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パーキンソン病と類似疾患の症候/久々に涙しました

私、神経疾患は苦手なのですが、当然のことですが職業・環境性疾患にも脳神経系の疾患はあります。(有名なのは水俣病でしょう。)なので、神経疾患もちゃんと勉強しておかないといけません。↓のような総説があったのでログ・アンド・シェア(何かバンドの名前にできそう)



Parkinson disease and its look a like―鑑別のための神経症候


下 泰司 服部 信孝

臨床神経学 6012号(202012




【抄録】パーキンソン病(Parkinson’s disease,以下PDと略記)を診断する際には,様々な手法で他の疾患を除外する必要があるが,臨床症状からだけでは鑑別が困難であることが知られており,画像検査や,薬物に対する反応を見ることでようやく診断がつくことが多い.しかし,近年,特に,PD,進行性核上性麻痺,多系統萎縮症の鑑別に役立つさまざまな神経症候が報告されてきている.丁寧に神経学的診察を行うことで,これらの症候を観察すれば,ある程度疾患の鑑別が可能である.現在は画像診断も発展しており,さらに今後AIを用いた診断も検討されているが,今後も系統的な神経学的診察が,これらの疾患を診断するうえでは重要である.
・本文中のTable 1は重要ですね。何故か表では、drug induced parkinsonismと書かれていますが、薬とは限らない疾患がそのしたに書かれています。その中にManganeseすなわちマンガンが載っています。マンガン中毒でパーキン症候群となるのです。若かりし頃他の病院でパーキンソン病と診断された患者さんを神経内科のDr.と協力してマンガン中毒と診断し労災認定をかちとったことを思い出しました。
以下日記
・本日12/27(日)は、7時前に起床。朝ちょっとだけ医学書を読んであとはひたすら掃除です。しかし片付かない。年末年始の休みでやっと片付きそう。
・片付けの合間に12/20放送されていたと言う↓の番組を今日NHKオンデマンドで観ました。(今日初めてそれに登録)facebookの友達が紹介してくれていました。リアルタイムで観られなかったのですが、どうしても観たかったのでon demandに登録して220円払ってみました。

目撃!にっぽん「『筑豊のこどもたち』はいま “貧困のシンボル”の末に...」

・以前振動病の研究会が山形県酒田市であって、研究会が終わって土門拳記念館↓にいきました。そこで観た仏像の写真、今にも動きそうな感じで非常に驚きました。当然そこには土門拳さんの著書がいっぱい置いてありましたが、私は『筑豊のこどもたち』を買いました。
筑豊のこどもたち

筑豊のこどもたち

  • 出版社/メーカー: 築地書館
  • 発売日: 1977/07/21
  • メディア: 大型本
・これを読んでいて/観ていて胸が苦しくなったことを思い出しました。で、NHKはこの写真集にでていた子供達を追っかけたわけです。そういう企画を思いついて、かつ、実際に行うことがすごい。で、観てみて泣いてしまいました。(そういえば、最近泣いていないなと思いました。たまには涙ながさいないとね)TVの中で、間違った政策は一番子供達にしわ寄せがいくというような主旨のことを言っておられた児童相談所の元職員さんがいたと思います。本当、子供達が犠牲にならないような政策を望みます・・・全国で行われている「子ども食堂」なんて、本来こういう取り組みが必要ないようにしないといけないのに。
・戦争孤児や集団就職に関する本も買っているのですが、まだ読んでおりません。読みだすまでに、かなりエネルギーがいります。

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