SSブログ

お尻でお酒を飲んじゃだめ/私は"レイシスト"(「人種」差別主義者)だといことを認識した宿直

私は、酒類が好きですが、弱いのであまり多量に飲めません。酒に強い人をうらやましく思っています。そして、現在もアルコールに酔っ払ってこのブログを書いております。で、↓のような論文がありました。(以前から目をつけていましたが、本日酔っ払ってアップします)


経肛門的にウオッカを注入し発症した化学性(アルコール性)直腸結腸炎の1例
武田 宗和、他。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaem/33/4/33_735/_article/-char/ja
要旨:【症例】37歳飲酒歴のない女性。意識障害で発見され救急搬送,既往は躁鬱病と境界型人格障害。来院時ショック状態で下血を認め,緊急下部内視鏡検査で直腸から左側結腸まで全周性・連続性の発赤とびらんを認めた。翌日,薄めたウオッカ約1L(推定アルコール濃度49%)を自ら注腸したことが判明,虚血性腸炎に準じ保存的治療を選択。8病日の内視鏡検査では直腸からS状結腸までは粘膜の修復が認められ保存的治療を継続した。4週間後,下行結腸の高度な腸管狭窄を合併したため,本人との話し合いの結果,横行結腸に人工肛門を造設することとなった。【考察】過去の報告では,アルコール注入による直腸結腸炎は保存的治療で治癒することが多いとされる。本例は高濃度のアルコールが大量に注入され広範囲に腸管が傷害された上にショック状態に陥り,腸管虚血をきたしその治癒過程で腸管狭窄を合併したものと推察された。本例における治療方針に関する問題点をふまえ文献的考察を加え報告する。
・この患者さんは、残念な結末でした。本文中に書かれていましたが、医療事故でもおこっているとのこと。医療従事者は、注意しないとね。↓の文献は、最初にご紹介した文献で引用されていたもの。なぜか患者さんの妹or姉がアルコールを注腸したというもの。
Accidental Intrarectal Administration of Alcohol Enema Induces Proctocolitis and Fecal Incontinence
Endoscopy 2001; 33(7): 641
M. Rodriguez-Tellez, et al.
https://www.thieme-connect.com/products/ejournals/abstract/10.1055/s-2001-15317
・いくらアルコールが好きでも、もしくはアルコールが飲めないが酩酊状態になりたくとも、お尻からアルコールを入れるのはやめましょう。
以下日記
・5/27(水)は、6時19分起床。朝勉せず出勤。病棟よってから午前外来。午後回診とカンファレンス。16時から夜間診療、その後宿直。20時すぎだったかな(?)、私の住む鴨方救急から搬入以来、当院で対応できそうなので受け入れ、外来で検査、点滴し、歩いて帰って行っていただけました。搬入されてきた患者さんは、大阪出身。懐かしい関西弁につい「手厚く」医療をしてしまいました。(ただ、雑談を多くしただけですが)その時メタ認知したのが、ああ自分は関西弁の人には親近感を覚えてついしゃべりすぎてしまうなぁと。ああ、自分は出身地で患者さんを差別してしまう「レイシスト」だと思ってしまいました。
・逆に、思い出すのは、少なくとも自分は黒人差別はしない人間であると認識してホッとしたエピソード。長女とオランダ、ベルギー、フランスの旅をして帰りのドゴール空港の検疫じゃなかった出国審査の時。私の後方からよこならびに太ってスーツ着たビジネスマン風の黒人のオッチャンがいました。金属探知機を通るときは靴までぬいでおりました。(奥によっては靴まで脱がすところもありますが、別にドゴール空港は靴脱がなくても良かったみたい)私が、先にそこをとおってオッチャンが後から着たのですが、私が無事金属探知機を通り抜けていろいろ荷物を集めて先に進んでいましたが、パスポートを忘れてあわてて戻ってパスポートを回収、それをみていた黒人のオッチャンが、「ハッハー」と笑っておりました。その笑顔がとってもかわいく感じました。(実は、オッチャンゲートをくぐる前の行列ではブスッとしておりました)それをみて私は笑顔を返し、心の中で「オッチャン、かわいい」と思いました。私がレイシストならこのときとても不快に感じたでしょうが、そうではなくて親近感を覚えたのは、「ああ、自分はレイシストではなかった」ということで、安心したのでした。
・自分は民主主義者であると普段思っているのですが、本当にそうか?特に配偶者、子供に対してそうなのか?名ばかり/外面民主主義者を結構みているので、自分もそうではないかと恐れております。
・で、関西への里心がつくのでありました。↓をご覧ください。このノリ、すっきゃわーっ。
ある日突然関西人になってしまった男の物語
https://www.thieme-connect.com/products/ejournals/abstract/10.1055/s-2001-15317
本日5/28(木)は、6時起床。シャワー浴びて、朝食摂って病棟回診。午前中外来、午後から倉敷市役所で公害被害認定審査会。その後病院へ戻って産業医面談。その後若い女性から産業医面談の相談についての電話あり、そのまま1時間くらいお話しました。それから病棟へ行って、19時26分帰宅。お風呂入って、夕食。麦酒飲んでからサントリーの粋というジンを飲んでおります。なかなかおいしい。当面いろんなジンをのんでいくでしょう。
・ところで、熱心な読者はご存知でしょうが、念のため。私がブログで若い女性と書くときは、私より年齢がしたな女性は全て若い女性です。なので、60歳でも若い女性です。
・それでは、そろそろ寝ましょう。明日は午前外来、午後から会議が二つ。会議と書類がなくなればどんだけ仕事がらくなことか・・・一番は、宿直ですけど。

nice!(0)  コメント(0)