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SSP:医療従事者の養成課程の中で行われる医療倫理教育の 内容についての提言/「閉店」を考えている

・J-stageをみていたら、「日本医学哲学・倫理学会 」の学会誌に、標記「医療従事者の養成課程の中で行われる医療倫理教育の 内容についての提言ー医療従事者の養成課程の中で医療倫理教育を担当される方へ-」というものがありました。2015年8月に出たものですが、学会のwebsiteをみても新しい提言が出たようでは無いようです。(違っていたらごめんなさい)↓のアドレスで読めます。




・ザーと眺めてみて、自分もまだまだサッパリという感じと、この中の「 研究者倫理の向上のためにどのような教育が有効であるかは、教育現場での試行錯誤が必要と思われる が、最低限の知識として、人を対象とする医学系研究の歴史的背景を教えることが不可欠だと考えられる。 すなわち、研究倫理の「負の遺産」としての歴史上の非人道的な人体実験の事例を教えるとともに、こうした事例の発生に対して、「ニュルンベルク綱領」や「ベルモント・レポート」等が作られたことを到達 目標2と併せて教授する必要がある。」というところの「負の遺産」についての教育は日本ではほとんどされていないと思うものであります。とても、残念なことであります。



あっという間に以下日記

・昨日1/31(水)は、午前中外来でした。最後に予約されていた新患さんがおられたのですが、当院では治療できないと考えK病院に臨時で受診をお願いし、無事入院させていただきました。ほっといたしました。午後はカンファレンス、そして夜間診療。先週とは打って変わって患者さんは少なく、ほぼ時間通りに外来診療が終わりました。で、20時頃帰宅。お風呂入ってお食事。夜ちょっとだけ月食を見ました。

・本日2/1(木)は午前中水島で産業医学科外来。今日もまた水島コンビナートで働く労働者の方が長時間労働者への医師の面接に来られました。過去、何回も書きましたが、私が若かりし頃はコンビナートの会社から当院がぼろくそに言われて、コンビナートの労働者が当院にかかれないよう「鉄のカーテン」があったのに、隔世の感があります。

・午後は水島で続けて岡山県の手話通訳者さんの頸肩腕障害健診。健診を受ける方々は、手話通訳のみで無く看護師だったり介護士だったり、PCを長時間使ったりと純粋に手話通訳労働のみの問題だけではない感じがいたします。まあ、最近は重症の方はおられないのでほっとしますが。(と、言うか実は問診段階で、この方は健診の対象では無く治療の対象ですからと、健診を「断って」います。それは、長い経過から納得していただいていると思っています)

・上記のように細々と産業医学科というのをやっていますが、じぇんじぇん後継者はおりません。いつ店じまいをしようかと考えているところです。

・健診後玉島へ戻って、事務作業。そして19時半から当直です。幸い今のところはおちついており、このブログをかいております。そろそろ寝るつもりですが、果たして朝まで起こされずにおれますか...何もありませんように、インシャラーメンダブツ。


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