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肝細胞癌に対する化学塞栓療法の合併症としての皮膚壊死/偲ぶ会

標題にあるような事例の報告NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICIENにありました↓


Skin Necrosis after Transarterial Chemoembolization
Myriam Viedma-Martinez, Isabel Villegas Romero
N Engl J Med 2022; 387:2268
・そもそも化学塞栓療法とは↓(がん情報サービス)
1)肝動脈化学塞栓療法(TACE)/肝動脈塞栓療法(TAE)
・何故皮膚に障害が起こるか?最初のNEJMの論文にちらりとかかれていましたが、肝鎌状動脈というのが皮膚とつながっているんですね.↓のような日本語の論文がありました.
経肝動脈腫瘍塞栓術施行による臍上部の有痛性紅斑の1例
斎藤 研二 日下部圭吾 村田 洋三 熊野 公子
 皮 膚 ・第42巻 ・第1号 ・2000年2月
 65歳女性。肝細胞癌に対して経肝動脈腫瘍塞栓術(transcatheter arteria embolization:以下TAE)が施行された。第1回右肝動脈からのTAEでは,皮疹は生じなかった。肝左葉の腫瘍に対して左肝動脈からの第2回TAE施行3日後,臍上部に水疱形成を伴う有痛性紅斑が出現した。紅斑は消退したが,6ヵ月後瘻孔を生じ手術加療を要した。TAE時の動脈造影CTにて,肝左葉を経て腹部皮下組織に達する肝鎌状靭帯動脈が描出されており,この動脈を介して皮膚合併症が発症しているものと考えた
・私の患者さんで何人かこの治療を受けられて方がおられますが、幸いどなたもこのような合併症は起こされていませんでした.ただ、今後もTACEする患者さんは出てくるでしょうから、気をつけておかないと.
以下日記
・一昨日12/16(金)は、午前外来、午後発熱外来でコロナ感染症疑いがある人を3人診察.合間に病棟回診.18時30分から入院患者さんのご家族に病状説明して19時50分帰宅.ネコたちに餌、入浴、夕食、肺癌の講義の準備を行いました.
・昨日12/17(土)は6時半起床.11時くらいまで因果推論の勉強.11時15分から12時45分までZOOMで、社会関係資本論のWebinar視聴.その後配偶者と最近鴨方にできた「ベトコンラーメン」に昼食.30分強まって口に入りました.何とニンニクの多き事よ.ニンニクはできるだけさけて食べました.しかし、苦しい.帰宅後はひたすらい肺癌の講義の準備.夕方ちょっとだ出かけて買い物.夕食は本格的には食べられず食パンにして後はアルコールを飲みました.
・本日12/18(日)は、6時半起床.肺癌の講義を9時くらいまでして、あとは身支度9時半に家を出て玉島の樋口芳泉園茶舗というお店でほうじ茶を買って水島にある生協会館へ.11時から12時まで「三村宏二先生を偲ぶ会」に参加.三村先生は初代玉島協同病院院長、私は4代目院長.そして、三村先生は私たち夫婦の仲人もしてくださってもおり、わたしは偲ぶ会の呼びかけ人のひとりとなりました.で、本日会の最初の挨拶.挨拶は大の苦手だったのですが、なんとかおわりました.その後はいろんな方のお話をききながらホロリともきました.そして参加者で献花をおこない、最後に息子さんの挨拶で会が終わりました.私を含め参加者の心のケジメがついたのと、同窓会のようになったり、高齢の先輩方の生存確認ができてよかったです.コロナがなければ2,3時間食事をしながらこういう会ができたらよかったなと思いました.ひょっとしたら、コロナがおわったらもう1回したりして.
・会の後は近くの古狸庵でかきあげ天ぷら饂飩をたべてのち、帰り山陽マルナカ、Ks'デンキに寄って買い物したりして15時20分帰宅.肺癌の講義の準備をちょっとだけして16時過ぎから17時過ぎまで、町内会の集金に回りました.皆さん、親切に声を掛けてくださり快くおつりの(あまり)内容に支払ってくださり助かりました.しかし、完全に体が冷えた.で、脚も痛くなりました.(最近血栓後症候群の痛みは大分よくなっているのですが、やはりある一定の距離を歩いたり、長時間脚を垂らしていると痛くなります.また、痛みはよいものの夜はビックリするくらい脚がはれております)また、体を温めながら肺癌の講義の準備.そして入浴、夕食.アルコールをいただいております.何か結構つかれたので、早く寝たいと思います.

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