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くるみ割り症候群/おもしろいミスタッチ?

ナットクラッカーってくるみ割り器のことですが、何かプロレスの技にあるような気がして調べてみたらありましたが、ここではそれについては書きません。(私の夢(妄想)のひとつは、ジャーマンスープレックスホールドを一度かけてみたい)疾患にもナット(もしくは、ナッツ)クラッカー症候群というものがあります。↓のような症例報告がありました。


Nutcracker Syndrome with Pelvic Congestion: A Case Report


Intern Med 56: 2811, 2017




・この患者さんの場合、残念なことに腎生検をしてしまったんですね。こういう失敗例もほうこくしてくださるのは他の医者の参考になってよろしいことです。私も、血尿、蛋白尿の鑑別にこの疾患を考えるよう気を付けたいです。『医学書院医学大辞典第2版』の説明は↓


ナッツクラッカー現象

[英]nutcracker phenomenon

[同義語]くるみ割り現象

左腎静脈が腹部大動脈と上腸間膜動脈とに挟まれて狭窄した状態。左腎静脈は,背面に腹部大動脈,前面に上腸間膜動脈をみながら,その間を通り,大動脈を乗り越えて交叉しつつ,右側に位置する下大静脈に流入する。交叉部位が上腸間膜動脈起始部に近く,狭窄が生じた状態は,あたかも左腎静脈がくるみ割り器(nutcracker)に挟まれた状態に似ていることからこの呼称がある。その結果,左腎静脈の内圧が上昇して腎盂,尿管の粘膜の静脈叢が拡張し出血しやすくなる。臨床的には血尿の一因として鑑別する必要がある。

 

・参考 初歩からはじめる超音波検査室

http://www.ususus.sakura.ne.jp/062-006lrventrapment0.html

 

あっという間に以下日記

・本日は5時半に起きて、朝勉。その後大学へ行って午前中疫学でつかう統計学の学習。power(1-β)の話でした。その後午後からは玉島の病院で外来。ときどき予約のエアポケットというのがあって、かなり患者さんが少なかったです。で、その時間に労災の書類かいたり、VDT健診の判定したり、レントゲンのダブルチェックしたり。5時半になったらサッサと帰ろうと思っていたのですが、予想通り?問屋がおろしてくれなくて、結局帰宅は19時過ぎ。その後お風呂入って夕食。その時に録画していた「秘密のケンミンSHOW」を1時間くらい観ました。で、あとは雑用して、このブログを書いております。

・標題のおもしろいミスタッチとは、昨日在宅患者さんの野外レクに一緒にいった職員さんから院内メールが届いたのですが、最初に「昨日はお湯枯れ様でした」とありました。コリャー、温泉地の危機ですねという感じのミスタッチですね。なかなかこういう秀逸なミスタッチは私にはできません。せいぜい当直室を盗聴室と打ち間違えるくらいです。

・最近疲労がたまってなかなかとれないのでもう寝ます。明日は1日大学院で勉強です。

 

 


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