうな映画で、平日朝一なので観客は数人だろうと予想していたら、20人くらいいました。なんで私がこの映画みようと思ったのかは、一つには職業柄いろんな仕事がどのようなものか知っておいた方が良いから、二つには趣味として切り紙や折り紙等紙を使った趣味をしてみたいから参考になるだろうと思って。恥ずかしながら、菊地信義さんって全然した無かったけどすごい人だと思いました。何かフランスの哲学をしっかり勉強されているのかな?映画の帰り丸善によって↓の本を買いました。


装幀の余白から

装幀の余白から

  • 作者: 菊地 信義
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2016/06/25
  • メディア: 単行本


・それにしても、装幀ってすごく考えられているんですね。帯なんか全然気にしていなかったけど(映画の中では一冊ずつ模様が違う帯があると言うことでビックリ)、これから要チェックです。kindleで本を読むことも多くなりつつありますが、装幀、紙の質というのも本の楽しみと考えると、実物の本が良いかしら。でも、置くところがなくなっていく...


・お昼ご飯は、かえりにデミカツ丼を食べましたが、悲しいくらいまずかった。何か人生を損した感じ。帰宅後は一服後部屋の掃除、その後庭、畑の草刈り。結構汗かいて18時半から入浴、夕食。録画のマツコの知らない世界でココアの話をみました。今度大阪いったら飲みに行こうかしら...

・草刈りのせいか腰痛がでてきて、先ほど湿布貼りました。もうそろそろ寝ようと思います。





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上流の問題は不安定雇用:ビタミンB1欠乏症と二次的な肺水腫/ジョジョ・ラビット観る

自分が直接担当したことはありませんが、ときどき身近でチアミン(ビタミンB1)欠乏症の患者さんのことは耳にします。思い出すものとしてインスタントラーメンばかり食べていた人(そりゃアンタやとうちの職員さんならツッコミそう)とか、玉子しか食べていなかったとかいう患者さん。で↓のようなレポートがありました。医学的に興味あるところは、ビタミンB1を補充したせいで肺水腫になっちゃったということ。よい教訓になります。


Thiamine Deficiency in a Nondrinker and Secondary Pulmonary Edema after Thiamine Replenishment


  Hiroyuki Nakamura, el ali.


  Internal Medicine 59巻(2020)3号




【Abstract】

  A 48-year-old man was brought to our emergency room with acute abdominal pain and systemic edema, indicating acute circulatory failure with lactic acidosis. Furosemide treatment paradoxically worsened the systemic edema and induced confusion. He had no drinking history but hardly ate legumes or meats containing thiamine. Administration of fursultiamine dramatically improved the symptoms and subsequently caused pulmonary edema. Thiamine deficiency may occur in nondrinkers with an unbalanced diet. In this condition, diuretic therapy can worsen the symptoms before thiamine supplementation by promoting the flushing of water-soluble vitamins but is needed for the management of secondary pulmonary edema after thiamine replenishment.


・この患者さんは白米ばかり食べて豆や肉をほとんど食べていなかったとのこと。本文中に


While the present patient was a nondrinker, he subsisted on refined rice and hardly ate legumes
or meat for many years due to a poor living condition subsequent to his lack of regular employment.


・この患者さんの結末は、


The patient was discharged from the hospital on day 28 and has been maintained with oral thiamine supplement.


・ここで一言、この患者さんビタミンだけの投与で良いの?社会的処方は?このあたりが、いままでの内科学の限界かな。


以下日記

・今日2/12(水)は、6時42分起床。朝食後ちょっと文書を読んで、9時半前に家をで福山へ。駅近くのシネマモードという映画館でジョジョラビット↓を観ました。




・そもそもこの映画は、あることは知っていましたが、積極的に観に行こうとは思っていませんでした。でも、三女が観ておもしろかったよと言ったので、ヒトラーの時代をどれくらい知っているかしらない三女が面白いというのはどういうことかなと思って観に行きました。えらそうに書きましたが、ヒトラーユーゲントについてはせいぜい↓の本の知識くらい。(ほとんど忘れましたが)


ヒトラー・ユーゲント 青年運動から戦闘組織へ (中公新書)

ヒトラー・ユーゲント 青年運動から戦闘組織へ (中公新書)

  • 作者: 平井正
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/07/11
・今度三女に会ったときは、どこがおもしろかったかきいてみましょう。私の感想は、こりゃほんとアメリカ映画やな、実際のドイツ人ってこんなんじゃないやろなというものです。Wikipediaでは、コメディー映画と解説されていますが、たしかに笑えるところもあり、そうするとコメディーの意味はかなりひろいなあと思いました。映画のビラには「極上のユーモア」とかかれております。『ライフ・イズ・ビューティフル』は観ていないんですが、それへのオマージュがあるような...お母さん役のスカーレット・ヨハンソンがよろしかった。彼女が出演した映画は『ルーシー』『アベンジャーズ』『真珠の耳飾りの少女』『アイランド』『ゴースト・イン・ザ・シェル』なんかですが、『アイランド』観たとき美人やなと思いましたな。今度『ブラック・ウィドウ』が公開されるので観に行きましょう。
・映画のあと近くのお店で牡蠣フライ定食食べて、天満屋、サンステでちょっと買い物して15時過ぎ帰宅です。あとは、読書、資料の整理、トイレの掃除をしました。で、入浴して夕食+アルコール摂取。すでに20時前に完全に酔っ払い状態です。現在「休業」中ですが、明日は1日水島で仕事。ちゃんとできるかしら?

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多血症で両側下肢急性動脈閉塞/柳家喬太郎師匠とアーサー・ビナードさん

今、自分が血栓症になって抗凝固剤をのんでいると、どうしても血栓という言葉が気になります。J-STAGEみていたら下のような論文がありました。


真性多血症患者に両側同時発症した下肢急性動脈閉塞の一治験例


  脈管学 59巻(2019)5号




【抄録】 症例は68歳女性。真性多血症で加療中であったが,両下肢痛と下腿の知覚鈍麻および運動障害を生じた。CTにて両側総大腿動脈および下腿以下の動脈閉塞を認め,両下肢急性動脈閉塞の診断で当院に緊急搬送された。直ちに両下肢動脈の血栓摘除術を行い,両下腿の筋膜切開術を追加した。真性多血症では血栓症リスクが高く,両下肢同時に急性動脈閉塞症を発症することもあり,注意を要する。
・思ったこと:アスピリンって大事なのね。それはさておき、本文考察の抜粋↓
PV患者を対象とした,Marchioli et al. の大規模コホート研究によると,PVにおける血栓症発生は静脈血栓症より動脈血栓症の方が多く,その血栓症発生率およびその発生部位に関しては,動脈が28.7% で,その内訳は脳虚血発作10.3%,脳塞栓8.9%,急性心筋梗塞8.9%,末梢血管血栓症5.5% であった。一方,静脈は13.7% で,深部静脈血栓症8.2%,表在静脈血栓症6.1%,肺塞栓症2.4% であった。本邦ではPVにおける末梢動脈血栓症の報告例は少なく,血行再建を行うも血栓症を再発し,下肢切断に至った報告例はあるが,これまでに両下肢
同時発症で救肢できた報告はない。
・で、上でインよされているMarchioliらの報告が↓(私は、抄録しか読んでないけど)
Vascular and Neoplastic Risk in a Large Cohort of Patients With Polycythemia Vera 
Roberto Marchioli, et al.
Purpose

The clinical course of polycythemia vera is often complicated by thrombosis as well as by the possible transition to myeloid metaplasia with myelofibrosis or acute myeloid leukemia. The aim of this study was to assess the rate of these complications in subjects receiving currently recommended treatments.

Patients and Methods

Overall, 1,638 patients from 12 countries were enrolled onto a large, prospective multicenter project aimed at describing the clinical history of polycythemia vera for the following outcomes: survival, the cumulative rate of cardiovascular death and thrombosis, the cumulative rate of leukemia, myelodysplasia, and myelofibrosis. The mean duration of the disease at entry and the duration of the follow-up were 4.9 and 2.7 years, respectively.

The overall mortality rate of 3.7 deaths per 100 persons per year resulted from a moderate risk of cardiovascular death and a high risk of death from noncardiovascular causes (mainly hematologic transformations). Age older than 65 years and a positive history of thrombosis were the most important predictors of cardiovascular events. Antiplatelet therapy, but not cytoreductive treatment, was significantly associated with a lower risk of cardiovascular events. We found a consistent association between age and risk of leukemia, and between duration of the disease with risk of myelofibrosis.

The European Collaboration on Low-Dose Aspirin in Polycythemia Vera study documents that large international collaborative studies are feasible in this field, in which few epidemiologic data are available. The persistently high mortality rate from hematologic malignancies characterizes the unmet therapeutic need of polycythemic patients and suggests a priority for future studies in this disease.

 

以下日記

・昨日2/10(月)は午前中倉敷中央病院耳鼻科受診。先週撮像した頭部のMRIの結果を聴きに行きました。ひょっとしたら脳腫瘍でもあるのではないかとびびっていましたが、見事なくらい何もありませんでした。まあ、脳腫瘍はおいといても小さな血管が詰まっていたり脳の萎縮があったりするのではないかと思っておりましたが、全然そんなことは無く安心できました。でも、嗄声は治っておりませんが...その後我が病院へ行って抗凝固剤もって帰宅。配偶者の帰宅を待って岡山市へでかけました。18時30分から20時30分まで、岡山市民文化ホールで柳家喬太郎独演会。初音の鼓、同棲したい、真景累ケ淵の三題と二つ目の小太郎の鈴ケ森の四題でした。新作落語の「同棲したい」がメッチャ面白かったですね。帰りは駅前商店街の中の居酒屋で食事摂って帰宅は23時前。眠くてそのまま寝ました。

・本日2/11(火)は7時に起きて朝風呂後、たまっている文書をみて、11時前に水島へ。生協会館である平和フェスタに参加。バザーのカレーと豚汁食べて13時から15時過ぎまで、アーサー・ビナードさんの講演「しらなかった、ぼくらの戦争」というお話。最初は、自分がなぜ日本に来たかというはなし。あと日本語の特徴。絵本の話。憲法の中の結社、集会の自由、表現の自由の話。われわれ市民の「ありかた」の話等。非常に面白かったですね。さすが詩人。で、↓の本を買って、サインもらって握手してもらいました。とっても気さくな方でした。

知らなかった、ぼくらの戦争

知らなかった、ぼくらの戦争

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2017/03/28
  • メディア: 単行本
・柳家喬太郎師匠とアーサー・ビナードさんの話の共通点は、日産のゴーン氏と安倍首相(行政府)のお話が出てきたこと。喬太郎師匠は、ゴーン氏主演の映画は、男はつらい世のパロディにしたい、ビナードさんは、日本脱出の仕方を見習いたいと笑いを誘っておりました。あとは、行政府を笑いの種にしておりました。
・その後帰宅して庭の草刈り、草抜き。お風呂入って夕食は、平和フェスタで買って帰ったおでんとアルコールです。で、すでに眠気がきているので、もう寝ます。


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自分の太ももの脂肪を顔に充填して脳梗塞/図書館とのご縁が広がる

美容整形のことは分かりませんが、自分の大腿の脂肪を吸引して顔に充填するというのがあるのですね。それで脂肪塞栓を起こしたというレポート↓(患者さんは35歳とお若い)


Facial filler causes stroke after development of cerebral fat embolism


Libin Liu, et ali.


The Lanet Vol. 395, Issue 1022, P449, February 08, 2020




・本文中に、若年者の脳卒中の原因を列挙されています↓


A stroke in a young person can be caused by emboli, atherosclerotic disease, vasculopathies, or subarachnoid or intraparenchymal bleeding. Other causes particularly important in the younger age group are oral contraceptive use, pregnancy and postpartum states, substance use, trauma, and migraine. CFE—a thankfully rarely reported complication of cosmetic procedures—more usually occurs after fractures of the long bones.


・幸いなことに美容整形での脂肪塞栓は希と言うことですね。脂肪に限らず身体に何か異物を注入する場合は同様なことが起こりえると考えておいた方よいでしょうね。


以下日記

・本日2/9(日)は、6時46分起床、朝食後↓の本の最後の方を読んで読了。


つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)

つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)

  • 作者: 猪谷 千香
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2014/01/07
  • メディア: 新書
・10時から11時半まで、「たまり場カフェ」の仲間と懇談・打ち合わせ。昨日から金光図書館はリニューアルされ、お茶の飲めるスペースができました↓ ここで、3/8(日)に「たまりば図書館」という集会を持ちます。
金光図書館2.jpg金光図書館.jpg
・こういう場所をつくったのは、ホッとできる場所、本を読まなくても良いからボーとしていてもいい、第三の場所として図書館を使って欲しいとのこ思いからだそうです。ここ最近図書館関係の本を3冊読みましたが、第三の居場所とか人のつながりをつくるとか、図書館の新しい(?)役割を進めていこうという動きがあちこちでみられているようですね。
・今日の懇談の場で、一般の方向けにヘルスリテラシーの講座/サイエンスカフェで使わしていただけないかとお願いしたら「よろこんで」というお返事でした。で、自分の声がでるようになったら、早速やってみたいと思うものです。(何時治るか知らんけど)
・帰宅後は昼食。で、昼からコロナビール。本読み始めましたが、眠たくなったので外に出て草抜き。3時間以上しました。あとはお風呂入って夕食、アルコール摂取してこのブログを書いております。これからちょっとだけ読書して、早めに寝ます。
・明日は倉敷中央病院の耳鼻科受診。MRIの結果を聴きます。脳腫瘍があったらどうしようかとびびるのでした。

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久々にノンテクニカルスキル/久々の長時間草抜き

大分前にノンテクニカルスキルについて書きましたが、J-STAGEをながめていたら久々にノンテクニカルスキルについての論文があったのでシェア↓


当院救命センターにおけるヒヤリハット解析からみたノンテクニカルスキルの重要性


塩見尚礼、ら。


日本腹部救急医学会雑誌38(3):495〜498,2018




【抄録】

 

当院は救命救急センターを擁して滋賀県湖北医療圏で三次救急を担当する540床の中核病院である。当院の救命センターのスタッフは専任ではなく兼任スタッフを含めて運用している。このような混合チームにおいてヒヤリハットを減少させるにはテクニカルスキルのブラッシュアップのみならずノンテクニカルスキルの向上が必須である。

・ノンテクニカルスキルについては上記論文の引用文献をみていただくのと↓のようなサイトをご参照ください

チームパフォーマンス(ノンテクニカルとテクニカルスキル)

https://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-cqm/ingai/instructionalprojects/teamperformance/index.html

・ところで、今回の論文で気になるところは、ヒヤリハット/インシデンス予防のために「マニュアルの遵守すること」というところです。マニュアルを遵守するのは当たり前ですが、何故それができなかったのを分析するのが大切です。遵守できないマニュアルは、絵に描いた餅です。

 

以下日記

・本日2/7(金)は6時半過ぎ起床。8時半から10時半まで病院で事務的な作業をしていました。つもりとしたら1時間弱で切り上げるつもりでしたが、長引きました。で、帰り道にある金光図書館に11時5分から12時25分までいて↓の本の読書。

つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)

つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書)

  • 作者: 猪谷 千香
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2014/01/07
  • メディア: 新書
・大体半分くらい読めました。で、昼食は里庄町の丸亀製麺で釜揚げうどん。帰宅後も読書。で、14時半くらいからなんと17時45分まで草抜きをいたしました。その後入浴、夕食、アルコール摂取して、このブログを書いております。もうちょっと↑の本を読んでから寝ることとします。
・明日は10時から金光図書館と懇談です。この図書館、カフェができたとのことなので見学と3月にコラボしてする集会の打ち合わせです。その時中村哲先生の展示もしているみたいなので観てきます。

 


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