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目を見て診断できる病気/同僚の心をざわつかせた

「目を見て診断できる病気(内科疾患)は、なーんだ?」と問われたら(自問自答ですが)、数秒考えて、カイザー-フライシャー輪をおこすウィルソン病(『医学書院医学大辞典第2版』の説明を最後に載せておきます)と答えましたが、当然それ以外もありますわな。NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。


Lisch Nodules


Rodrigo Anguita, Ricardo Veas


N Engl J Med 2022; 386:478. February 3, 2022




・リッシュ結節の説明は『医学書院医学大辞典第2版』には、単独の項目では載っておらずフォン・レックリングハウゼン病の中に説明がありました。『ステッドマン医学大辞典改定第6版』には「リッシュ結節(典型例としては1型神経線維腫症にみられる虹彩の過誤腫」という説明がありました。神経線維腫症1型の説明は↓


神経線維腫症Ⅰ型(指定難病34)(難病情報センター)




・新患さんなんかは、じっと目を見るのも必要ですね。



cf. フライシャー輪
Kayser-Fleischer ring

ウイルソン病にみられる特有な角膜周囲の銅沈着による症状。青みがかった黒褐色調の輪である。角膜周辺部にみられる(写真)。肉眼的には思春期頃からみられるが,眼科的に細隙灯を用いると思春期前の例でもみることができる。ウイルソン病以外でも,生体内銅過剰沈着するような原発性胆汁性肝硬変やIndian childhood cirrhosis(インド人の子どもにみられる肝硬変症)などでも観察される。(Bernhard Kayser,1869-1954,眼科,独。Bruno Fleischer,1874-1965,眼科,独)




以下日記

・本日2/4(金)は、6時起床。朝勉せず出勤。病棟よって、午前外来。メッチャ忙しかったですが、13時半に終了。(お一人脳梗塞で脳外科病院へ紹介)急いで昼食摂って14時から15時前まで職員の新型コロナワクチン接種。その後通所リハビリテーションのカンファレンス。それから病棟へ寄って回診。忙しかったけどいつもより早く18時47分帰宅。月とほんのりした夕焼けの残りの空がきれいでした。ネコたちに餌やってお風呂入って夕食。アルコールをいただきました。で、このブログを書いております。もう、寝床に行きたいと思います。明日は午前中一般の方々への新型コロナワクチン接種、午後は麻薬に関するウェビナーで18時過ぎまでです。

・数日前に誕生日を迎えた同僚にお祝いと日頃お世話になっている感謝を込めてノンアルコールビールをアマゾンから届けたのですが、私の名前が送り主に載っていないので、詐欺のようなものかとそのDr.は悩まれたそうな。申し訳ない。実は何年も前同級生にペリエを送ったときも送り主がわからずfacebookでどなたが送ってくれたのですかと問われておりました。アマゾンも送り主が分かるようにしてくれれば良いのに、なんで名前ださないの?

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