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SSP:成年後見制度における診断書作成の手引き・本人情報シート作成の手引

昨年4月に↓のようなものができていたんですね。(今年1月にちょっと表現を改めたそうです)


成年後見制度における診断書作成の手引き・本人情報シート作成の手引





以上

(今後、こういう短い情報もブログで発信しようと思っています。「以下日記」をお楽しみの人には、ごめんなさい)

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片側声帯麻痺に対する手術/久々の大原美術館

熱心な読者の方(って、いるのかな?)はご存知でしょうが、昨年12月13日に突然右反回神経麻痺になって声が出なくなっております。おまけに1/23には右膝窩静脈の血栓で、現在休業して抗凝固剤を飲んでいるところです。J-stageをみていたらたまたま片側声帯麻痺に対する手術についての論文があったので、内科医だけど切実な門田なので読んでみました。


音声外科手術 : 片側声帯麻痺に対する喉頭枠組み手術


  日本耳鼻咽喉科学会会報 122巻(2019)12号




【抄録】

 喉頭枠組み手術は, 声帯に直接, 手術侵襲を与えるのではなく, 喉頭枠組軟骨の形態や位置を変えることにより, 間接的に声帯の緊張や, 長さ, 位置を変える音声外科手術であり, 局所麻酔下で行うときは手術中音声をモニターしながら音声の調整が可能という利点がある.

 喉頭枠組み手術の適応疾患で多いものは片側声帯麻痺である. 術式として麻痺側声帯を正中移動させる甲状軟骨形成術Ⅰ型 (以下, Ⅰ型) と麻痺側声帯を発声時の位置へ内転させる披裂軟骨内転術 (以下, 内転術), あるいは両者の併用が行われることが多い.

 Ⅰ型は, 患側甲状軟骨の声帯レベルに窓を作成し声帯を内方に押し込み固定する術式であり, 局所麻酔下で手術が可能なため音声改善を術中に確認できる.

 内転術は, 発声時の声門後部間隙や声帯レベル差が大きい症例が適応となり, 麻痺側声帯を発声時の生理的な位置に内転させる術式であるが, 披裂軟骨筋突起に直接糸をかける必要があるため, 頸部郭清術などで頸部に瘢痕がある症例や甲状軟骨が大きい成人男性では難易度が高い.

 高度嗄声を伴う片側声帯麻痺に対して, 内転術単独や内転術に加えてⅠ型や脂肪注入術などの注入術を併用することが多い. しかしこれらの手術では術後音声の改善を認めるが, 正常声まで回復しないことがある. 正常声まで回復させるには, 麻痺側声帯を正中位に移動させるのみではなく, 神経再建による甲状披裂筋の筋緊張獲得と筋萎縮の回復が必要であり, 甲状披裂筋の神経再支配を目指した手術として神経筋弁移植術がある.

 本稿ではⅠ型においては声帯のレベルの決め方, 窓のデザイン, 窓の切開さらに声帯正中移動と音声の調節について, 内転術においては筋突起の探し方と筋突起への糸のかけ方について, さらに神経筋弁移植術においては神経刺激装置を用いた最適な筋弁の作成方法と手術顕微鏡を用いた移植時のポイントを詳細に解説した.

・読んでみて思ったこと。全然治療成績が書かれていないじゃんということ。どれくらい改善するのかというのがまったくかかれておらず、手術の手技だけ。患者の立場からすると、あまり参考になりません。まあ、そもそも対象の読者が耳鼻咽喉科医ですから、難癖つけてはいけません。ひるがえって内科系の教科書をみても、「こういう処方」というのは書かれていても、あまり奏功率は書かれていないということに気がつきました。

・いったい私の嗄声はいつまで続くのでしょう。まあ、半年は経過観察なのでしょうが...大学院卒業したら教職になることも考えていたけど、こんな声(かつ、長くしゃべれない)では、なかなか講義も難しいですねぇ。せっかく、子供の頃になりたかった①医者②科学者③先生の全てになるチャンスがあったのに...

以下日記

・本日2/5(水)は、5時半起床。午前中は読書でした。昼から三女と倉敷美観地区へ。13時に配偶者と落ち合い「星のヒカリ」というイタリアンレストランでランチ。その後配偶者とは別れて三女と大原美術館へ。(私は岡山大学の学生なので、大原美術館は無料ではいれます)1時間半くらい観覧して、帰宅です。(帰りARIO倉敷の口福堂で甘いものと天満屋ハッピーズでビール購入)大原美術館は多分20年以上ぶり。過去2,3回入館していたと思いますが、まず思ったのは何か以前見たより全ての絵画が色あせている感じがしました。あとは、ああこの絵ここにあったんだと再確認と懐かしいなという感じ。今回芹沢銈介というひとのデザインが面白かった。特にイロハの字と絵がかかれた屏風が面白かったですね、ちっとナゾナゾぽくて。大体絵が何か分かったのですが、一部わからないのもあってちょっとストレス。ミュージアムショップで、その屏風の絵はがきかったので、これから謎解きにかかります。

・帰宅して、すぐ入浴、その後ビールをのんで、このブログを書いております。これからもうちょっとしたら夕食でしょう。(配偶者が作る気になったら)

・本日から↓の本を読み出しました。なかなか面白いですね。数日で読み切るつもりです。

社会的処方: 孤立という病を地域のつながりで治す方法

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  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2020/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
・明日は早朝に病院に行ってから、早島町図書館(知人のおすすめ)へいって、その後県立美術館へ行こうと思っておりますが、はたしてそうなるか。


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