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壊血病/すこしだけ雪が溶けて地面がみえた

壊血病とは、『医学書院 医学大辞典 第2版』によると↓(「壊血病」→「ビタミンC欠乏症」となっております。)


ビタミンC欠乏症
vitamin C deficiency
[同義語]アスコルビン酸欠乏症 ascorbic acid deficiency,壊血病 scorbutus(scurvy)
ビタミンCの欠乏によって起こる病気で,15世紀から17世紀にかけて遠洋航海に行く乗組員の60%以上が壊血病で死亡した。1753年にイギリスのリンド(Lind J)が新鮮なオレンジとレモンで予防できることを示した。症状は歯齦〈しぎん〉炎,下肢,特に膝のすぐ上部に皮下出血がみられる。小児の場合は,上記の症状に骨病変が加わりメラー-バーロー病,小児壊血病と呼ばれている。治療はビタミンCを50~2000mg/日投与する。



・で、疫学を勉強する者は壊血病と脚気は知っておかないといけないでしょう。↓の様なケース・レポートが目にとまりました↓


Musculocutaneous manifestations of scurvy FREE
Nicholas Ryan Newsom, Areeba Kara and Lauren Ladd



・現代でも食事内容によって壊血病や脚気になり得ることは肝に銘じておかないといけませんね。

もう一つ、歴史的な話↓

珈琲一杯の薬理学
壊血病と浮腫病の歴史に見るコーヒーとビタミンの関係
薬史学雑誌51(1),5-10(2016)
岡   希 太 郎
・壊血病も脚気も「航海」が関係しておりますね。限られた空間での疾患、かつ、限られた空間の中での臨床試験をして治験がえられたということでしょうか。
あっという間に以下日記
・久々のブログのアップです。やっぱり老化が進んでいて、帰宅してからブログを書く体力・気力が落ちてきております。でも、ちょっとずつでも「発信」はしていきたいと思っております。
・9/19(火)は、5時半過ぎに起きて翌日の職員向け労働安全衛生に関する講義準備。午前外来、午後回診、夜間診療で、帰宅は20時前でした。
・9/20(水)は、この日の講義に関係する文書をよんで出勤。午前外来、午後病院の全体学習で労働安全衛生について:基本的な考え方と医療機関の「有害要因」について。ちょっと時間をとってラテックスアレルギー、関連してラテックス・フルーツ症候群の話もしました。その後病棟のカンファレンス、回診。19時半~21時前まで開業医さんと月1回の勉強会で、帰宅は21時15分。
・9/21(木)は午前外来、午後回診と認知症ケアチーム会議。帰宅して20時30分~22時まで"Causal Inference: What If"のZOOMでの勉強会。この勉強会が終わるとほぼ1週間が終わったという感じでホッとします。
・9/22(金)は、目覚ましをかけ忘れて6時25分起床。ほんの少しだけ↓の本読んで出勤。
人はなぜ御用学者になるのか―地震と原発

人はなぜ御用学者になるのか―地震と原発

  • 作者: 島村 英紀
  •  花伝社
  •  2013/07/01
  • 単行本
午前外来、午後会議2つの合間に回診。帰宅して久々に(???)アルコールをいただきました。
・本日9/23(土)は8時から10時45分まで病院に行って、最初に外来の電子カルテで患者さんの情報チェック。落ち着いておられたようなので病棟へは行かず、事務作業をしてから、外来でひたすら研究会発表の準備。帰りにコーナンでネコたちのエサ買って11時39分帰宅。メールのチェックや資料の整理して13時に昼食。その後机の片付けと資料の整理。17時から1時間草刈りしました。そしてシャワー浴びて夕食。飲酒。そしてこのブログを書いております。もうちょっと資料の整理してから寝たいと思います。なんとか机の上の山が丘になって「地面」もみえてきましたが、雪解けにはもうすこし。

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