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若い男の子の腹痛で必ず考えておくべき疾患/夏休みDAY1:林道を行く

標題にあるように若い男性の腹痛で鑑別診断にかならず挙げるべきもの=精索捻転。『医学書院医学大辞典第2版』の説明によると↓



精索捻転症
セイサクネンテンショウ
[英]spermatic cord torsion
[同義語]精巣捻転症 testicular torsion

精巣および精巣上体が精索を軸として捻転する状態。捻転により精巣,精巣上体に急激な血流障害が生じ,その程度と期間により精巣および精巣上体に虚血性変化が生じ,最悪の場合には壊死に陥る。精巣壊死を防ぐためにも緊急手術が必要となる。本症は急性陰嚢症の代表的疾患であり,10歳代に好発する。早朝睡眠中に発生することが多く,種々の程度の疼痛により目覚める。陰嚢は発赤腫脹し,精巣は腫大する。プレーン徴候(精巣を挙上しても疼痛は軽減しない)は必ずしも役にたたないので緊急手術により診断治療を行う。治療は捻転の解除と精巣固定で,壊死に陥った場合には精巣を摘除する。


・気をつけていけないことは、陰嚢が痛くなくて腹痛、嘔気・嘔吐で受診すると場合があると言うことです。私は、若い男の子が腹痛で受診した場合「金玉痛くない?」とか確認します。痛くないと言っても怪しい場合は、触診します。(めったに無いけどね)実際私自身が診断したことがあるのは1例のみで、救急車で大きな病院へ行ってもらい(私も救急車で同乗)精巣を摘除せずにすみました。


・で、NEJMに↓のようなレポートがありました


Testicular Torsion


 Manjeet Kumar, M.B., B.S., and Vishal Gautam, M.B., B.S


N Engl J Med 2021; 385:1603   October 21, 2021




・↑本文にでてくるbell clapper deformityとは『ステッドマン医学大辞典改定第6版』によると↓


        ベルクラッパー(鐘の舌)変形(通常と異なり精巣および精巣上体の後面が精巣鞘膜に付着していないため

       に、精巣をおおう膜が精索内にのび、その結果精索が捻転をおこしやすくなっている奇形。この変形のため、

       度々精巣は水平の位置をとりやすい)。



以下日記

・本日10/31(日)は、7時起床。いつものルーチン後昼間で資料の整理。昼から今度の金曜日におこなうDNARとACPの講義の準備。15時から17時まで金光の大谷地区の「オレンジハウスほっこり」へいって、たまり場カフェ(障害のあるなし、老若男女だれでも集まれる場所・・・いわゆるサードスペースを作る活動)の1年ぶり(?)の会議。(その場で11/7(日)よりカフェも始めます.)その後帰宅し猫たちに餌やって入浴、夕食。本日もアルコール頂このブログを書いております。


・さて、過去を振り返ります。

・遅ーーーーい夏休みの初日が10/19(火)でした。どのような夏休みだったか?(司馬遼太郎ではありません←そりゃ「街道をいく」やろ)

まず、9時前に配偶者と来るまで家を出ました。目指すは真庭市の『叉来』というおそば屋さん。ここは配偶者がみつけたお店。まず、ナビに目的地をいれましたが、ナビが最初にだした経路が遠回りなようなので距離優先に配偶者が設定を変更してgo、これが間違いもとでした。ナビに従っていくと林道とおぼしき林の中の細い道を何回も通らせられました。運転が好きではないし、得意でもないのでヒヤヒヤ、ドキドキ、蕎麦屋にたどり着く前にJAFを呼ぶことになるのではないかとヒヤヒヤ。配偶者とこりゃなんかおかしいと車のナビに従うのやめてgoogle Mapで経路を再確認しそれにしたがって進んでいたら、Google Mapからみすてられて途中から経路案内がなくなりました。で、途中何でか2回ほど鳥取県にはいってやっと12時まえに目的地へ。7,8人すでに待っておられました。で、駐車場は8台ばかりでしたが、レクサス、ベンツ2台、クラウン等高級車がとめられておりました。で、30分までは待たなかったでしょう中に入ってざるそば大盛りを頼みました。まあ、お味はまずまず。そば湯がおいしかったです。その後道の駅へよって、ちょっとお買い物。そして、Greenable Hiruzenへ↓




隈研吾さんの「風の葉」というパビリオンを観ましたが、じっとみているとなにか動いているようで目が回りそうになりました。美術館にも実は行きたかったのですがちょうど休館日。ビジターセンターによってお買い物:「 “GREENable”のコンセプトに共感いただける世界中の企業と連携し、誰でも気軽に取り入れることができるサステナブルなコンテンツやライフスタイルを提案していきます」と書かれていますが、はっきり言ってロハスな人たちを対象としたSDGsを売り物とするお高い商品を売っているという感じをうけました。意識ある系の人はこういう商品をかうのでしょうが、お高い。廃材を利用したコースターや名刺入れなんかうっていましたが、高い。廃材を利用したならお安いはずでしょうにデザイン料をとっているのでしょうね。(まあ、デザイナーさんはそれでお金をもらっているから仕方が無いのでしょうが)経済格差が問題となっているというのに。あまり経済的にも恵まれない人も購入できるような商品を開発し、売って欲しいですね。SDGsをお題目に営利企業があらたな市場の進出場所をみつけたという印象を持ちました。(あくまで個人の感想です)

・その後Greenable Hiruzenの道を隔てた前にあるヒルゼン高原センターによってちょっとお買い物。それから千屋温泉いぶきの里へ。17時頃着いたでしょうか。ここでも東南アジア人とおもわれるお姉さんがはたらいておりました。チェックインしてすぐ入浴。お湯の温度が40,41,42,45度と分かれていて熱いお湯が苦手な私はよかったし、ジャグジーが41度でよかった。露天風呂にも入りました。その後、マッサージ器で15分マッサージ。で、18時30分からお楽しみの夕食。千屋牛のすき焼きでした。私、ちょっと焼きすぎてちょっと失敗したとおもいましたが、おいしかった。良かったのは、クラフトビール(OKAYAMA FOREST BEER)があったこと。夕食後はなにもすることなく21時台にはねたと思います。

・まあ、DAY1の一大イベントは林道をとおったこと、途中アマゴがつれるという渓流みることができたことが一番だったような。ほとんど運転しているか、食べているかでした。

・林道をとおっておもいだしたのが、「林道人夫」という歌。Youtubeをどうぞ↓(特にギターがすき)




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