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空気で心タンポナーデ/今日ははやく帰れた

・心タンポナーデとは『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


心タンポナーデ cardiac tamponade

心膜腔内への異常貯留物により,心臓が圧迫され,拡張できなくなった状態をいう。貯留物は漿液,血液,ガス,腫瘍などがある。原因疾患は,急性心タンポナーデでは外傷(医原性を含む)が多く,亜急性例は心膜炎,悪性腫瘍転移など種々の原因で発生する。症状は心臓拡張期充満不全により,胸内苦悶,外頸静脈怒張,奇脈などで,ベック(Beck CS)の三徴(静脈圧上昇,動脈圧低下,心音の減弱)またはその一部を示す。進行するとショック,さらに進んで心停止状態(電動収縮解離;PEA,EMD)となることがある。胸部X線写真で心拡大を示し,CT,エコー検査で貯留状態が判明する。治療は圧迫原因の除去で,心膜穿刺または心膜切開により除去する。効果は多くの場合,劇的な改善を来す。

↑に有りますようにガスでも起こるわけでして、↓のようなレポートがありました


Air Pericardial Tamponade Caused by Lung Cancer
Kazufumi Takamatssu, et al.
internal medicine 59: 3109-3110,2020
https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/59/23/59_5247-20/_article/-char/ja
本文にありますように心膜に接した空洞にはきをつけないといけませんね。
以下日記
・本日12/4(金)は5時30分起床。朝勉は、来週火曜日にあるcritical appraisalの論文を読みました。大学院に入ってかわったことは、論文をよむとき方法(materials and methods・・・マテメソと略されるみたいですが)をきちんと読むようになったこと。それまでは、方法のところはよく分からないからすっ飛ばして結論だけみていました。マテメソを理解しないと結果の解釈もことなるのにね。それから大学院に入ってからの話ですが、最近は結果の所は文章は読まずにまず表を見るようになりました。きちんと表がstand aloneかどうかみるためです。(攻殻機動隊ではない)自分がかけるかどうかは別にして一定評価ができるようになったと思います。
・朝食摂って出勤。病棟にちょっと寄ってから午前外来。今日は早く終わりました。午後から回診と書類。患者さん達が比較的落ち着いておられたので、帰宅は18時00分過ぎ。お風呂入って夕食。ちょっと勉強してこのブログをアルコール飲みながら書いています。ちょうど今のBGMはパッフェルベルのカノンで、なかなか心地よいです。これからアマゾンプライムビデオで映画観るかサッサとねるか悩んでおります。


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