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あまり使う気にならないゾフルーザ/「今日は、明日がたのしみ」ナンチャッテ

本日12/7(金)の夜は、「感染防止対策加算に係る合同カンファレンス」というのに参加しました。で、最初に塩野義製薬のMRさんから、ゾフルーザ(どうも世の中では1回のみ内服でよいと宣伝され、結構処方されているようです)の話がありました。その効果の根拠となっている主要な試験がT0831試験だというものだそうです。それを聞いて思ったのは、対象となった患者さんが12歳以上65歳未満、大きな合併症がない(らしい)人たちだそうです。それを聞いて、すぐ使ってみる気がなくなりました。だって、私が診ている患者さんたちはもっと高齢者が多いし、基礎疾患もあるから。まあ、絶対つかわないというわけでもないですが。

・実際使わないと宣言している医療機関もあります↓


亀田メディカルセンター|亀田総合病院感染症科




・批判的なブログ↓

EARLの医学ノート




・関連して、感染症学会の見解




↑を読んでみて驚いたのは、資料に使われているのが添付文書だということ。もうちょっと元の文献を批判的に吟味してほしいものです。


・ちなみに、この薬いがいでも、原則新薬にはあまり飛びつかないほうがよいと思います。薬の開発段階では、試験をする人数は限られています。なので、稀な副作用はわからないことがあります。例えば副作用が出る率が0.1%のばあい、試験を500人でしていたら副作用がでてきません。で、市販されて何万にもつかわれだしたら、副作用がでてくるわけです。なので、私の勤めている病院は、(あくまで)原則発売後1年は採用しないということになっております。(なっていた?)


以下日記(ちょっとだけよ)

・本日12/7(金)は、5時40分ころ起きて朝勉して、出勤。午前中外来。午後インフルエンザの予防接種、病棟回診、書類をかいて、上記カンファレンスに参加しました。20時ころ帰宅し、入浴、夕食。珍しくTVを観ずに食事。で、このブログを書いております。で、これから歯磨きして寝床に入ります。なんせ、明日、明後日は朝8時40分から17時50分まで質的研究の集中講義ですから。若い人ばかりのところに一人オッサンが授業に参加するのは、ちょっと怖いですが、まあ、いつ死ぬかわからないので、この機会を生かさないと、質的研究を理解せずに一生が終わるでしょう。

・そうそう明日は集中講義後大学院の忘年会です。ちょうしこいて飲みすぎないようにしないと。



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