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痛い黄色腫:手掌線状黄色腫/数日独身

黄色腫とは、『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


[英]xanthoma


脂肪を含有する組織球が局所的に集積したもので,真の意味での腫瘍ではなく,組織球の反応性増殖である。通常,皮膚および皮下組織に生じるが,腱鞘や滑膜などの深部軟部組織にも生じることがある。高コレステロール血症を伴うものと伴わないものとがある。糖尿病に随伴するものもある(糖尿病性黄色腫)。眼瞼に生じる黄色腫は黄色板症と呼ばれる。なお,黄色板症は黄色腫の旧名とする立場もある。その他の例として,肘や殿部などの皮下に生じる結節性黄色腫,手関節の腱鞘や足関節の腱鞘(特にアキレス腱)に生じる腱黄色腫などがある。


・他のテキストをちょちょっとみてみても、自覚症状が生じるというようなことは、書いていないようですが、手が痛くて瓶のふたを開けられなかったり握手ができないこともあるようです。NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに以下のようなレポートがありました。


Xanthoma Striatum Palmare

・上記疾患は、日本語では、手掌線状黄色腫というもので、『医学書院医学大辞典第2版』の説明は↓
手掌線状黄色腫 シュショウセンジョウオウショクシュ  [ラ]xanthoma striata palmaris  [同義語]手掌線条 palmar striae
家族性高リポ蛋白血症Ⅲ型に特徴的な黄色腫であり,診断的価値がある。主として手掌溝に沿って線状に黄色腫を発現するが,手掌全体に認められることもある。家族性高リポ蛋白血症Ⅲ型でも稀であり,血清脂質が異常に高くなると出現し,血清脂質の改善とともに消失する。
・こういう手の人を見たら、脂質をはからないといけませんね。有病割合は、1万人に2,3人らしいですが。
以下日記
・昨日5/10(木)は水島で午前中産業医学科外来。漆塗りを何十年もしていていて、つかっているアセトンの健康影響を心配してこられて方がおられましたが、結論的には、アセトンは関係なさそうでした。午後は玉島で産業医面談、レントゲンの読影等。夕方いったん帰宅してJRで新倉敷駅まで。間暖という韓国料理屋さんで、新しく来られた医局事務さんの歓迎会。あまり、しゃべるまいと思っていましたが、結構しゃべってしまいました。蘊蓄垂れるウザイオッサンでした。ああ、酒の力は怖い。22時前まで。帰宅は22時半頃過ぎ。お風呂は入らず、歯磨きして顔を洗ってすぐ寝ました。
・本日5/11(金)5時半過ぎに起きて、朝風呂入って早めに出勤です。外来前に事務作業をして、それから午前外来。今日はスムースに進みました。午後は、呼吸器回診と初めての試み。入院している呼吸器疾患の患者さんを看護師さんと回診してまわるというもの。本日はたったの4名の患者さんでした。回診後、看護師さん達にミニレクチャー。今後これを毎週進めていく予定です。その後は、レントゲン読影と事務作業。18時頃病院を出て、かえりに鴨方のCOOPによって買い物して、帰宅。井之頭五郎のように腹が減っていたので、レトルトのカレーとCOOPでかったサラダと塩タンを食べました。(配偶者は、今朝から山陰の方に家出してしまいました。)結構それで、おなかいっぱいで、このブログを書いております。これからお風呂入って、ちょっと事務作業と片づけをして、早めにねます。明日は、大学に行って自分の研究をして、疲れたら映画を観たいものです。

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