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サーファーは納豆をたべてはいけない?/連日食べ過ぎ

・本日のお題を「三題噺:海月 納豆 サーファー」にしようかなとも思ったのですが、とりあず、刺激的な?????標題にしました。

・本日↓のようなニュースをみました。

サーファーに納豆アレルギーが多い、その意外な理由





・残念なことにというか、基本的なことができとらんと怒るべきか、この記事には、引用したand/or関連した医学文献がのっておりません。なので、医中誌で「納豆 サーファー」といれてみたら6件ヒット。その中で一番古い文献が↓

湘南サーファーを悩ます納豆アレルギー(会議録)

  • Author:猪又直子(横浜市立大学)
  • Source: 日本皮膚科学会雑誌 (0021-499X)125巻2号 Page250(2015.02)
・これは学会発表の抄録集でしょう。残念ながらわたしは見ることができません。(他の文献もすべてみることはできませんでした。)抄録が見られるのが↓
 

ポリガンマグルタミン酸によるアナフィラキシーの1例(原著論文/症例報告)

  • Author:織田好子(西神戸医療センター 皮膚科),他
  • Source: 臨床皮膚科 (0021-4973)70巻8号 Page558-561(2016.07)
  • Abstract:41歳,男性.約10年前から全身の蕁麻疹・血圧低下・呼吸困難感などのアナフィラキシー症状を繰り返し,そのたびにエピペンの自己注射を行っていた.さまざまな病院で多数の食品のプリックテストやスクラッチテスト,血清特異IgE抗体の検査を受けたが,長い間原因不明であった.今回,納豆摂取の2時間後に呼吸困難感が生じたため,納豆およびポリガンマグルタミン酸(poly gamma-glutamic acid:PGA)のプリックテストを施行したところ,両者で陽性であった.患者はサーファーであり,過去に頻回のクラゲ刺傷歴があった.PGAは冷やし中華のスープや種々の調味料などに含まれており,自験例の過去のアナフィラキシーのエピソードの中にもそれらを摂取して発症していた可能性が疑われた.クラゲ刺傷既往のある原因不明のアナフィラキシー患者の原因抗原としてPGAを考慮する必要があると考える.(著者抄録)
・今回勉強になったことが二つ:PGAという物質がいろんなものに含まれていてアレルギー反応を起こすということ。それからLate onset anaphylaxis(遅発性アナフィラキシー)という言葉があること。アナフィラキシーって、すぐ起こるものじゃんと思っておりましたが...
参考↓
・サーフィンは趣味でもあり、職業でもあります。今回の疾患には、サーファーでなく潜水夫という海に関係する職業も当然関係します。なんせ、海に関係する人と納豆の組み合わせには要注意。いつも言っているように職業、趣味を聴くことは大切ですね。
以下超短小日記
・本日12/13(木)は6時起床。ほんのちょこっとだけ朝勉して出勤。午前外来。午後会議二つ。それから回診、書類作成等。帰宅は18時45分。録画の「マツコの知らない世界」をみながら夕食。で、いつものように食べ過ぎて苦しくてお風呂入れず、このブログを書いております。で、これから日曜日に新大阪である小さな研究会の資料の準備。それがおわったら、入浴して、ちょっとアルコールを飲もうかしら。

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厚労省が間違ってるから「ICする」のかな?/お風呂にすぐに入れない

・私の勤める病院では、朝礼の後患者さんの入退院の検討をします。そこで他院からの紹介状を診ることがあるのですが、時々そのなかに「患者さん(またはご家族に)ICして云々」という文言がみられることがあります。今日もそういった紹介状(臨床研修病院)がみられました。何度もこのブログで書きましたが、少なくともICはするものではなく、していただくものです。以前にも書きましたが、これについて大論文を書こうと思いますが、きょうは、簡単に。何で、こんな間違いがずっとあるのか?原因の一つに厚労省があると思います。

厚労省の「別添 臨床研修の到達目標」というものがあります→



この中に、

(1)患者-医師関係

患者を全人的に理解し、患者・家族と良好な人間関係を確立するために、

1)患者、家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できる。

2)医師、患者・家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームド・コンセントが実施できる。

3)守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。

 

と、書かれています。政府の公的な文書が、困難だから「ICする」という言葉が飛び交うのでしょうか?これに対して、政府のいろんな委員になっているエライDr.方は、間違いを指摘して、訂正させていないのでしょうか?ああ、情けない・・・(もし、訂正されているようなら、ご教示ください)

 

・朝の議論の中で、この患者さんはfull CPRだということですという話も出ました。full CPRって、どういう意味で使われているのでしょうね。DNARでないということでしょうか?正確にはfull code(多分、これも医療界のjargonでしょうかね?)でしょう。full CPRって、心肺蘇生をするとき「胸骨圧迫」と「人工呼吸(mouth to mouth)」の両方をする場合で、そうでない場合=Hand only CPR=胸骨圧迫だけで人工呼吸をしないことの対だと思うのですが、日本では、トコトン医療処置をするということばで使われているような...

・「医療界のjargon、誤用、悪用、曲解」というような文章をかいてみましょうかね...

 

以下ショート日記

・本日12/12(水)は、6時すぎにおきてほんのちょっとだけ勉強して、出勤。午前外来、午後回診、カンファレンス、夜間診療でした。大きなことはなく、20時前帰宅。配偶者がお風呂をいれてくれたのですが、お湯が熱くて、その量がおおくてすぐに入れず。ちょっと調べて物をして夕食。(「月曜から夜ふかし」をみながら)で、腹いっぱいたべたので、すぐお風呂に入れずこのブログを書いております。これから、やっと入浴。その後は、多分「獺祭焼酎」を飲んで、寝るでしょう。

・明日は午前外来。午後労働安全衛生委員会。そして、いっぱいの書類かき。書類はそこそこにして早く帰宅したいです。



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結婚すると認知症になりにくい?/「おかんき」も良いものだ

今日ブログを書こうと思っていたら、大学院の後輩(と、言いながら私が執事のようにお使いしているマダム)から、↓のような記事のもとの論文は何か調べろという指示がきました。

結婚すると認知症になりにくい?、独身者は42%のリスク上昇

この元の英語のニュースが↓と思われます。

Marriage may help stave off dementia

日本語の記事には引用した論文が書かれていませんでしたが、英語の方はかかれていたので検索は、簡単でした↓
Marriage and risk of dementia: systematic review and meta-analysis of observational studies
Journal of Neurology Neurosurgery & Psychiatory vol89 issue 3 2018

Abstract

Background Being married is associated with healthier lifestyle behaviours and lower mortality and may reduce risk for dementia due to life-course factors. We conducted a systematic review and meta-analysis of studies of the association between marital status and the risk of developing dementia.

Methods We searched medical databases and contacted experts in the field for relevant studies reporting the relationship, adjusted for age and sex, between marital status and dementia. We rated methodological quality and conducted random-effects meta-analyses to summarise relative risks of being widowed, divorced or lifelong single, compared with being married. Secondary stratified analyses with meta-regression examined the impact of clinical and social context and study methodology on findings.

Results We included 15 studies with 812 047 participants. Compared with those who are married, lifelong single (relative risk=1.42 (95% CI 1.07 to 1.90)) and widowed (1.20 (1.02 to 1.41)) people have elevated risk of dementia. We did not find an association in divorced people.

Further analyses showed that less education partially confounds the risk in widowhood and worse physical health the elevated risk in lifelong single people. Compared with studies that used clinical registers for ascertaining dementia diagnoses, those which clinically examined all participants found higher risk for being unmarried.

Conclusions Being married is associated with reduced risk of dementia than widowed and lifelong single people, who are also underdiagnosed in routine clinical practice. Dementia prevention in unmarried people should focus on education and physical health and should consider the possible effect of social engagement as a modifiable risk factor.

単なる高齢化のみでなく、結婚しない割合が多くなってきているというのも、認知症増加の一つの「原因」なのかな???
・(なんかコピペしたら文字が斜めになってしまいました、読みづらいでしょうが、ご容赦ください。)
以下日記(斜めの文字で読みづらいので超短く)
・本日12/11(月)は午前外来。途中まで、まあ順調と思っていましたが、大きな病院へ紹介しなければならない患者さんがおられて、最後の方は「泥沼」となっていましたが、まあ、何とか終了。そのご病棟よって14時前に病院を出ました。最近できた中華蕎麦屋さんでおそめの昼食後帰宅。いつもは大学へいくのですが、今日は講義の関係(私は出席しなくてもよい・・・そもそも単位はすべてとったので、でなければいけない講義はないのですが...)で自宅に閉じこもってデータの解析。夜は、「おかんき」(お看経)・・・多分聞きなれない人もおおいでしょう。地域の方がなくなった時、49日まで毎週講内(こううち)(これもききなれないかも)の人が故人の家に集まってご家族と一緒にお経をとなえ、一定時間お話をするというもの。
参考↓
若い時から、そのようなしきたりで、家族の癒しをするという話は知識として知っていましたし、今まで何回も経験していたので、そうだろうなとは思っていましたが、今日はなぜか残されたご家族への癒しの効果というのが、まさにそうだなあと実感しました。今日、奥さんをなくされたおうちにいって、私が最初にそのおうちについたものなので旦那さん(当然私より年上)と一定お話をしたのですが、悲しみ、でも、気丈にふるまうという感じがヒシヒシと伝わってきました。で、心におもっていたことを表に出してこられているんだなと感じました。うちにこめずに、言語化するのは、大事。その言語化の機会に「おかんき」がなっているんだなぁと、思った次第。自分が還暦をむかえて円熟してきたのか、はたまた先日の質的研究の集中講義の影響か...
・今日は、つかれたので、これでお休みいたします。明日は、毎週やってくる、「魔の水曜日」。無事おわりますように。インシャラーメンダブツ。

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趣味を聴くわけ/おちついていた夜間診

このブログを書きだした一番大きな理由は、日常の診療の中で職業性疾患が見逃がされているか無視されている(≒本来、正当に労災保険で診療すべきところがされていない)ので、すこしでも現状を変えたいという思いからです。

・ある労災関係の裁判があって、私が意見書書いた原告の反対側つまり被告側の弁護士さんが、名誉なことに私のブログを引用してくださり、「この医師は、患者の立場に立っている」というような趣旨を裁判の資料に書いておりました。話の流れから、露骨には言っていませんが、労災でないものを労災にしているという文脈ですね。医者が患者の立場に立たずにどうするのよと思うわけですが、相手の言いたのは、労災でないものを労災とするふとどきな医者ということでしょうね。

・私が、職業性疾患の診療をしだして常に心掛けていること、それは、労災でないものを労災にしないとうことです。万一そのようなことがあると、私の診療の信ぴょう性がなくなるのと、職業病対策の運動、組織(労働組合や市民団体、弁護士さんたち)に与える影響が強いからです。だから、鑑別診断をしっかりする。このブログで職業性疾患以外の病気の話がでてくるのも、しっかり鑑別診断ができるようにということです。

・前置きが長くなりました。本日のお題は、外来で趣味を聴くわけ。当然鑑別診断のためです。職業性疾患だとおもっていたら、趣味が原因だったということもありますから。ある英語の職業病の本に書かれていたことですが、手の皮膚炎が最初職業性だと思っていたが、どうもそうでない、よく聞いてみると趣味で接着剤をつかっていたと...こういうことがないように趣味も聴かないと。

・その他趣味を聴く意味としては、うつ病の診断です。興味あったことができなくなるというのがうつ病の特徴ですから。

・あと、今年の社会医学会で学んだことですが、経済的理由でいままでやれていた趣味がやれなくなる。ストレートに経済状況は聴きにくい、患者さんも話しにくいから。

・ということで、このブログを見ていて私の診療を受ける方。突然趣味のことを聴かれても、「なんでや」と言わないように。



以下日記

・本日12/10(月)は6時ちょっと前に起きて粟粒大の朝勉して、大学へ。午前中は疫学(現在オッズ比について)の勉強会。午後から病院へもどって診療。病棟診てから、夜間診療でした。本日の夜間診療はゆっくりできました。で、今日趣味の話を書いたのも、外来である患者さんに趣味のことを聴いたから。上には書いていませんが、趣味を聴くとその患者さんの知らなかった一面を知ることができますよね。で、本日は、19時35分帰宅。お風呂に入って夕食、録画の「激レアさんをつれてきた」をみておりました。(女子アメフト選手のはなしでした)で、現在土佐鶴をチビチビやりながらこのブログを書いております。これからちょっと机の上を片付けてさっさと寝ます。やっぱ、土日の集中講義でつかれてますわ。

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インフルエンザの鑑別診断のためには、職業を聴けっ!/質的研究集中講義はしんどかったが、楽しくもあった

・これからインフルエンザが流行ってくるでしょう。願うらくは、大流行しないように。

・ところで、インフルエンザの鑑別診断ですが、今日の診断指針第7版では、以下のように書かれています。


【1】鑑別すべき最大の疾患は,他の熱性ウイルス性気道感染症と細菌性肺炎である。
【2】他の熱性ウイルス性気道感染症は,
[1]症状や所見がインフルエンザほど強くはない,
[2]全身症状より気道症状が目立つ,
[3]それぞれに好発する季節が異なる。
【3】細菌性の肺炎や気道感染症では,
[1]膿性痰が多い,
[2]全身症状よりも呼吸器症状が目立つ,
[3]白血球数やCRPが亢進する。
【4】インフルエンザが進展すると肺炎の併発も多く,同時並行で対応すべきことも多い(1918年に出現したスペインインフルエンザの死亡原因の90%以上は細菌性肺炎という報告がある)。

また、手元にあるHARRISONのない科学書19版(ひとつ古い版)には、地域で流行っていて高熱で受診した患者はインフルエンザの確率が高い。流行っていない場合診断が難しくて他のウイルス感染やマイコプラズマ感染との鑑別が難しい、初期の溶連菌による咽頭炎や肺炎が似ているとかかれています。


・しかーしっ!私は言いたい。金属熱を鑑別診断にいれないと。そして、金属熱を診断するためには、もしくは除外するためには、職業を聴かないとだめだと。

2007年にも同じことをかいております↓




・内科の教科書がこれだから、職業性疾患が過小評価されると、常に嘆いている私でした。



以下日記

・昨日12/8(土)は、名大教授の大谷尚先生の質的研究の集中講義でした。質的研究は全然わからなかったのですが、なんとなくわかってきたような...一番印象にのこったのは、量的研究よりもより一層倫理的配慮が必要だといういうことでした。その後、大学院の忘年会。日曜日の集中講義もあるので、あまり飲みすぎず、二次会にもいかずおとなしくかえってきました。

・本日12/9(日)は、9時から18時30分まで質的県境鵜の集中講義2日目。午前中はプロトコールの書き方。午後は、3グループに分かれて、実際にある課題についてプロトコールをつくるというワークショップでした。私、小グループ討論やワークショップというのは超苦手なのですが、今日はみんな顔見知りなので、気楽にできました。長い時間というのはしんどかったけどえ、割と楽しくできました。

・帰宅は19時40分。お風呂入って、録画の「マツコの知らない世界」を観ながら夕食。今日は、昨日に引き続きアルコール摂取。まずは、ステタアルトワ、その次M、土佐鶴。で、現在完全に酔っぱらい状態。これから寝ます。明日は早起きして勉強しないと。

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あまり使う気にならないゾフルーザ/「今日は、明日がたのしみ」ナンチャッテ

本日12/7(金)の夜は、「感染防止対策加算に係る合同カンファレンス」というのに参加しました。で、最初に塩野義製薬のMRさんから、ゾフルーザ(どうも世の中では1回のみ内服でよいと宣伝され、結構処方されているようです)の話がありました。その効果の根拠となっている主要な試験がT0831試験だというものだそうです。それを聞いて思ったのは、対象となった患者さんが12歳以上65歳未満、大きな合併症がない(らしい)人たちだそうです。それを聞いて、すぐ使ってみる気がなくなりました。だって、私が診ている患者さんたちはもっと高齢者が多いし、基礎疾患もあるから。まあ、絶対つかわないというわけでもないですが。

・実際使わないと宣言している医療機関もあります↓


亀田メディカルセンター|亀田総合病院感染症科




・批判的なブログ↓

EARLの医学ノート




・関連して、感染症学会の見解




↑を読んでみて驚いたのは、資料に使われているのが添付文書だということ。もうちょっと元の文献を批判的に吟味してほしいものです。


・ちなみに、この薬いがいでも、原則新薬にはあまり飛びつかないほうがよいと思います。薬の開発段階では、試験をする人数は限られています。なので、稀な副作用はわからないことがあります。例えば副作用が出る率が0.1%のばあい、試験を500人でしていたら副作用がでてきません。で、市販されて何万にもつかわれだしたら、副作用がでてくるわけです。なので、私の勤めている病院は、(あくまで)原則発売後1年は採用しないということになっております。(なっていた?)


以下日記(ちょっとだけよ)

・本日12/7(金)は、5時40分ころ起きて朝勉して、出勤。午前中外来。午後インフルエンザの予防接種、病棟回診、書類をかいて、上記カンファレンスに参加しました。20時ころ帰宅し、入浴、夕食。珍しくTVを観ずに食事。で、このブログを書いております。で、これから歯磨きして寝床に入ります。なんせ、明日、明後日は朝8時40分から17時50分まで質的研究の集中講義ですから。若い人ばかりのところに一人オッサンが授業に参加するのは、ちょっと怖いですが、まあ、いつ死ぬかわからないので、この機会を生かさないと、質的研究を理解せずに一生が終わるでしょう。

・そうそう明日は集中講義後大学院の忘年会です。ちょうしこいて飲みすぎないようにしないと。



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納得して死にたい/昼はマダムばかり

・今度の(土)(日)は、質的研究の集中講義です。講師の先生から、PICO、PECOについて説明できるように、また、RCT、ケースコントロール研究、コホート研究等についてその特徴、メリット、デメリットについて説明できるように事前学習をということでしたので、鋭意???現在やっています。で、本日↓の本二冊を読み上げました。


ライブ講義・質的研究とは何か (SCQRMベーシック編)

ライブ講義・質的研究とは何か (SCQRMベーシック編)

  • 作者: 西條 剛央
  • 出版社/メーカー: 新曜社
  • 発売日: 2007/09/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
全体像がひと晩でわかる! 臨床研究いろはにほ (ライフサイエンス選書)

全体像がひと晩でわかる! 臨床研究いろはにほ (ライフサイエンス選書)

  • 作者: 山崎力
  • 出版社/メーカー: ライフサイエンス出版
  • 発売日: 2015/04/08
  • メディア: 単行本


・ところで、今回の集中講義について「単位」はどうかとか、大学院を卒業したらどうするのかとか複数の人から聞かれました。何はともあれ、現在の気持ちは「納得して死にたい」です。何を「納得」するかというと、医学論文を読んでいて、その方法のところが理解できないことが多かったので、せめてそれがわかるようになって死にたい。で、「量的研究」については、大体わかってきつつありますが、質的研究は全然わかりません。今回の集中講義である程度わかるようになって死にたいです。・・・なんか還暦を迎えて、メメント・モリといいますか、急に自分の死について本気で考えだしました。ずーと、わからないで適当に流していたことをしっかり学んで、納得して死にたいですね。ただ、自分が経験したこと、勉強して学んだことを自分だけのものにして死んでいくのももったいない。これを周りの人に伝えたいとも思います。いちばん手っ取り早い???のは、どこかの学校の講師になることでしょうか。あとは、私塾をひらくことかな?(←人が、あつまらんわ)


以下日記(と、言うか↑も日記のようなもの)

・昨日12/5(水)は、6時ちょっと前におきて、朝勉して出勤。午前外来、午後カンファレンス、夜間診療でした。大きなことなくまあ順調に終了。いつも、かくありたいものです。

・本日12/6(木)は、5時半過ぎ起床。朝勉して、水島へ。午前中産業医学科外来。今日もおひとり過重労働の産業医面談がありました。幸い、1回のみの100時間超えで現在は大丈夫みたい。よかったです。水島へ行ったときお昼ご飯は、(水島のDr.方が薬屋さんのタダのお弁当をたべながらの「勉強会」をしりめに・・・弁当でなくても「勉強会」つづけるのかしらね?)大体はうどんかラーメン食べるのですが、本日は新倉敷駅近くの倉式珈琲へ。案外あまりランチセットの種類はありませんでした。カレーのセット頼んだら、ごはんがなくなりましたということでホットサンド。それにしても、ランチを食べている女性の多いこと。お店の中は7,8割の人の入りでしょうか。その中で視認できた男性の数は二人のみ。あとは女性、特にマダム層…たまーに、お昼にカフェのようなところにあうと、多くの場合女性が多く、マダムたちの女子会の「圧力」をうけながらお昼を食べることが多いのです。マダムたちの配偶者は、働きバチのように働いるのでしょうか?わたし、自分のことを鵜飼の鵜と読んでますが...

・ランチ後は玉島の病院に戻って、回診、レントゲン読影、病状説明等。帰宅は18時45分頃でした。お風呂入って、夕食。録画の「今日から俺は」を観ておりました。面白いけど、暴力シーンが多いのが、ちょっとね...(ジャッキーチェンのカンフー映画みたいに、きれいなというか踊りみたいなというか、そういう格闘シーンならよいんですが...)でも、結構笑えたけど。で、このブログを書いております。これからあとちょっと文献読んで寝ます。

・明日は、午前外来、午後インフルエンザの予防接種、夜は会議。

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PECOとPICO/土日の質的研究集中講義に備えて勉強します

今度の(土)(日)に大学院で質的研究の集中講義があります。それに先立って、講師の先生から「量的な臨床疫学的研究プロトコルについて」しっかり勉強しておきなさいというご指示がありましたので、まずは、PECOとPICOについて再学習しました。

・そもそも疫学研究は臨床研究をするにあたっては、まずはclinical Questionがあり、それをResearch questionにして、研究計画を立てていくわけですが、その場合考え方の整理方法としてPECO、PICOがあります。

PECOとは、Patients(どんな患者さんに)Exposure(暴露=なにがあると/おこると)Comparison(何とくらべて)Outcome(結果がどうなる)というもの。PICOはEがI=Intervension(介入=なにをすると)となります。すなわちPECOは観察研究、PICOは介入研究のときに使う言葉ですね。文献によってPatientsがParticipantsだったりPeople、Population、Problemだったりしてますね。


あっという間に以下日記

・本日12/4(火)は、6時過ぎに起きて、ちょっとだけ朝勉して出勤。午前中外来。おわって昼食はとらず病棟の回診をして14時頃病院を出ました。8番ラーメンで昼食をとって大学へ。critical appraisalのみに参加。18時に終了し、帰宅は19時半。お風呂入って録画の「月曜から夜ふかし」みながら夕食。で、上記のPICO、PECOの復習をしてこのブログを書いております。こらからもうちょっと勉強して寝ます。昨日はalcoholを飲んだせいか、夜間頻尿で困りました。今日はもう飲みません。(キッパリ)

・明日は私の一番嫌いな水曜日。午前外来、午後カンファレンス、夜間診療です。月曜日と水曜日と週に2回夜間診療があると還暦迎えた私は、非常につらいです。ああ、はやくこのような生活から解放されたい。

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職業分類/忙しいけど遊んでます

職業性疾患を診断するための基本中の基本は、職業を訊くことですね。世の中いろんな職業があるし、同じ職種なのに違う呼び方をすることもあります。(余談ですが、振動障害の診療をしていると動力工具も同じものが違う名前で呼ばれて、混乱してしまいます)どのような名前の職業があるかは、職業分類をみているとわかります。少なくとも日本で公的に用いられている職業分類は、すくなくとも二つ総務省と厚労省のものあがあると思います。(あと、電話帳かな)以下にそのサイトを張り付けますので、興味ある方、忙中閑あるかたご覧ください。(こういう私もも、全部は見ていませんが)


総務省の日本標準職業分類



厚労省編職業分類




*何度もこのブログで書いておりますが、カルテにのど自慢的職業表現ex.「会社員」「公務員」「自営業」「農業」とか書かないように。


以下日記

・ちょっとのあいだご無沙汰いたしました。また、例によって過去を振り返ります。

・11/30(金)は午前中外来、午後は回診。夜岡山へ行って、研修医時代私が教えてことのある先生に還暦祝いで中華料理をおごっていただきました。その後テキーラとスパイスとハーブのお店ヒソップというところに連れて行ってもらいました↓




テキーラもメッチャいっぱい種類があるということにビックリ。ハーブを混ぜたお酒もおいしかった。15時からしているということなので、明るいうちからいって酔っぱらいたいです。

・12/1(土)は大学行って夕方まで自分の研究。お昼に「うどん村」というところで昼食。いったん帰宅して、夜は新倉敷へ。そこで「熟女会」と銘打って女性5名とお食事しました。普通のお食事会のつもりで言ったら、ここでも還暦のお祝いをしてくれました。ありがたいことです。

・12/2(日)は、午前中は病院へ行って重症の患者さんを診て、データの整理。お昼前に帰宅して、昼食てとって矢掛町へ。14時から16時前まで、伊丹典子(マンドリン奏者)のクリスマスコンサート。実はちょっと早く着いたので矢掛町を散策。矢掛町は車で通りすぎるだけで、ゆっくり行ったことなかったのですが、落ち着いた感じのいい雰囲気の街でした。いくらか歩いて、ローザンヌというところのロールケーキを購入。そして、コンサートへ。マンドリンって比較的「おとなしい」楽器と思っていました、かなり迫力のある曲もきけてよかったです。やっぱり、生はええわーっ(ビールじゃないよ)。その後帰宅し、お勉強。

・本日12/3(月)は、6時に起きて、朝勉少しして、大学へ。午前中疫学の勉強。午後病院へ。病棟の回診後、夜間診療。今日は比較的落ち着いており、19時半過ぎには帰宅できました。お風呂入って、夕食。この時録画のM-1グランプリの決勝を観ましたが、みんな面白かった。でも、純粋に漫才(というのがあるのか?)なのかコントなのか?私は、ただ、喋るだけで笑わしてくれる漫才を期待します。(コントもすきだけどね)

・で、このブログを書いておりますが、これからちょっとだけ勉強して寝ます。明日は午前外来、午後から大学ですが、最近はなかなか早く病院を出ることができないので、「遅刻」ばかりです。

(私の背後の本棚にに同級生からもらった土佐鶴があるので、「なめなめ」勉強することにします。)

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