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滑膜軟骨腫症/鯖、きびなこ、さつまあげ美味いっ!

・滑膜軟骨腫症とは、『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


滑膜軟骨腫症
カツマクナンコツシュショウ
[英]synovial chondromatosis

関節や滑液包の滑膜に生じた化生軟骨塊が関節内や滑液包内に遊離した腫瘍類似疾患。膝関節・股関節に多く,小関節や滑液包は稀である。多数の遊離体を認める。組織学的には滑膜内の軟骨化生と表面を滑膜に被われた軟骨性遊離体を認める。遊離体の摘出と軟骨化生部の滑膜切除を要する。

とても似たような言葉に、滑膜骨軟骨腫症というのがありますが、それは↓



滑膜骨軟骨腫症
[英]synovial osteochondromatosis

骨化を伴った関節滑膜の化生軟骨塊が関節内に遊離した腫瘍類似疾患。遊離体内の軟骨骨化が滑膜軟骨腫症とは異なる。膝関節・股関節に多く,稀に滑液包内にも発生する。関節遊離体を生ずる離断性骨軟骨炎等との鑑別を要する。組織学的には滑膜内軟骨化生や骨化を伴う軟骨性遊離体を認める。



・で、今週のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました


Synovial Chondromatosis


N Engl J Med 2019; 381:1364 Oct 3, 2019




・私は、関節炎・痛がなかなか苦手で、今回勉強のためlogしました。



あっという間に以下日記

・本日10/5(土)は、「ホテルウェルビューかごしま」で5時45分起床。桜島の横から出る朝日をみておりました。その後入浴、朝食。ちょっとだけ朝勉。9時から12時30分まで、民医連呼吸器疾患研究会。学習公園が1時間、その後シンポジウムでした。内容の概要は↓




推定250kgの肥満低換気症候群の患者さんの入院から退院までのお話と小児在宅人工呼吸のお話でした。どちらも、本当にようやってはるなあという感じでした。最後に人工呼吸器をつけている小学1年生の女の子の歌を歌っている動画でほろっときてしまいました。


・研究会後は、ホテルからバスで鹿児島中央駅へ。そこから歩いて10数分、おとついいった「奏で」というお店で昼食。エビトマトチーズラーメンというものを食べましたが、おいしかった。(麦酒もいただきました)そこからタクシーで長島美術館へ。とても眺めの良いところでした。シャガールの「ダフニスとクロエ」版画展。やっぱり、色がきれいやわー。それから常設展、「白鳥信之展」。白鳥さんって、知らなかったけど、女性の絵がとっても素敵でした、ホレテマウヤローッ!




・その後30分位歩いて、ベル通りの一昨日行った「魚庄」へ。おとつい感動した鯖の刺身とキビナゴの刺身をいただきました。うまいっ!でも、結構なお値段でした。その後鹿児島中央駅でお土産を買って、21時10分無事帰宅。入浴後お土産に買ったさつま揚げでジントニックもどきをのんで、このブログを書いております。さつまあげもかなりおいしい。あっというまに買ったもの全部食べてしまいました。

・さて、これから歯磨きして寝ます。明日は8時から地域の草刈り、午後からは木曜日午後から病院を留守にしていたので、病棟患者さんをみに行くつもりです。(サービス残業ではなく、サービス出勤?)夜には、ステラアルトワが届くはず。

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心拍にあわせて瞳孔ひろがったり縮んだりする病気/里アンナさんの歌を聴く

標題のような徴候をLandolfi signというそうです。南山堂の医学英和大辞典によると「ランドルフィ徴候(大動脈閉鎖不全において動向が心収縮期に収縮し、拡張期に散大すること)」という説明がありました。残念ながら『南山堂医学大辞典第19版』にも『医学書院医学大辞典第2版』にはこの項目は載っていませんでした。で、今週のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。


Landolfi’s Sign


N Engl J Med 2019; 381:e29 Oct 3, 2019




・息切れを訴える人には、じっと目を見ないといけません。



あっという間に以下日記

・本日10/4(金)は、6時半に「ウェルビューかごしま」というホテルで起床。カーテンをかえると桜島の横から朝日が昇ってくるところが見えました。

・9時から20時まで、第44回全日本民医連呼吸器疾患研究会に参加。内容は↓




最初の記念講演の「日常診療に潜む考え方のエラーについて:誤り方を知ることの重要性」がとても私好みで、非常によかった。講演の中で何冊か本がでてきましたが、私が本棚に立ててるだけの物だったので、それを読むモチベーションになりました。

cf. 診断・判断エラーのあれこれ(今日の講演で引用されていた文献の一つ)

Achieving Quality in Clinical Decision Making: Cognitive Strategies and Detection of Bias




・私は分科会でじん肺に合併した肺癌の実態について発表。とくに問題なく終わりました。

・18時から20時まで懇親会。その中で大河ドラマの「西郷どん」のメインテーマを歌い、出演もした出演もした里アンナさんの生演奏が聴けました。三線の演奏にあわせて歌ったのも、アカペラもよかった。当然CDを購入し,サインもらって、握手しました。(ところで、私はNHKの朝ドラも大河ドラマもほとんど見ません。でも、ここで里アンナさんの歌を聴いたのは何かのご縁でしょう。)

・その後多くの人?は、繁華街にくりだしていきましたが、私は、自重し現在ホテルの部屋でこのブログを書いております。これをアップしたら、サッサと寝るか、アマゾンプライムビデオを観てから寝ます。そして、明日は朝風呂入って、朝日をみます。


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鹿児島着,首折さばうめ

・本日10/3(木)は、6時40分頃起床。一瞬朝勉して出勤。早朝回診して、外来。幸いなことに重症な患者さんは来られませんでした。午後ダッシュで回診し帰宅。それから鹿児島へ。19時12分に鹿児島中央駅に到着。その後、ベル通りの魚庄というお店で知り合いのDr.の友達のお勧めのお店で、合流。5名集まって夕食。「2次会」は、「奏で」というラーメン屋さんで2次会。そして0時前にホテルにチェックイン。

・鹿児島へむかう「さくら」の中で↓の本が読めました。


マーティン・ルーサー・キング――非暴力の闘士 (岩波新書)

マーティン・ルーサー・キング――非暴力の闘士 (岩波新書)

  • 作者: 黒崎 真
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/03/21
  • メディア: 新書
・この本は色んな資料も紹介されており、かなり役に立つ本だと思います。内容は、マルコムXの見方がすこしかわったような・・・今度は、マルコムX関係の本をよいましょう。
・今日はかなり酔っ払ったので、これから寝ます。明日から1日半、民医連呼吸器疾患研究会です。私は発表1代あるのみ。(あとは、世話人会への参加)

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マイ手帳大賞:あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない/デパスは飲みません

・古い話、熱心な読者なら覚えておられるだろうが、8月の(5)、6,7日と東京慈恵会医科大学国領キャンパスでの社会医学会に私が参加して来ました。どのような内容だったかは↓




このプログラムの中で、琉球大学医学部附属病院 地域医療部 臨床倫理士の金城 隆展先生の「対話し協働する保健医療福祉を考える~立ち止まり物語る倫理のススメ~」というお話を聴きました。いろいろ勉強になることがあったのですが、その中で『夜と霧』の中の言葉が引用されていました。それが標題の言葉。もうちょっと前の分とともに引用すると↓(新版から)


  強制収容所にいたことのある者なら、点呼場や居住棟のあいだで、通りすがりに思いやりのある言葉をかけ、なけなしのパンを譲っていた人びとについて、いくらでも語れるのではないだろうか。そんな人は、たとえほんのひと握りだったにせよ、人は強制収容所に人間をぶちこんですべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない、実際にそのような例はあったということを証明するには充分だ。


・『夜と霧』には、古い訳本と新しい訳本(新版)があります。私は両方とも読んでいたのです、このフレーズを覚えていませんでした。しかし、家に帰って悪い予感がしながら新版をみてみると、案の定赤線が引かれていました。読んだときは大切と思ったのでしょうが、忘れていたのです。実際に繰り返し本を読み、講演を聴いたりディスカッションをしないと、大事なことでも忘れてしまうということでしょう。(私だけ?)


夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

夜と霧――ドイツ強制収容所の体験記録

  • 作者: V.E.フランクル
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 1985/01/23
  • メディア: 単行本
夜と霧 新版

夜と霧 新版

  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2002/11/05
  • メディア: Kindle版

・メタ認知として、この環境で自分がどう振る舞うのかというのを「観察」するのもよいでしょう。(私は、何らかの事故、例えば電車の大幅な遅れ、が起こったとき、周りの人がどういう言動をしているのか、そして自分が同感じ、どう行動するのだろうというメタ認知を楽しむようになってきました)



以下日記

・本日10/2(水)は6時半起床。月曜の当直がまだ、響いております。(だって、当直「明け」がやすめていませんから)一瞬のみ朝勉して出勤。早朝回診して、午前外来、午後回診、カンファレンス、新入院対応、予感診療です。幸いなことに19時15分に病院を出ることができました。で、19時40分に帰宅し入浴、夕食。そしてこのブログを書いております。このあとちょっとだけ勉強して早めに寝ます。明日は、午後から鹿児島出張、台風の影響はどうなっているのでしょう?

・ちなみに何時も淡々と「回診」と書いております、最近は夜にいろいろあって大変。朝一で入院患者さんの記録を読むと頭が痛くなってきます。今朝、デパスを飲んでいる看護師さんから、先生もデパスのみますかと言われて、つい、飲んでみたいという誘惑にかられました・・・当然飲みません。(キッパリ)

・話変わって、9月下旬を最近振り返っていましたが、9/24(火)が抜けていました。何をしていたのか?午前は病院で外来、午後は回診を即効で済ませ16時半に間に合うように大学へ。16時半から17時まで、新教授と面接。研究相談と要望を述べました。ちなみに新しい教授は↓




・面接後、ワダという医学部近くの散髪屋でスポーツ刈りにして帰宅しました。

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肺毛細血管への微小腫瘍塞栓/やっぱCAはええで。

息切れはあるが、胸部レントゲンは正常、スパイログラムも正常、心疾患や貧血は否定。こういった場合、肺の血管病異変を考えないといけません。当然血栓もそうですが、血管内リンパ腫や腫瘍塞栓も考えないといけません。↓のようなレポートがありました。


Tumor Microembolism to Alveolar Capillaries


Intern Med 58: 2899-2900, 2019




・上の例では、CTでちょっと異常陰影がみられていますが、私は過去4,5例胸部レントゲン、CTでは、なにも異常が無かった例(リンパ腫、他の腫瘍の塞栓)をみたことがあります。

・ということで、画像が正常な場合血管病変を思い浮かべましょうというのが本日の教訓。


あっという間に以下日記

・本日10/1(火)は、昨日からの当直だったんので病院の当直室で自然に5時21分に目が覚めました。シャワーを浴びて、事務作業して、朝食摂って、早朝回診。そして午前は外来。とても眠かった。午後はちょっと病院よって、大学へ。16時からのCA:critical appraisalに間に合いました。本日のお題は↓


Lancet 1956 Sep 1;271(6940):447.
Malignant disease in childhood and diagnostic irradiaion in utero
・この論文は、妊婦さんがレントゲン暴露をうけると生まれてきた子供の白血病発症のリスクが高くなるということを最初に(?)レポートをしたもの。(短報でしょうね)残念ながらFREEでは読めないみたいです。
これをきちんとまとめたものが↓(これは、FREEでよむことができます)
BMJ. 1958 Jun 28; 1(5086): 1495–1508.
A Survey of Childhood Malignancies
・最初の論文は症例対照研究ですが、批判的に検討、討論するといろいろ勉強になります。毎週CAに参加していたらかなり疫学の力はつくと思いますが、残念ながら毎週参加はいまの私には困難ですね。
で、18時半くらいに帰宅。お風呂入って、餃子の夕食。録画の「激レアさんをつれてきた」(ジャイアンの声優の話)をみながら、お腹いっぱい食べました。で、このブログを書いております。
・9/29(日)は、5時半に起きて朝勉。朝食、勉強。その合間に庭の草抜き→汗が出てシャワー。お昼からは水島のカフェ&ギャラリー竹というところで「伊丹典子 魅惑のマンドリンコンサート」へ。14時から16時前、マンドリンの生演奏を楽しみました。私の好きなリベルタンゴ、パッフェルベルのカノンが聴けて良かった。ちなみにマンドリン奏者の伊丹さんは、私の友達の友達の友達です。
・コンサート後は玉島の病院へよって1時間ばかり事務作業して帰宅。それから1時間弱庭と道の草刈りです。後は、ビール(ローデンバッハ クラシック)を飲んで、後はヘロヘロ。
・9/30(月)は、6時17分起床。いつもの哲学に反し一瞬も朝勉はせず、大学へ。いつものEpidemiology beyond the basicsという教科書の勉強。午後からは病院へ戻って仕事。回診後、夜間診療、その後当直です。患者さんの対応はそうしなくて良かったですが、たまっている事務作業で0時近くまで。
・さて、つかれてきたからもう寝ます。明日は早く起きられるかな。
・最後に、当然のことですが、標題のCAはキャビンアテンダント(昔のスチュワーデス)でないことは、この文章を読んでくれた方には分かりますよね。
・9月の末は自分は何をやっていたか振り返ります。

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