増殖性化膿性口内炎/5時台に起きたので21時にすでにお疲れモード
伊藤 千洋, 鎌谷 宇明, 秋月 文子, 糸瀬 昌克, 近藤 誠二, 代田 達夫
We report a case of pyostomatitis vegetans associated with ulcerative colitis. The patient was a 25-year-old woman referred to our hospital because of irritative pain of the right side of the buccal mucosa. She had been receiving mesalazine for ulcerative colitis for 4 years. An erosion with a cobblestone appearance and a small ulcer were observed on the right side of the buccal mucosa. Histopathological examination showed subepithelial microabscesses containing lymphocytes and eosinophils in the subepithelial connective tissue. We finally diagnosed pyostomatitis vegetans associated with ulcerative colitis. The oral lesion completely disappeared 1 month after the administration of prednisolone.
↑の論文に鑑別診断として、「鑑別疾患として天疱瘡,類天疱瘡や Crohn 病の口腔内病変が挙げられる」とかかれていました。このような病変を見た場合は、これらの疾患を頭に浮かべないといけないのですね。(ちょっとむずかしいな)
以下短小日記
・本日11/26(金)は5時18分起床。朝一で頼まれていた雑誌の原稿を書きました。出勤して午前外来、午後インフルエンザワクチン接種、回診、その合間に会議二つ。帰宅は19時前でした。ネコたちに餌やって入浴、夕食。そしてこのブログ書いております。もう疲れたので21時台に寝ます。明日、あさってはZOOMで研究会と原稿書きで終わるでしょう。ああ、映画をみにいきたいっ!
COVID-19ワクチン接種後の血小板減少症を伴う脳静脈血栓症/お疲れモードです
SSP:メイロンのナトリウム量恐るべし/1日原稿書き、でもスシロー行きました
歯肉の黒色腫/うちにぴったりの患者さん
Elena M. Varoni, Sem Decani
柑橘農夫の過敏性肺炎/土曜の宿直のよいところ
Naokata Kutsuzawa, et al.
Internal Medicine 60: 3581-3584, 2021
https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/60/22/60_7588-21/_pdf/-char/ja
宿直明けでつかれているので日記のみ
COVID19による遅発性血球貪食症候群/営業日間違える大ボケ
HPSの診断は,臨床所見と検査所見により総合的に行われるが,自己免疫疾患を基礎疾患とする場合は,自己免疫疾患自体の症状とHPSとしての症状が同一であることがあり,診断の妥当性や信頼性が問題となっている.今後,HPSに特異的な所見による診断基準の策定が求められる.
HPSは,しばしば致死的な経過を辿るため,速やかな治療の開始が必要である.AAHSの治療は,ステロイド療法が一般的であり,58%の症例が同療法にて改善する.ステロイド療法無効例には,シクロスポリン療法,シクロホスファミド・パルス療法または免疫グロブリン療法などが実施され,それらの中では,シクロホスファミド・パルス療法の有効性が高い.近年では,TNFまたはIL-6阻害薬などの生物学的製剤の有効例が報告されている.生物学的製剤は,低分子シグナル阻害薬とともに,今後AAHSの治療選択に重要な位置を占めるものと考えられる.
↑の論文中の診断基準は、(少なくとも私には)なんかわかりにくいです。『今日の診断指針』第8版が参考になりました↓
診断のポイント
【1】抗菌薬に反応しない原因不明の発熱の継続。
【2】血球減少。
【3】脾腫。
【4】特に15歳以上では続発性を考慮し基礎疾患を検索。
症候の診かた
【1】発熱:95%以上の例でみられる。細菌感染症(結核を含む)を除外する。
【2】脾腫:89%以上の例でみられる。CTなど,画像診断で確認する。リンパ腫の検索にも役立つ。
【3】出血傾向:37%にDICを合併する。致死的となりうるため合併が判明したらHLHに対する治療に加えて輸血と凝固因子の補充療法を行う。
【4】意識障害:CT,MRIなど画像で,器質的疾患を除外する。腰椎穿刺を施行する場合は出血傾向に注意する。DIC合併の場合,腰椎穿刺は禁忌である。
以下日記
・本日11/13(土)は、6時2分起床。いつもの朝勉はせず、私的なことで検索に時間をとられました。朝食後social epidemiologyを読んでおりました。それから、来週病棟でするDNARとACPの学習会のレジュメ作り。11時半頃金光町大谷地区へ。先週知人が開いたカフェへ行きましたが、超大ボケ、日曜日しかしておりません。たまたまマスターとそのお友達がいたのでちょっとしゃべってから帰宅。家でレンチンでカルボナーラを食べました。その後ちょっとお昼寝を挟んで事務作業。そして17時30分より、宿直で今に至ります。幸いなことに今のところ大きなことは起こっておりません。このまま無事朝を迎えて9時には病院をでられますように、インシャラーメンダブツ。
パラコート舌/帰宅は比較的早かったが濃密
山本 基佳, 他、
中毒研究 (0914-3777)33巻1号 Page53-55(2020.03)
Abstract:症例は38歳女性で、自律神経失調症の既往があった。過量服薬後に意識障害となり、翌日退院して旅館に宿泊していたが、起きてこないのを不審に思った旅館員が部屋を開けたところ、倒れている患者を発見した。部屋には空の薬包が多数散在しており、同日16時に当院へ救急搬送された。自己申告では、前日23時にフルニトラゼパムを含む数種類の薬を過量服薬したとのことであった。来院時の状況、状態を総合的に判断し、意識障害の原因は過量服薬で、内服から半日以上経過していると判断した。推定服薬量は多量であるが、致死量に達する薬剤はなかった。特記事項として、舌や服が鮮やかな濃青色を呈していたためパラコート中毒を鑑別疾患にあげたが、農薬類の空き容器はなく、フルニトラゼパム由来の色と判断した。2回目の自殺企図であったため、全身状態の安定を確認後、精神科入院病棟をもつ他院へ転院し、応急入院した。転院から12日目時点で急性薬物中毒からは順調に離脱し、退院先を調整中という報告を受けた。
SSP:手話言語映画祭2021/仕事は先送りにして早く帰宅
縦隔脂肪腫症で心房細動/点と点をつなぐパイプ
シボウシュショウ
[英]lipomatosis
[同義語]脂肪沈着症,リポマトーシス
脂肪腫に類似した脂肪組織の増殖性病変を生じる病態。この病変は真の腫瘍ではなく,発生における異常と考えられている。脂肪腫との鑑別がきわめて難しいので,便宜上脂肪腫を含めた脂肪組織の増殖性疾患として取り扱うことが多い。孤立性のものは,筋肉や精索のほか,稀に腱鞘や神経幹に認める。びまん性のものは,体幹部の広い領域,またはほぼ全体に病変をみる。
・↑が縦隔におきて縦隔が拡大し、かつ、心房中隔までおよんで心房細動をおこしたというレポート↓