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よみびと知らず:時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む/病棟も訪問診療も忙しい

もう記憶が定かでないのですが、このブログで↓の言葉を紹介したと思います。(多分)


guérir quelquefois, soulager souvent, consoler toujours 
時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む
・以前のブログでは、エドワード・リビングストン・トルドー医師もしくはアンブロワーズ・パレの言葉と紹介したかも知れませんが、実は誰が言ったかはっきりしていないようです。お詫びして訂正いたします。なぜ、それがわかったかというと↓のような論文があったからです。
「時に癒し,しばしば和らめ,常に慰む」
~guérir quelquefois, soulager souvent, consoler toujours~
~to cure sometimes, to relieve often, to comfort always~
この格言の由来について
森岡 恭彦

 

 日本医史学雑誌 第 66 巻第 3 号(2020) 300–304




・この言葉、若かりし時は、「なんじゃい、ちゃんと治さんかい」と思っておりました。でも、経験を重ねるとまさにその通りと思っております。先日書きました長年みていたというか、おつきあい(?)があった患者さんが他院で亡くなって、この言葉を思い出しました。「先生の顔を見たら、ほっとします」といってくださった患者さんが複数人います。少しは、この言葉が実践できているのかなと思う次第です。


cf. 教授コラム Vol.52「Guérir quelquefois、~時に治し」

 



あっという間に以下日記

・本日11/2(木)は5時30分起床。"Causal Inference: What If"を6時半まで読んで朝食。燃えるゴミ出して出勤。出勤した途端宿直したDr.から私が担当している患者さんの状態が悪くなったと報告され、朝一で病棟に診に行きました。その後午前外来、午後病棟回診。先述の患者さんは落ち着かれたのですが、帰る直前に病棟から電話があって、またその患者さんの状態が悪いと。患者さん診て、投薬、点滴の指示を出しました。その前に最近訪問診療を始めたばかりの患者さんの状態が悪いということで臨時往診もしました。帰宅は19時21分。ネコたちにエサやって夕食。20時30分から毎週ある"What If"の勉強会のはずだったのですが、諸事情がかさなり中止。ちょっとネットで調べ物して、アルコールのみながらこのブログを書いております。明日は、午後から岡山市で産業医の研修会ですが、朝一で病院へ行くつもりです。患者さんが落ち着かれていることを切に願います。

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