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FYMI: 重症熱性血症板減少症候群診療の手引き2024年版/臨床疫学セミナーと肺エコーの勉強の1日

FYMIとはFor your and my informationの略です。普通FYIが使われます。私の造語です。


厚生労働省のWebsiteに「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について」というページがあります↓




・そんでもって、8月2日に今年度版の診療の手引きが出ておりました。




重症熱性血症板減少症候群診療の手引き2024年版



・診断もさることながら、院内感染対策も大変ですね。鑑別診断にあがっているアナプラズマ賞なんて、知りませんえした。


あっという間に以下日記

・本日8/11(日)は、6時前起床。まず1時間くらい臨床疫学セミナーのビデオみて朝食。その後もビデオ観るのと肺エコーの本を読んでお昼。昼食後1時間くらいお昼寝。その後午前と同じ事の繰り返し。夕方資源ゴミ(リサイクルできるもの)まとめて市役所のストックヤードに持っていってその後畑の草刈りと雑木の「伐採」。その後入浴とちょっとお勉強して夕食。配偶者がちょっと古いけどシャンパンのもうとそのビンをわたされ、恐る恐るフタをあけましたが、全然フタは飛ばず。カップについだら茶色。シャンパンではなくブラウンビールでした。夕食はアヒージョとフランスパンと麦酒で、現在お腹パンパンです。これからちょっと本を読んでサッサと寝たいと思います。


・今日の講義で知ったことのひとつにAcademic Phrasebankというwebsiteがあるということです。定型的な英語の構文を紹介してくれているようです↓




・他にもいろんな事を紹介してくれていました。また、ゆっくりと資料を読ませてもらうおうと思っています。


・幸いなことに明日も休みです。明日はダラダラしたいと思います。でも、草は刈ると思います。

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既存のデータベースの因果分析:電力計算は必要ありません・・・本当は検出力の話/木を切る以外indoor

(注:英語の訳文はAIがおこなったものをそのまま貼り付けています)

今日からon demandで「第14回臨床疫学セミナー ChatGPTとメンターを活用した医学英語論文の新しい書き方講座:誰でもできる効率的・良質な論文執筆法」を視聴し始めました。まだ、3つしか講義聴いていないのですが、大体知っていることもあれば、そうなんかという話もありました。その中で、観察研究のための資金申請時に検出力を求められることがあるというような話がありました。思わず「えっ」と言ってしまいました。私の理解では、そのようなものは必要無いと思っていたので(この理解でよいのですが)。まあ、いろんな事があるもので...で、演者が↓の様な論文を紹介されていたので、読んでみました。


J Clin Epidemiol. 2022 Apr:144:203-205. doi: 10.1016/j.jclinepi.2021.08.028. Epub 2021 Aug 27.
Causal analyses of existing databases: no power calculations required
著者は、現在私が勉強しているMiguel A. Hernándでした。
【Abstract】

Observational databases are often used to study causal questions. Before being granted access to data or funding, researchers may need to prove that "the statistical power of their analysis will be high." Analyses expected to have low power, and hence result in imprecise estimates, will not be approved. This restrictive attitude towards observational analyses is misguided. A key misunderstanding is the belief that the goal of a causal analysis is to "detect" an effect. Causal effects are not binary signals that are either detected or undetected; causal effects are numerical quantities that need to be estimated. Because the goal is to quantify the effect as unbiasedly and precisely as possible, the solution to observational analyses with imprecise effect estimates is not avoiding observational analyses with imprecise estimates, but rather encouraging the conduct of many observational analyses. It is preferable to have multiple studies with imprecise estimates than having no study at all. After several studies become available, we will meta-analyze them and provide a more precise pooled effect estimate. Therefore, the justification to withhold an observational analysis of preexisting data cannot be that our estimates will be imprecise. Ethical arguments for power calculations before conducting a randomized trial which place individuals at risk are not transferable to observational analyses of existing databases. If a causal question is important, analyze your data, publish your estimates, encourage others to do the same, and then meta-analyze. The alternative is an unanswered question.

概要
観測データベースは、因果問題の研究によく使用されます。データや資金へのアクセスを許可される前に、研究者は「分析の統計的検出力が高い」ことを証明する必要がある場合があります。検出力が低く、結果として不正確な推定値になると予想される分析は承認されません。観察分析に対するこの制限的な態度は見当違いです。主な誤解は、因果分析の目的は効果を「検出する」ことであるという信念です。因果関係は、検出されるか検出されないかの 2 値信号ではありません。因果効果は、推定する必要がある数値です。目標は効果を可能な限り公平かつ正確に定量化することであるため、不正確な効果推定値を使用した観察分析の解決策は、不正確な推定値を使用した観察分析を回避することではなく、多くの観察分析の実施を奨励することです。研究をまったく行わないよりも、推定値が不正確な複数の研究を行う方が望ましいです。いくつかの研究が利用可能になった後、それらをメタ分析し、より正確なプールされた効果の推定値を提供します.したがって、既存のデータの観察分析を差し控える正当な理由は、推定が不正確になるということではありません。個人を危険にさらす無作為化試験を実施する前の検出力計算に関する倫理的議論は、既存のデータベースの観察分析に転用することはできません。因果関係の問題が重要な場合は、データを分析し、見積もりを公開し、他の人にも同じことをするように勧めてから、メタ分析を行います。代替案は未回答の質問です。

・基本的には、検出力は必要無いですね。ちなみに統計学で用いるpower(検出力)とは↓

 

https://bellcurve.jp/statistics/glossary/1301.html

・このブログの標題と抄録の訳はPubmedXというGoogle Chromeの拡張機能を使ったものです。ご紹介した論文の標題が笑えたので貼り付けました。(powerは統計用語では検出力でしょうが、通常は電力とか訳されますよね)

 

・昔、労災の裁判で某大学の教授が、最近の研究はRCTでないとだめで、一流の医学雑誌ではそれ以外はうけいれられないというような発言をしておりましたが、それを思い出しました。私は、疫学の初級程度のものですが、それでも間違った疫学の用語や知識をつかっているエライ臨床の先生が時々(??)おられるので、気になるところです。
以下日記
・本日8/10(土)はゆっくり6時22分おき。朝食後肺エコーの本をちょっと読んでから40分くらい畑の木を切っておりました。その後シャワー浴びて、上記Webinarの視聴をお昼を挟んでしておりました。
・で、18時からお出かけして友達と会食。久々にアルコール飲みます。(って、昨日ものんでるけど)

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深い溝の兆候/MEはCE

現在今私が勉強しているのは生成Aiと超音波検査(POCHUS)です。ここ数日は↓の本を読んで肺エコーを勉強しています。


こういうことだったのか!! 肺エコー

こういうことだったのか!! 肺エコー

  • 中外医学社
  • 2022/11/30
・本日読んだ第9章の緊張性気胸と緊急脱気は、共感するところが多かったです。P67に「胸部X線写真による診断は時として難しく、毎回真剣に勝負しなければなりません」と書かれていますが、本当にそうです。皮膚の皺やシーツの皺を気胸と間違えることがあるというのは同感です。
・で、この章の中でdeep sulcus sign(肋骨横隔膜角が深く下方に伸びる)が書かれてました。それに関連する文献↓ (このサインは仰臥位で撮られたレントゲン写真で重要なものです)



Deep Sulcus Sign   ・・・こういうものですという写真
Saweera Sabbar, Eric James Nilles, Published February 9, 2012
N Engl J Med 2012;366:552
DOI: 10.1056/NEJMicm1105315
VOL. 366 NO. 6
Images in emergency medicine. Deep sulcus sign   ・・・これも写真とこのサインの簡潔な説明
 Tension pneumothorax—time for a re-think?  ・・・最初の紹介した肺エコーの本が引用ていたもの





で、ところがどっこい注意してよというもの↓


Interpreting the Deep Sulcus Sign
Am J Respir Crit Care Med. 2021 Aug 1;204(3):357-358. doi: 10.1164/rccm.202007-2629IM.
単純(平面)レントゲンのみでなく肺エコーも併用した方がよさそうですね。
・ちなみに標題はdeepLに訳してもらったもので、正式な日本語訳ではありません。多分邦訳はないのでは?(知らんけど)
以下日記
・昨日8/8(木)は午前外来。午後入院患者さんの退院にあたって多職種・他施設カンファレンス。回診、医療安全委員会。この時のインシデントレポートで自分がMEさんと読んでいた臨床工学技士はCE:Clinical Engineersが正しい「名称」という事を知りました。
cf. 日本臨床工学技士会
・帰宅は18時過ぎ。いつものようにネコたちにエサをやって紫陽花、サツキに水をやって入浴、夕食。"Causal Inference: What If"読んで、肺エコーの本を読みました。アルコールは飲まず。
・本日8/9(金)は5時半起床。肺エコーの本と気胸の文献を読んで出勤。午前外来、午後回診とご家族への病状説明。夕方は事務作業。帰りコーナンによって猫のエサとクスリを買って帰宅。ネコたちにエサやって入浴、夕食。この時缶麦酒1本とノンアルコール麦酒を1本飲みました。で、エコーと気胸の勉強の続きをやってこのブログをYouTubeで音楽を聴きながら書いております。で、これを書き終わったら寝ます。
・今、お気に入りのmusic video↓
外国人です(jokeよ)




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FYI: 大気汚染と慢性腎臓病/慢性疲労状態

最初の注(はじめてのチューではない)

・今さらですが、このブログでいろいろ文献を紹介しておりますが、100%私がその文献を理解しているわけでもなく、性根入れて検証していることはごくわずかであり、また、100%同意しているわけでもありません。「こういう興味ある文献がありましたが、皆様はどう思われますか?」というよなノリでアップしております。

さて、本題↓

・大気汚染といったら呼吸器系の疾患と思われている人が多いと思いますが、心臓や脳にも影響します。また腎臓にも影響があるようです。↓のような総説がありました。


大気汚染と慢性腎臓病


永井 恵


日本農村医学会雑誌
第72巻  2 0 2 3年 7 月 第 2 号
【抄録】
?慢性腎臓病は,3か月以上持続する腎機能障害あるいは蛋白尿を呈する疾患であり,世界的にその患者数は増加している。近年,慢性糸球体腎炎,糖尿病や高血圧といった既知の慢性腎臓病の原因の他,これまでの日本の疫学研究では触れられてこなかった地球環境の変化による慢性腎臓病の発症リスクも海外の報告から指摘されている。2015年の世界の年間推定死亡者数は,5,580万人であるが,そのうち大気汚染は,640万人の死亡に何らかの関連をしていた可能性が推測されている。代表的な大気汚染物質として粒子状物質(Particulate matter:PM),二酸化硫黄,二酸化窒素,一酸化炭素,オゾンが挙げられる。心血管病と慢性腎臓病は生体内で連関し,共通の機序で発症および進展する。疫学的研究から PM2.5を代表とする大気汚染による循環器疾患の存在は国内外で明らかにされたが,慢性腎臓病に関しての研究は少なく,2020年代にようやく国外の数か国において総体的なエビデンスとなってきた。それでもなお,日本から発出される大気汚染と慢性腎臓病に関するエビデンスは皆無である。特に,日本において汚染物質のうち唯一濃度上昇が続くオゾンについては,諸外国の解析結果から,慢性腎臓病のリスクとなる可能性も示されているため注目して解析される必要がある。
・本筋から少しはずれる話ですが、本文の中でかなり気になったところが2つ。P50ページの↓の部分
高煙突が排煙の希釈には効果的なことが確認され,1914年に標高325m の山上に高さ156m の大煙突を立て大気汚染の拡散を行なうことで煙害を軽減することに成功した。このように,日本の大気汚染は,問題を認め,調査し,解決することを繰り返してきた。
1つは、ここでは高煙突が大気汚染対策に役立ったと書かれていますが、これを一般化することはできません。高煙突が被害を拡大させたこともあるのです。
また、「問題を認め」と書いておりますが、主語は何なのでしょうね。少なくとも企業や行政が公害の被害をあっさり認めるようなことがあったのでしょうか?ほとんど公害の被害者やその支援者達の努力で公害をみとめさせたと思います。
・それは、さておき、私は職業曝露の粉塵と腎臓障害というのは認識していましたが、大気汚染と腎障害という認識は弱かったので、これからボチボチ勉強して行きたいと思います。
以下日記
・8/4(日)は7時から8時半過ぎまで地域の草刈りでした。もう着ている服が汗でびっしょり、多分今年一番の汗のかきかただったでしょう。シャワー浴びて一服後エコーの勉強。昼食後お昼寝。その後もちょっと勉強して出勤です。17時30分から宿直。それなりに忙しかったし、夜中もおこされました。
・8/5(月)は、宿直明けでそのまま勤務。午前訪問診療、午後病棟回診、夜間診療で帰宅は18時まえ。夜間診療の予約数がすくなく、かつ、予約外の患者さんもなくて幸いでした。帰宅後は、アルコールのみながらエコーのYouTube観て、寝ました。
・8/6(火)は6時半起床。午前外来、午後病棟回診、夜間診療で19時半まえに帰宅。この日もエコーの勉強。
・本日8/7(水)は、5時半前に起床。肺エコーの本読んで朝食。7時10分頃家を出て病院へ。まず病棟の患者さん診て外来。午後から有給休暇で、14時半過ぎ帰宅。しまい込まれていたかき氷の機会で初めての家でのかき氷。氷が荒くてプチかち割りみたい。すぐ頭が痛くなりました。氷の砕き方と頭痛って関係があるような...その後1時間くらい遅いお昼寝。なんせ、疲れています。年齢的なものとこの夏の暑さ、仕事の仕方が合わさって疲労倍増。ただでさえ、(月)(火)は午前も訪問診療か外来で、夜間診療のダブルヘッダーで、週初めでエネルギー枯渇するのに、今回は、日曜の宿直。なんで、こんな働き方せなあかんねんっ!!!(突然関西弁)で、現在21時過ぎですが、これから布団に入って読みかけの「石垣りん」のエッセイ集を読みます。アルコールは飲んでおりません。

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こんなこともあるのね:乳房インプラントの胸腔内移動/宿がない

医学の症例報告読んでいて、「こんなこともあるのね」、とか、「よう、助かったなぁ」と思うことがあります。

今日も、NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEみていて「へーっ」と言ってしまいました↓


Intrathoracic Migration of a Breast Implant
Dane Stewart,  Laura Thomas
Published July 31, 2024
N Engl J Med 2024;391: e11
DOI: 10.1056/NEJMicm2311298
VOL. 391 NO. 5
・本日の格言:インプラントには寿命がある、歯でも乳房でも。
以下日記
・7/28(日)以来ブログをアップしていませんでしたが、この間していたことは、エコー(POCUS)の勉強と内科学会の生涯教育のビデオの視聴でした。
・7/30(火)の夜に8月下旬に久留米で開催される社会医学会の宿をとろうとインターネットで検索したら、何と宿が取れない。何で?夏休みだから?仕方が無いから時々お願いする旅行業者さんに頼んだら、そこも連泊で予約は取れず2泊するのに別のホテルに泊まらないといけなくなりました。ああ、めんどくさい。もっと早く予約すれば良かったと後悔日誌。
・8/2(金)は、当院では珍しい医局の歓送迎会を新倉敷駅前の「間暖」という韓国料理のお店で開催。何と飲めない人が過半数を超えておりました。私は、弱いけどいただきました。飲み放題なので飲まなきゃ損のような小市民的感覚でついつい飲んでしまいました。自制がなかなかできません。
・本日8/3(土)は、11時までじん肺と自己免疫疾患の論文の最終手直し。そして、エダンズという英語を「添削」している業者さんに原稿送っておいくらかかるか見積もりを頼みました。午後は、ZOOMで医療福祉政策学会に参加。シンポジウムはなんと宮崎県の土呂久のお話。水俣病やイタイイタイ病ほど有名(悪名)じゃない(と思う)ですが、公害が起こったところです。私は、大学院にはいってそれに関する論文を読んだので知っておりました。公害はどれもそうですが、個人の健康破壊のみでなく地域社会も破壊するもので、本当に理不尽です。でも、それが繰り返されているのですね。ヘーゲルが言ったように人類が歴史から学ばないのが、歴史の教訓ですね。参考のために↓
・明日は朝7時から地域の草刈り。17時30分から宿直です。草刈り後は宿直に備えてほとんど昼寝をしているでしょう。宿直なかったら真っ昼間から麦酒をのんでいるんですがね。ああ、あこがれのハワイ航路ではなく、青空ビール。・・・どれだけの日本人がこのフレーズを理解するでしょうか?ついでに標題の後半は「傘が無い」のパロディーですが、どれだけの人がこの曲を知っているでしょうか?

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遅発するのは慢性硬膜下血腫だけではない:遅れて発症した心膜血腫/ほぼ事務処理の1日

頭に軽微な外傷後数週間から数か月後に慢性硬膜下血腫が発症することがあるのは有名な(?)話ですが、他の外傷でも遅発することがあります。マンガ(タイガーマスクや空手バカ一代)で有名なのは、3年殺しですが...(どれだけの日本国民がわかるかな?9

・胸部に鈍的外傷を受けて7週間後に「発症」した心膜血腫(標題は心嚢水となっていますが、血液がでているのでこう呼んだ方が適切と思うのですが...)の報告↓


Delayed Hemorrhagic Pericardial Effusion following Blunt Chest Injury
Takao Konishi
Intern Med 63: 1837-1838, 2024
・なお本文中に出てくる]electrical alternansとは↓(心タンポナーデや心膜炎でみられるみたいですね)
 電気的交互脈 electrical alternans
心電図のR波またはT波の振幅が1拍ごとに変化する場合をいう。最も多いのはT波の交互脈で,R波の変化を伴うことと伴わないことがある。一般に頻脈(発作性上室頻拍など)の時に生じやすく,機械的交互脈(脈拍の大小)を伴う場合と伴わない場合がある。その機序は,心室内のどこかに興奮性が低下するか,不応期が延長した箇所があると,その部に1回おきにしか興奮波が侵入しえなくなるためと考えられる。交感神経性アミンやある種の抗不整脈薬など,薬物によっても生じることがある。
以下とっても短い日記のようなもの
・本日7/28(日)は1日家にいました。学会の監査や相談を受けた事例(複数)の資料に目を通していました。9時半位から30分のみ草刈りと畑の木を切りました。もう、それで1日分の体力を使ったみたいです。
・今日はたまっている事務的な作業が大分でき、かつ、机の上も雪解けして良かったです。ただ、相談されている事例の処理を今後していかないといけないのですが...
・で、本日もアルコールを飲みながら、このブログを書いております。そろそろベッドに入って福岡の観光ガイドを読みたいと思います。

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SSP:健康に配慮した飲酒に関するガイドライン/論文改訂版できた

今年の2月の話ですが飲酒のガイドラインが発表されておりました。私も気をつけないといけません。(麦酒350mL飲んだ後にこのブログを書いております。)



健康に配慮した飲酒に関するガイドライン





・休肝日って、根拠がないという言説をみたことがありますが、休むに越してことはないですよね。(すぐ、エビデンスがないとかいっている人嫌い・・・麦酒一缶で酔っ払っているので、ゴメンナサイ)


 

あっという間に以下日記

・7/22,23,24は通常の仕事。と言っても(月)(火)はかなりキツい。

・7/25(木)は、月に1回ある午前外来がない日。病棟回診がちょっと余裕を持ってできました。午後からは倉敷市役所で公害健康被害認定審査会。ちょっと早く着いたので、死白書の南側になるChou2というお店でかき氷。ここの氷は頭が痛くなりにくいと宣伝されておりましたが、確かにほとんどいたくなりませんでした。ただこれは、プラシーボ効果か他の交絡があるか分かりませんが。

・7/26(金)は、昨日書いたようにvimeoナンチャラのせいで、見る気満々のセミナーがみれませんでした。

・本日7/27(土)は、6時起床。30分ベッドでダラダラして起床。朝食後、じん肺と自己免疫疾患の論文を9時30分まで書きました。(とりあえずいったんできたものを教授にみていただいて、そのご意見に従い訂正)その後40分くらい畑の木を切りました。当然汗だく。シャー浴びてエアコンの効いた部屋で一服。あと内科学会の講演会の視聴をお昼ごはん→昼寝を挟んで行いました。そして、論文を仕上げて、教授へ再送。あとは、いろいろ事務作業。

・夕方満天の湯へ。1時間ばかり入浴後倉式珈琲店でカレーの夕食。その後マルナカで買い物して21時過ぎ帰宅。マルナカで見つけた小樽麦酒のピルスナーを1本飲んで、このブログを書いております。あと、ソルティードッグもどきを飲もうと思っております。

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黒い胸水/vimeo.comってなんじゃいっ!?

呼吸器を専門にしているので胸腔穿刺をすることは多かったのですが、胸腔穿刺をして赤い胸水がでてきたら、ちょっとびびりますが、大体結核か悪性腫瘍だろうと考えます。また、ひょっとしたら血管を傷つけたかもしれないと冷静に(?)判断できます。しかーし、黒い胸水がでてきたら、ナンジャコリャーと思うでしょう。私は経験無いですが。本日は黒い胸水の症例報告2つご紹介。



An 88-Year-Old Woman With Pneumothorax and Black Pleural Effusion


 Shota Takenaka, Masayo Yoshimura, Yoshiaki Kinoshita, Takuhide Utsunomiya, Hisako Kushima, Satoshi Nimura, Hiroshi Ishii


 Chest. 2024 Apr;165(4):e119-e123. doi: 10.1016/j.chest.2023.12.002.




Abstract

An 88-year-old woman was admitted to our hospital with the sudden onset of dyspnea after eating. The patient had undergone nephrectomy for a left renal tumor 24 years previously. The patient had been prescribed ferrous citrate for iron-deficiency anemia. She complained of appetite loss a few days before admission but had no abdominal pain. CT scan showed no abnormalities in the lungs but a mass in the liver.


・この患者さんはfecopneumothraxということでした。それについて生成AIに下のプロンプトで訊いてみました


Fecopneumothoraxとは何ですか。


Fecopneumothorax(フェコニューモソーラス)とは、胸腔内に空気(pneumo)と糞便(feces)が同時に存在する状態を指します。これは、一般的には腸管の穿孔(穴が開くこと)や、腸と胸腔との異常な交通(たとえば、腸の内容物が胸腔に漏れ出すこと)によって引き起こされます。
この状態は非常に重篤であり、感染症や敗血症のリスクが高く、緊急の医療処置が必要です。通常、診断には画像診断(X線やCTスキャン)が用いられ、治療には穿孔の修復や胸腔内の空気と糞便の除去が含まれます。
Fecopneumothoraxは非常に稀な病態ですが、早期の診断と適切な治療が重要です。
・上の記述は、それらしいですね。最初に紹介した論文中の黒色胸水をの原因の表が↓
・もう一つの論文↓
Black Pleural Effusion Attributable to Post-Endoscopic Retrograde Cholangiopancreatography Pancreatitis
Kiyoshi Takemoto, Shimon Takada
Intern Med 63: 1961, 2024
以下日記というか憤り
・最近AmazonのPrime Videoがみられませんでした、このブログを書く直前まで。ところだ、今、みられるようになりました。ついさっきまで、何かようわからんけどVPNが何ちゃらかんちゃらで観られませんというようなメッセージが出ておりました。
・で、今日は、楽しみにしていた(?)医学書院のオンラインセミナー「オンライン直伝!ベッドサイド・フィジカル!」を視聴しようとしたら「vimeo.com で接続が拒否されました。」というメッセージがでて視聴できませんでした。ちゃんとおすすめの書籍購入して読んでいたのに。いろいろ設定をいじったのですが、結局みれず。でも、その設定の変更のおかげでAmazon Prime Videoがみられるようになったのかな?
・せっかく予習して視聴しようとしたセミナーがみられずやけ酒飲んでいます。酔っ払ってこのブログ書いているので、批判的にお読みください。

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心臓ペースメーカーのリードが右室を突き破って肋間動脈を傷つけて血胸になったはなし:AIに一部訳してもらいました/今年一番の発汗

・7/15のブログで「異物は動く/長生きできる町」という標題でNEJMのPacemaker-Lead Dislodgement and Cardiac Perforationというレポートをご紹介しました。本日は似たような症例報告のご紹介。併せて最近私が勉強している生成AIの翻訳能力を試してみました。

・まずはレポートのご紹介。その後にAIの日本語訳を貼り付けました。



Right ventricular lead perforation with iatrogenic injury to an intercostal artery causing haemothorax after pacemaker implant
Anna Björkenheim, Torbjörn Kalm, Mats Lidén, Mårten Vidlund
BMJ Case Rep 2024;17:e258314. doi:10.1136/bcr-2023-258314

Abstract

A woman in her 80s experienced a life-threatening complication of pacemaker implant consisting of subacute right ventricular lead perforation causing iatrogenic injury to an intercostal artery, resulting in a large haemothorax. A CT scan confirmed active bleeding from the fourth intercostal artery. The patient underwent cardiothoracic surgery via a median sternotomy approach, during which the source of the bleeding was sealed, a new epicardial lead was positioned, and the original lead was extracted. This case emphasises the potentially severe consequences of pacemaker lead perforation and secondary injury to adjacent structures. It underscores the importance of early recognition and timely intervention, preferably in a tertiary specialist unit equipped for cardiothoracic surgery and confirms the value of pacemaker interrogation and CT scans for diagnosis.

80代の女性が、ペースメーカーの植え込みに伴う生命を脅かす合併症を経験しました。それは、亜急性の右心室リード穿孔によって肋間動脈に医原性の損傷を引き起こし、大きな血胸をもたらしました。CTスキャンにより、第4肋間動脈からの活動性出血が確認されました。患者は正中胸骨切開アプローチによる心胸手術を受け、出血源が封鎖され、新しい心外膜リードが配置され、元のリードが抜去されました。このケースは、ペースメーカーリードの穿孔とそれに伴う隣接構造への二次損傷の潜在的な重篤な結果を強調しています。また、早期発見と適時の介入の重要性を示しており、心胸手術に対応できる三次専門施設での治療が望ましいことを示しています。ペースメーカーの検査とCTスキャンが診断に有用であることも確認されています。

・本文の最初の部分(Background)も訳してもらいましょう

Pacemaker therapy is an effective treatment for bradyarrhythmias, most commonly indicated for sinus node dysfunction or high-grade atrioventricular block. With an ageing population and longer life expectancy, pacemaker use is increasing, with approximately one million people worldwide undergoing pacemaker implantation each year.

 

While generally safe, pacemaker therapy can have complications, most of which occur within the first 30 days after implantation.4 Complications include bleeding, infection, lead dislodgement, pneumothorax, air embolism, lead perforation and thrombosis, on rare occasions, resulting in death. Lead perforation is a rare but serious adverse event, occurring in approximately 0.3%–0.7% of implants.1 It can result in acute pericarditis, pericardial effusion or tamponade, constrictive pericarditis, pleural effusion, haemothorax, pneumothorax, lung perforation, diaphragmatic stimulation or be without clinical manifestation.1 Patients with lead perforation are at increased risk of other major complications, in-hospital mortality, and, potentially, infection related to early reintervention.

ペースメーカー療法は、徐脈性不整脈に対する効果的な治療法であり、主に洞結節機能不全や高度房室ブロックに適応されます。高齢化と平均寿命の延長に伴い、ペースメーカーの使用は増加しており、毎年約100万人が世界中でペースメーカーの植え込みを受けています。 

一般的に安全とされていますが、ペースメーカー療法には合併症が伴うことがあり、その多くは植え込み後最初の30日以内に発生します。合併症には、出血、感染、リードの脱落、気胸、空気塞栓、リード穿孔および血栓症が含まれ、稀に死亡に至ることもあります。リード穿孔は稀ですが深刻な副作用であり、植え込みの約0.3%~0.7%に発生します。これは急性心膜炎、心膜液貯留や心タンポナーデ、収縮性心膜炎、胸膜液貯留、血胸、気胸、肺穿孔、横隔膜刺激を引き起こすか、あるいは臨床的な症状を伴わないこともあります。リード穿孔が生じた患者は、他の主要な合併症、院内死亡、および早期再介入に関連する感染のリスクが増加します。

・上記翻訳は私は手を入れていません。ちょっと変なだなと思うところありますが、すごいと思いません?

(今回同じ分をGoogle翻訳、DeepLでも訳してもらいましたが、そう大きな違いはありませんでした。ただ、最近"Causal Inference: What If"を訳すとき使ってみると、明らかに私がつかっているAIの方がきれいに翻訳できています)

以下日記

・昨日7/20(土)17時より宿直でした。0時過ぎにおこされましたが、真夜中におこされることはありませんでした。6時10分に看護師さんの優しい声でおこされて活動開始。無事9時にdutyをおえることができました。9時過ぎに病院を出て倉式珈琲店マルナカ新倉敷店へ。ちょっとだけ待ち時間があって入店。ミックスジュースのかき氷と珈琲をいただきながら『社会医学の考え方』(田中恒男)を読んでおりました。その後満天の湯で1時間くらい過ごして12時前に帰宅。お昼はジャガイモがいっぱい入ったカレー。ちょっと読書して1時間ばかりお昼寝。で、またお勉強。17時過ぎ配偶者と金光町のすし丸へ。帰宅してもまだ明るかったので40分位草刈りしましたが、もうあつーーい。トイレに入ったら流れる汗。満天の湯のサウナの中より汗が出ました。その後ちょっと汗が落ち着くのを待ってシャワーを浴びました。

・その後もお勉強。水がよく飲めます。今日は麦酒を飲む気にもなりません。これからここ1週間の予定/計画を立てて22時半までには寝たいと思います。

 


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今日はAIとPOCUSの本2冊本を読み終えました/宿直ツライ・キツい・やめたい

最近集中して(と言う程でもないですが)勉強しているのが、生成AIとPOCUA(Point-of-care ultrasound)です。で、本日は↓の2冊を読み終えました。


先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI

先読み!IT×ビジネス講座 画像生成AI

  • 出版社/メーカー: インプレス
  • 発売日: 2023/03/21
・ChatGPTについての本は2冊とちょっと読んだのですが、画像生成についてはよく分からなかったので読んでみました。まだ使っていませんが、そのうちこれで描いたものをアップしたいと思います。この本の最後の方に法的な問題も書かれており勉強になりました。
・もう一つの本が↓
型で覚える 型で学ぶ プライマリ・ケア医のための超音波(POCUS)

型で覚える 型で学ぶ プライマリ・ケア医のための超音波(POCUS)

  • 出版社/メーカー: 南山堂
  • 発売日: 2023/04/19
・今後POCUSにトライしたいと思っているのですが、入門書として良かったです。最後に座談会が載っていてPOCUSの「歴史」や位置づけがかかれていて、なるほどと納得というか、勇気づけられました。(「忙しい中で知識もあまりないし、装置の使い方がわからなかったりすると、そこにハードルがあるのだと思います」という記述や「変な言い方すると、技師からはPOCUSは手抜きみたいに見えてしまうわけです。そこはまったく立ち位置が違うので・・・」)
・引き続きAI, POCUSは勉強して行こうと思いますが、これから一週間は「フィジカル」)(オリビアニュートンジョンの歌ではない←これが分かる日本国民はどれだけいるか。余談ですが、このミュージックビデオのオチが好き)について勉強します。
以下大雑把な日記
・7/16(火)=火曜日は一番ツライ日。なんとか乗り切りました。帰宅は20時前です。
・7/17(水)は、夜に開業医さんとの勉強会。ビスホスホネートによる非定形大腿骨骨幹部骨折と壊死性筋膜炎の二症例の発表で、共にへーでした。特に後者は最初原因がよく分からないアシドーシスということでした。病変部が最初お尻の方でそうひどい変化でもなかったので最初壊死性筋膜炎が鑑別診断に入ってなかったのですね。それにしても怖い。
・7/18(木)は夜に"Causal Inference: What If"の勉強会。いつもは他の参加者は英語を読んで訳してくださるのですが、今回は自分にその役が回ってきました。ホンマに、英語の発音悪いわ。
・7/19(金)は午前外来、午後ちょっと病棟よって有給休暇。新倉敷の「満天の湯」でサウナはいって、そのあと同一敷地にある倉式珈琲でかき氷食べながら↓の本を読みました。
・まだ1章しか読んでませんが、全然しら無かったことや、自分が同時代を生きたこと、ちょっと違うなと思うようなことが色々載っておりました。今後の展開はどうなるのでしょう?
・本日7/20(土)は6時30分起床。朝食後一服して30分のみ草刈りと木を切る作業。当然汗だくになりシャワーを浴びて午前中は読書、とうことで最初の2冊の本を読み終えました。午前中にゆっくり読書ができるというのはよろしおすなぁ。
・昼食後お昼寝して、いろいろ雑事。17時から明日の9時まで宿直なのでもうちょっとしたら出かけます。ほんとーーーーーっに、もう宿直や休日の仕事は辞めさしてほしいっ!!!!!

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