SSブログ

神経障害性味覚障害の病態/その情報は不要です

昨日は、嗅覚障害の話題でしたが、本日は味覚障害のお話。↓のような総説がありました。


神経障害性味覚障害の病態


日耳鼻123: 118―122,2020




【抄録】臨床において味覚神経障害をまとめた報告は多くないため, 今回は受容器障害ではなく, 神経障害に焦点をあてて言及した.

 味覚を支配する末梢神経は, 舌前方2/3を鼓索神経, 舌後方1/3を舌咽神経舌枝, 軟口蓋を大錐体神経が支配している. 鼓索神経領域の味覚神経障害の機序として, 1) 顔面神経障害に伴うもの, 2) 中耳手術時などの直接損傷, 3) 舌神経断裂時の損傷, 4) 中間神経障害などが挙げられる. 鼓索神経は一般体性感覚も司る可能性があるため, 味覚のみならずしびれなどの症状にも留意する.

中枢性味覚異常は臨床上, 器質性, 機能性に分類できる. 器質性の頻度は少ないものの見逃してはならないため, 進行する神経症状やほかの神経症状が見られる例, または一側性の味覚障害例は頭部 MRI の施行を考慮する.

 また機能性異常の1例として舌痛症の特徴をもつ自発性異常味覚が挙げられる. 中枢神経系の抑制機構が脆弱になっている状態が考えられ, すなわち舌痛症に類似した病態である. いまだ確立された治療は存在しないが, 病態説明や内服加療に加えて, 症状の緩和を目的とした対応も必要であり, その一つとして当科ではカプサイシンの外用を使用している. そのほかにもマウスピース, 飴・ガム, 立効散のうがい, 口腔用ジェルなどが使用される



・嗅覚障害、味覚障害はなかなか難しい。また、耳鳴りも難治なことがおおいと、自分の経験の範囲で思うのでした。



あっというまに以下日記

・本日4/9(木)は、5時半起床。朝勉して水島へ出勤。その病院玄関のものものしさ(机のバリケードと人の盾みたいな感じ)にビックリ。(COVID-19対策)しかし、これも仕方ないか。水島では、マスクは1週間に1枚。玉島は1日1枚なので恵まれていますな。で、わたしは、捨てずに選択しているので段々たまってきております。それはさておき、午前中は産業医学科外来。予約がすくなかったので、早く玉島へ戻れました。回診して、16時から1時間弱研修医(+医局事務+診療部長)に、外来の心得・コツといった講義。大きな会議室で離れて講義です。で、その後ちょっと病棟よって18時過ぎ帰宅です。診察した患者さんも少なく、早く帰れたのになぜか疲労感あり。お風呂入って夕食です。その後、大学院でこれから使われるZ00Mについて勉強し、ウェブカメラをPCについて、ソフトをダウンロードし、ためしに会議に「参加」。ちゃんと画像が映り音も聞こえることが確認できました。それにしても背景が汚すぎる。自分の勉強部屋のデスクトップを使っているのですが、後ろが本棚。本が乱雑に立っていたり、寝ていたりするだけではなく、ビール瓶やテキーラの入ったフレスコも置いてあるし、袋吊り下げてあるし。なんかタペストリーかのれんのようなもの買ってきてズームを使うときは隠さないと。

・まったく話変わって、本日の午前中はベテラン看護師さんと産業医学科外来でしたが、あいかわらず私は頻尿。看護師さんに頻尿だけど、前立腺肥大ではなく過活動膀胱(と自己診断)なので、おしっこに時間はかかりませんと言ったら、「そんな情報はいりません」とピシャリと言われちゃいました。昨日の外来「新人」看護師さんの私の頻尿までメモしようとした態度と全然違って、おもしろかった。

・さて、これからちょっとだけ事務作業して寝ます。体がしんどいのは5時半に起きたからかな?

nice!(0)  コメント(1)