SSブログ

減圧症と大理石様皮膚/外来サプライズ

・今日のブログの標題の減圧症=潜函病についての医学書院医学大辞典第2版の説明が↓


潜函病
センカンビョウ
[英]dysbarism
[同義語]潜水病 diving disease,減圧症 decompression sickness

高気圧環境から常圧環境へ戻る際に,高圧下で生体組織内に溶解していた窒素が急速な減圧で気泡を形成して起きる障害。高圧になる潜函作業や潜水作業などで問題になる。窒素ガスの気泡による塞栓や組織圧迫によって発症する。発症部位により,四肢の関節・筋肉痛などの筋肉関節型(ベンズ),かゆみなどの皮膚型,前胸部痛や呼吸困難などの呼吸循環器型(チョークス),運動麻痺や感覚障害などの中枢神経型,めまいや吐気などの内耳前庭型などが出現する。減圧症が本態で,筋肉関節型と皮膚型をⅠ型減圧症,他をより重症なⅡ型減圧症ともいう。発症したら再圧治療する。予防は,高気圧作業安全衛生規則に基づく適切な減圧管理である


・で、今週のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEが↓ですが、これは、貴重な写真と思います。


Decompression Sickness

Qing Sun, M.D., and Guangkai Gao, M.D.

N Engl J Med 2017; 377:1568October 19, 2017

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1615505

本文中にある皮膚所見のcutis marmorataとは、医学書院医学大辞典第2版によると↓

大理石様皮膚
[英]marble skin
[ラ]cutis marmorata

網状皮斑の一型で,皮膚局所の循環障害,長期の温熱や寒気曝露あるいは精神的影響で生理的に生じる場合,また新生児などで温度調節機構が未熟な場合などでみられ,一過性の血管機能不全によるものと推察される。病的な場合,基礎疾患として循環器障害や膠原病を合併することがあるため,臨床現場では注意を要する。

・仕事で海に潜る人の職業性疾患として覚えておかないといけないと思っております。

 

以下日記

・昨日10/18(水)は、午前外来、午後全体学習、カンファレンス、夜間診療、開業医さんとの勉強会で帰宅は21時40分でした。その日の朝、外来診察室に行くと、机の前の壁におおきなHAPPY BIRTHDAYのカラフルな文字のデコレーションが飾られておりました。そして、外来看護師さん達があつまってきてHappy birthday to youを歌ってくれながら誕生日プレゼントをくださいました。あまりの感激に「涕泗ながる」。全然予想もしていなかったので、びっくりでした。プレゼントは、ちゃんとツボを押さえていて、私の好きな餡子のおかしと文房具等でした。ああ、ありがたや、ありがたや。

・本日10/19(木)は、朝一で研修医へミニレクチャー(胸部レントゲンの読み方)。その後外来。午後は、通所リハビリのカンファレンス、その後産業医面談。そして、臨時の夜間診療。そして当直です。今のところおちついているので、このブログ書いております。で、本日も二人の看護師さんから誕生日プレゼントをいただきました。ありがたや、ありがたや。なんか、エナジーをもらえてような、いやしていただいたような・・・長生きできそうな。

・それでは、夜中に備えて早く寝ます。


nice!(0)  コメント(0)