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癌で毛が生える/通所リハの皆様、誕生日プレゼントありがとうございました

・日頃から欲しいものは髪の毛と時間と言っているくらい髪の毛が増えて欲しいのですが、癌になってまでは髪がほしいとは思いません。今年最後のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。


Acquired Hypertrichosis Lanuginosa

 

  Tom Kovitwanichkanont, M.B., B.S., M.P.H., and Mark Darling, M.B., Ch.B.


N Engl J Med 2020; 383:e144 Dec 31, 2020




本文中にacquired hypertrichosis lanuginosa, may be associated with underlying cancer, endocrine disorders, anorexia nervosa, or certain medications とあります。acquired hypertrichosis lanuginosaとは『医学書院医学大辞典第2版』の説明では↓


後天性生毛多毛症
acquired hypertrichosis lanuginosa

本来なら毛深くならない全身の軟毛が太く長くなる病態。男女を問わず,肺癌,前立腺癌,乳癌などの悪性腫瘍をもつ人に出現することが多い。中年以降で顔や首などの毛が濃くなる場合は要注意である。免疫抑制薬や降圧薬などの薬剤でも本症が生じる。

・まあ、本来うぶ毛であるものが、こくなっていくものみたいですね。最近毛深くなったと患者さんが言われたら要注意ですね。


以下日記。

・本日12/31(木)は、5時50分起床。身支度してちょっと朝勉というかOEM:Occupational and Environmental MedicineというBMJグループの雑誌へ論文の再投稿をしました。論文の中身の問題では無くて所属施設の名称がRinggold IDというのに一致していないと言うことで投稿を査読に回してもらえていなかったので、訂正した論文を投稿。はたして査読まで行き着くでしょうか。

・今日も仕事の「借金」を精算するため8時40分から13時10分まで病院にいました。(途中34分、3.15kmウォーキング)今日は事務作業のみで無く患者さんの回診もして大晦日の挨拶をして帰りました。帰ってから一服後はひたすら掃除と言っても18時頃には力尽きました。途中、間違って届けられた郵便物(と行っていいのか、宅配便で届けられたDM)があったので、それを本当の宛先まで届けに行こうとしました。住所をみてGoogle Mapにいれたら徒歩6分の所だったので散歩がてら(雪がチラチラふっていたけど)届けに行きました。ところがGoogle Mapが私を誘導していったのは墓地。ミステリーです。『恐怖新聞』(わかるかな?)のような恐ろしいことが私にふりかかってくるのでしょうか...第2のウォーキングということで帰宅し、Yahooの地図で見ると全然違うところ.夜になって車に乗って届けに行きました。

・夕食は、茹でたカニ。マリネ、しめにどん兵衛の鴨だしそば。当然麦酒(京都とベルギー)。そして、現在腹がはって苦しんでおります。

・ところで、本年も皆様におせわになりました。この場をかりて御礼申し上げます。皆様のおかげで仕事と勉学がやってこれました。また、今年の私の誕生日にソープフラワーをはじめ素敵なプレゼントを当院通所リハビリの職員さん達からいただきました。ソープフラワーは、現在寝室に飾って毎日眺めております。ちなみに、ソープフラワーは最近そういうものがあるということを知って、いつかこれを誰かのプレゼントにしようと思っていたら最初に自分がもらうことになりました。ありがたいことです。

・さて、紅白歌合戦も「絶対に笑ってはいけない」も観ずにそろそろ寝ます。皆様、良いお年を。



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シップで胃潰瘍/事務作業と掃除とビールの日々

・外来しているとあちこち痛いところにいっぱいシップを貼っておられる患者さんがおられます。医師が処方したものもあれば市販薬もあります。注意書きを見て患者さんも喘息なんかには危険だと認識されている人も最近は多い印象を受けます・・・アスピリン喘息と言って(私はこの言葉は好きではないのですが)解熱鎮痛剤投の仕様で大きな喘息発作を起こすタイプのものがあります。以前は、他のDr.から解熱剤もしくはシップを処方されて大きな発作を起こして受診される患者さんがたまにおられました。つまり、皮膚に貼っても全身に影響があるということです。で、シップの概要でも胃潰瘍がおきるというお話↓



NSAIDs経皮製剤(湿布)が原因と考えられた胃潰瘍の1例


木本 正英, 更屋 勉, 新井 諒也, 津島 寿幸, 山西 行造


日本プライマリ・ケア連合学会誌 2019 年 42 巻 3 号 p. 158-161





【抄録】日常診療において,非ステロイド性消炎鎮痛薬(以下NSAIDs)経皮製剤(湿布)による消化管粘膜障害な
どの有害事象に十分留意はされていない.しかしながら,本来1~2枚の局所投与目的で使用すべきNSAIDs経皮製剤が,患者判断で複数枚連日長期使用されていることが少なくない.4枚を超える多数枚を常用すると,使用枚数に比例してNSAIDsの血中濃度が増加して経口剤同様に有害事象を発生させる可能性がある.

今回,2年にわたり治癒が遷延した胃潰瘍が,経皮製剤の使用中止によりただちに治癒したという症例を経験した.①Helicobacter pylori(以下H.p.)未感染,②NSAIDs内服歴なし,③経皮製剤の処方が他院によるため未把握のまま常用されていた,という偶然が重なったことにより,経皮製剤が上部消化管の粘膜障害の原因となることを特定し得た.そこでこれを報告し,NSAIDs経皮製剤の危険性や適正使用について若干の文献的考察を行う.


・なので、どうしてもあちこち痛い場合は、アンメルツのようなものを利用しましょう。

・余談ですが、胃潰瘍と言えばピロリ菌、肺癌と言えばタバコという単純思考はやめましょう。


以下日記

・12/28(月)は、6時半起床。午前中はお勉強、午後から出勤し回診、夜間診療、回診、事務作業して19時半過ぎ帰宅。お風呂入ってちょうど夕食時頼んでいた京都とベルギーのビールがそれぞれ到着。その中から1本ずつ飲んで酔っ払い状態。

・12/29(火)は6時起床。出勤し午前外来、午後回診。(本来大学院ですがお休みなので)途中ナフコに買い物。夜、近くの理容室でボッサボサの頭をスポーツ刈りにして20時11分帰宅。お風呂入ってお好み焼きの夕食。当然ビールも。食べ過ぎて苦しい。

・12/30(水)はお休み。7時20分に起きて朝食後「出勤」・・・9時40分から13時50分まで病院で「仕事」:外来と医局で電子カルテで入院患者さんの記録を見て大きな問題なさそうだったので病棟へは寄らずひたすら主に外来診察室で事務作業。途中事務作業に疲れて近くの公園で40分ウォーキング。ちょうど遊びにきていた3,4歳のこどもがすれ違いにオハヨウゴザマースと挨拶してくれて、こちらもおはようござますと返事、もうお昼だったけど。かわいいなあ。子供達が幸せに多きになって欲しい。14時21分帰宅し一服後掃除。昔の資料を整理していた、結構難しげな英語の文献も出てきてちゃんと線引いて最後まで読んでいて、おれってちゃんと勉強してたやんと感心。夜は、餅入り焼きうどん。本日はビール1本にとどめました。で、早めに寝ることにします。

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パーキンソン病と類似疾患の症候/久々に涙しました

私、神経疾患は苦手なのですが、当然のことですが職業・環境性疾患にも脳神経系の疾患はあります。(有名なのは水俣病でしょう。)なので、神経疾患もちゃんと勉強しておかないといけません。↓のような総説があったのでログ・アンド・シェア(何かバンドの名前にできそう)



Parkinson disease and its look a like―鑑別のための神経症候


下 泰司 服部 信孝

臨床神経学 6012号(202012




【抄録】パーキンソン病(Parkinson’s disease,以下PDと略記)を診断する際には,様々な手法で他の疾患を除外する必要があるが,臨床症状からだけでは鑑別が困難であることが知られており,画像検査や,薬物に対する反応を見ることでようやく診断がつくことが多い.しかし,近年,特に,PD,進行性核上性麻痺,多系統萎縮症の鑑別に役立つさまざまな神経症候が報告されてきている.丁寧に神経学的診察を行うことで,これらの症候を観察すれば,ある程度疾患の鑑別が可能である.現在は画像診断も発展しており,さらに今後AIを用いた診断も検討されているが,今後も系統的な神経学的診察が,これらの疾患を診断するうえでは重要である.
・本文中のTable 1は重要ですね。何故か表では、drug induced parkinsonismと書かれていますが、薬とは限らない疾患がそのしたに書かれています。その中にManganeseすなわちマンガンが載っています。マンガン中毒でパーキン症候群となるのです。若かりし頃他の病院でパーキンソン病と診断された患者さんを神経内科のDr.と協力してマンガン中毒と診断し労災認定をかちとったことを思い出しました。
以下日記
・本日12/27(日)は、7時前に起床。朝ちょっとだけ医学書を読んであとはひたすら掃除です。しかし片付かない。年末年始の休みでやっと片付きそう。
・片付けの合間に12/20放送されていたと言う↓の番組を今日NHKオンデマンドで観ました。(今日初めてそれに登録)facebookの友達が紹介してくれていました。リアルタイムで観られなかったのですが、どうしても観たかったのでon demandに登録して220円払ってみました。

目撃!にっぽん「『筑豊のこどもたち』はいま “貧困のシンボル”の末に...」

・以前振動病の研究会が山形県酒田市であって、研究会が終わって土門拳記念館↓にいきました。そこで観た仏像の写真、今にも動きそうな感じで非常に驚きました。当然そこには土門拳さんの著書がいっぱい置いてありましたが、私は『筑豊のこどもたち』を買いました。
筑豊のこどもたち

筑豊のこどもたち

  • 出版社/メーカー: 築地書館
  • 発売日: 1977/07/21
  • メディア: 大型本
・これを読んでいて/観ていて胸が苦しくなったことを思い出しました。で、NHKはこの写真集にでていた子供達を追っかけたわけです。そういう企画を思いついて、かつ、実際に行うことがすごい。で、観てみて泣いてしまいました。(そういえば、最近泣いていないなと思いました。たまには涙ながさいないとね)TVの中で、間違った政策は一番子供達にしわ寄せがいくというような主旨のことを言っておられた児童相談所の元職員さんがいたと思います。本当、子供達が犠牲にならないような政策を望みます・・・全国で行われている「子ども食堂」なんて、本来こういう取り組みが必要ないようにしないといけないのに。
・戦争孤児や集団就職に関する本も買っているのですが、まだ読んでおりません。読みだすまでに、かなりエネルギーがいります。

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吐血をみたとき大動脈腸管瘻も考える/夜中のお見送り

・私は吐血の患者さんを診たとき胃十二指腸潰瘍か食道静脈瘤破裂を考えるのと、実は喀血ではないのかと考えますが、標題にある大動脈瘤腸間膜は頭にありませんでした。↓のようなレポートがありました。

吐血で発症した一次性大動脈十二指腸瘻の1例
太田俊介、他。

日本消化器外科学会雑誌.2020;53(8):643-649




抄録

 

大動脈腸管瘻(aortoenteric fistula;以下,AEFと略記)で一次性AEF(primary AEF;以下,PAEFと略記)は致命的な病態であるが,救命しえた1例を経験したので報告する.症例は81歳の女性で,吐血後,近医に搬送されHb 3.0 g/dlと出血性ショックの状態だった.精査にて腎動脈下流の腹部大動脈瘤の十二指腸水平脚への穿通による,一次性大動脈十二指腸瘻と診断され,当院心臓血管外科に搬送後にステントグラフト内挿術を施行した.翌日,当科にて緊急手術を行った.手術は,十二指腸を授動し瘻孔を確認後に,瘻孔口側で十二指腸を離断し,十二指腸下行脚と挙上空腸を側々吻合した.また,瘤破裂部より可及的に血栓を除去し,同部を縫合閉鎖した.術後は手術関連合併症を認めず,ステント感染予防の抗菌剤投与を継続し,リハビリ目的に前医転院となった.PAEFは,致死率の高い疾患であるが,ステントグラフト内挿術を先行することで,安全に手術可能と考えた.

・本文中に

上部消化管内視鏡検査でAEFを疑う所見としては,十二指腸水平脚の凝血塊,管外性の拍動性腫瘤,動脈性出血があるが,これらの所見が必ずしも観察可能とはかぎらず,診断率も18%と低い18).Songら12)はPAEFの概念のないまま緊急内視鏡検査を施行した場合,特に潰瘍などの他の疾患が並存している場合は誤診になりうる可能性があるとしている.診断のために時間がかかり,病態への適切な対応が遅れることで患者の不利益になることに警鐘を鳴らしている.本症例においても,上部消化管内視鏡検査で十二指腸水平脚に粘膜下腫瘤様所見を認め,頂部に白苔のある陥凹を有していた.PAEFの概念なく所見確認した場合,粘膜下腫瘤として生検をしていた可能性もあり,PAEFの概念を持って内視鏡検査を行うことの重要性が示唆された.

と書かれていました。怖いです。

以下日記

・本日12/26(土)は夜中の3時前に病院からの電話で起こされました。ターミナルステージの患者さんがなくなったとのこと。お見送りのため病院へ行き、5時前に帰宅し7時半近くまで寝ておりました。お見送りするとき旦那さんと娘さんの表情みてちゃんと死を受けてとめておられると感じられ、安心しました。

・起床後はちょっとだけ勉強して家の片づけとお買い物。猫が寒そうにしているので、猫用「ホットカーペット」を買いに行きました。そして18時台に夕食。頼んでいたベルギービールがちょうど届いたので2本飲んでヘロヘロ状態です。現在白州のみながらこのブログ書いております。21時には寝たいと思います。

・日記見返すと12月はずっと土、日病院に行っていました。明日は(呼び出しがない限り)病院には行かずに家にいたいと思います。


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ドップラーで音楽/喘息バッジが欲しい

・医療の現場では、想像もできなかったことが起こることがあります。携帯電話で人工呼吸器や心臓ペースメーカーの誤作動は有名な話ですが、↓の報告は「ホンマにこんなことがあるんかい」とビックリ、かつ、笑えます。患者さんもわらってました。


Hearing Music while Checking a Pulse

Leanna Wise, M.D.



N Engl J Med 2020; 383:e139 Dec 24, 2020
DOI: 10.1056/NEJMicm1911324




・ホンマ、色んなことがありますね。


以下日記

・12/24(木)は6時30分起床。朝食、燃えるゴミ出して出勤し、午前外来。午後から倉敷市役所で公害健康被害認定審査会=今までで一番最速で終わった気がします。で、病院へ戻って回診。18時過ぎ病院出てナンバで買い物して18時50分くらいに帰宅。入浴、夕食、明日の「共同の営みとACP」という講義の準備(パワーポイント作成)。眠くて、眠くて完成間際に挫折。

・本日12/25(金)は、6時8分起床。昨日の作りかけていた講義のパワーポイントを仕上げて出勤。午前外来。午後回診、会議、産業医面談、講義、回診。(途中定例の会議を患者さんの臨時対応で欠席)19時51分帰宅。お風呂入って、録画の「チコちゃんに叱られる」観ながら夕食。そしてこのブログを書いております。

・熱心な読者がご存知でしょうが、私、呼吸器疾患をもつ患者さんをたくさん診ております。中でも気管支喘息。最近複数の患者さんが行っていたことは、このCOVID19が流行っている時期に咳をしたら白い目で見られると。職場の同僚や顧客に気を遣うと。そのうちのお一人が、「喘息バッジ」(私の病気は喘息です、この咳はCOVID19ではありませんという表示)が欲しいと行っておられました。半分冗談、半分本気でしょうね。

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SARS-CoV-2による急性散在性脳脊髄炎/延命治療の反対語は?

・標題にある急性散在性脳脊髄炎とは『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


急性散在性脳脊髄炎
acute disseminated encephalomyelitis;ADEM

視神経を含めた中枢神経系の細静脈周囲性急性脱髄疾患。脱髄巣は多発性硬化症のそれより小さくびまん性に広がる。発症機序は,アレルギー性,自己免疫性と考えられ,ヒトと同様の病態を動物に実験的に作ることが可能である。麻疹,インフルエンザといった感染後に発症するもの,ワクチン接種後に発症するものなどがある。初発症状は発熱・頭痛といった髄膜刺激症状,意識障害,脳神経麻痺,四肢麻痺,運動麻痺などさまざまである。脳脊髄液検査で細胞増多・蛋白上昇をみる。MRIでは脊髄・脳幹・小脳・大脳に病変を見つけることができる。急性期にステロイド大量療法を含めた治療が奏効することが多い。経過は一般に単相性である。


・ちょっと古いですが、詳しくは厚労省の『重篤副作用疾患別対応マニュアル』があります↓


急性散在性脳脊髄炎


平成2 3年3月厚生労働省




・わたしはこの疾患はワクチンの副反応として認識しており、いつもインフルエンザワクチン接種をする時期にはこの病気が起こりませんようにと心で思っております。それはさておき現在猛威を振るっているCOVID19は、色んな精神神経症状をおこすことが報告されています。その中でADEMも報告されており、しっかりわたしも認識しておかないといけないと思いLog and Share↓


Acute disseminated encephalomyelitis (ADEM) associated with COVID-19

Langley L, et al. BMJ Case Rep 2020;13:e239597. doi:10.1136/bcr-2020-239597

https://casereports.bmj.com/content/13/12/e239597


Abstract

A 53-year-old man admitted to the critical care secondary to respiratory failure due to COVID-19 developed agitation and global hypotonia. Brain MRI revealed bilateral hyperintense lesions throughout the brain and cerebrospinal fluid identified oligoclonal bands. Intravenous high-dose glucocorticoids were administered followed by an oral tapering dose and the patient clinically improved. Acute disseminated encephalomyelitis should be considered in patients with COVID-19 who present with altered mentation and polyfocal neurological deficits.

本文最後のLearning pointsのところにObservational data suggest early diagnosis and treatment of ADEM may improve prognosis for patients; therefore, a low threshold for obtaining MRI imaging is advised.と書かれています。神経症状出たら早めにMRIを撮るべきでしょうね。(問題はこれだけCOVID19が流行っていると容易にMRIがとれないかも知れないと言うことです。医療崩壊という言葉がきちんと定義されているのかどうか知りませんが、こういう場合も医療崩壊の一つではないでしょうか)

以下日記

久々のブログ記事アップです。過去を振り返ります。(大分忘れているけど)

・12/20(日)は6時23分起床、朝食後病院へ。1時間くらい病院にいて帰りナフコ、COOPで買い物。昼食後は夕方まで掃除と勉強。その後ちょっと家を出て金光町大谷にある「たまり場」へ。17時位までいてかえりコーナンで買い物して帰宅。お風呂入って、夕食、アルコール摂取。

・12/21(月)は5時起床。朝勉して朝食、燃えるゴミ出して午前中ZOOMで因果推論の勉強会。午後は出勤し、回診、夜間診療、宿直。

・12/22(火)0時過ぎ救急搬入あり、3時まで起きていました。3時過ぎに寝たと思ったら5時半に起こされました。また寝て6時45分起床。シャワー浴びて、朝食後病棟よって午前外来。午後からも病棟よって16時前に帰宅。16時から1時間ZOOMで大学院のCritical Appraisalに参加。メッチャ眠かった。その後ちょっと部屋の掃除して入浴。20時前から夕食。夕食終わりかけに病院から電話があり私の担当患者さんが悪化と言うことで病院へ。宿直の先生がしっかり対応していてくださり、なんとか落ち着き22時頃帰宅。即寝です。

・本日12/23(水)はさすがにお疲れモード。すでに1週間がたった気分で、6時45分と遅起き。朝勉せず出勤。病棟ちょっと寄って午前外来、午後回診、カンファレンス、夜間診療、その後病棟ちょっと寄って事務作業して19時23分帰宅。お風呂入って夕食とってアルコールは飲まずにこのブログを書いております。これが終わったら通販でビール注文して寝ます。

・先日の外来で鬱的になった患者さんが来て私に「短命治療」をしてくれと何回も言いました。最初「んっ?」と思いましたが、「延命治療」の逆のことを言っていたのね。この患者さん当院およびケアマネ、関係組織で「見守り」するように頼みました。ホンマ、社会的処方の体制が欲しい。リンクワーカーを育成したいですね。


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ACP:アドバンス・ケア・プラニング/響、白州は1日1杯に制限

私がメインで働いている病院は、一般病床54,療養病床54の小さな病院です。そこに時々研修医が地域医療研修ということで、2ヶ月間のみ研修に来られます。その時私は1時間くらい、胸部レントゲンの読み方や呼吸管理、論文の読み方、外来のコツ等の講義を家庭教師のようにマンツーマンでやっていましたが、それはもったいないということで、最近その他の職員さんにも参加してもらうようになりました。今、研修医はいないのですが、職員さん向けに講義を月1回することにしました。これは、来年4名研修医が来られるのに備えるのと、当然職員さんにも勉強してもらいたいのと、自分がそういう月1回講義という縛りをもうけて有無を言わさず勉強するためです。

・標題のACPについては4,5年前に結構勉強いたしました。その基礎になるSUPPORT研究(だったか、それから派生したろんぶんだったか?)の論文を読んで、「ナンじゃ、こりゃー」と思った記憶があります。その「何じゃ、こりゃ-」と思った一番は、事前指示書が書かれているのに、その通りにならなかった割合があまりにもたかかったから。意味ないじゃん。

・今月の講義のお題が「共同の営みとACP」ということで今、久々に真面目に関連の論文、書籍を読んでいます。現在↓をよみすすめていますが、とっても良い本だと思います。(半分しかよんでないけど)


Advance Care Planning のエビデンス

Advance Care Planning のエビデンス

  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2020/10/12
  • メディア: 単行本


・改めて思ったのはACPの定義がいろいろあるのねということです。そしてまた最近概念が広がっているような。その当たり議論するとき明確にしないと混乱をきたしそうな。

・で、ACPの日本での愛称が「人生会議」ということ。私の感想は、その名称を考えてくださった方には失礼ですが、「何じゃ、こりゃー」です。オマケに、最初に厚労省がだしたポスターがこれまた「何じゃ、こりゃー」です。麻疹を0にするためにマジンガーゼット、AMR対策にガンダムのアムロは許そう(と言うかそういうの好き)。シカーシ、「人生会議」のポスターは最低でした。そもそも何も字らない人には何のことか伝わらない、知ってる人には「何じゃ、こりゃー」でしょう。(ヤフーに厚労省+ポスターといれたら真っ先にこのポスターが私のPCには出てきました)まあ、To err is human.この失敗に厚労省も学んでいただきたい。


以下日記

・本日12/12(土)は疲れがたまっているのでゆっくり起きようと思っていましたが、自然に目が覚めて5時41分起床。朝勉して、dutyではないですが病院へ。気になる患者さんみて近くの公園でウォーキングして、11時23分帰宅。自分で打った蕎麦の昼食後、勉強と家の掃除。ふるーーーい本は処分しようと本棚からだすと結構スペースが空いて、こりゃぁ、ちょっと新しい本をいれるスペースができたなと喜びました。

・夕食はトンシャブ。ビールをいただきました。配偶者が、ハイボール飲んだので、わたしもまねして、響と白州のハイボール。しかし、配偶者から響と白州は貴重なので1日1杯のみと釘を刺されました。「飲むために買ってるんやろ、置いておくだけなら意味ないじゃん」という心の声は、ちょっと口から出かけましたが、怖いので飲み込みました。で、現在はジンのカクテルを飲んでおります。で、もう完全に酔っ払って何もできないので、これから歯磨きして寝ます。カクテル用に切った国産レモンが半分あまっているので、きっと明日も飲むでしょう。

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アドボカシー/コロナ感染症予防のための面会制限にはつらいものがある

アドボカシーadvocacyという言葉が日本の医学会にも徐々に広がっているのでしょうか?少なくとも社会疫学、社会医学の中では使われていると思います。また、医学教育、医師養成の中でも使われていますが、言葉の定義というか使われ方はいろいろみたいです。リーダス英和辞典では、弁護、支持;唱道、主張とかかれてありジーニアス英和辞典では、擁護、弁護、弁護士業務、オクスフォード現在英英辞典ではthe giving of public support to an idea, a course of action or abeliefとあります。現在恐れ多くも私が監事をしている日本社会医学会の機関誌『社会医学』第36巻2号2019年に「社会医学とアドボカシー:外へ内へ」という特別方向があります。ご参照ください↓





上の論文の中で生物・医学系出版社のエルゼビア社が武器見本市に関わっていてそれをやめさせたという話が出ています。これについては私もリアルタイムにこの問題をみて、lancetの編集委員会さすがだなと思ったものですが、それを支えたのは様々なアドボカシーだったということが認識できました。・・・日本のお医者さんがこの話をどれくらい知っているか知りたいものです。


以下日記

・本日12/18(金)は、5時起床。朝勉としてACP(アドバンス・ケア・プラニング)の本を読みました。8時前に病院についてスクラブに着替えたらすぐPHSが鳴って私の患者さんの状態悪化と言うことでした。宿直のDr.が対応してくださっていたのですが、お亡くなりになりました。亡くなられた患者さんは、心臓と肺に疾患があり回復は難しい病態でしたが、入院時より一時的に状態が良くなっていました。その状態の時に御家族に会って欲しかったのですが、コロナ感染症のための面会制限および御家族の交通手段が十分ないため会うことができませんでした。非常に残念ですが、日本全国こういうことが起こっているのでしょう。

・午前中外来、かなり忙しかったです。14時前に昼食。その後病棟よって、患者さん(ターミナルステージ)家族と面談、回診、事務作業。やることは残っていましたが、もう疲れていたので17時20分に病院出て18時前に帰宅。お風呂入って夕食。コロナビールのんでその後ジン、テキーラのカクテルを飲みながらこのブログを書いております。これからちょっとだけACPの本を読んで早めに寝ます。


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物を飲み込んで咳しても誤嚥とは限らない/21時はおねむの時間(前は22時だったのに)

・最近誤嚥という言葉は一般の人も知っていることが多くなっている気がします。実際調査したわけではないので、この文章の後には大坂風に言うと「知らんけど」となりますが。で、物を飲み込んだとき咳き込んだら誤嚥したと言ったりするわけですが、必ずしもその原因が誤嚥とは限りません。NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。


Bronchoesophageal Fistula

 

  Pierluigi di Mauro, M.D., Vittorio Ferrari, M.D.


N Engl J Med 2020; 383:e137 dEC 17, 2020




・上の本文中にparoxysms of cough after fluid intakeとあります。あと、胃食道逆流症もものを食べた後に咳き込むかも知れませんね、知らんけど。


以下日記

・昨日12/16(水)は、6時半起床。疲労がたまっているみたいです。朝勉せず出勤。ちょっと病棟よって午前外来、午後回診とカンファレンス、夜間診療。その後病棟よったり書類作成したり。19時半前帰宅。お風呂入って夕食とって『社会疫学』の本を読んで寝ました。メッチャ眠かった。

・本日12/17(木)は5時起床。"social epidemiology"読んで7時20分頃玉島へ。病棟よって重症の患者さんみてから水島へ。午前中産業医学科外来。じん肺の診断書のための動脈血ガス採血6名。久々にたくさん動脈さしたなあ。昼食は診察室でサンドイッチ、午後から振動病の末梢機能検査。窓を開けていたので、メッチャさむかった。16時ころ玉島へ戻って回診。ダッシュで帰宅し18時から19時までZOOMで社会疫学勉強会。その後お風呂入って録画の「マツコの知らない世界」みながら夕食。その後ちょっとだけ勉強してこのブログ書いています。書き終わったらある本を読もうと思っていましたが、メッチャ眠いので明日の朝にします。

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FYI: 新型コロナウイルス関連情報/出てくる人は皆笑顔、わたしも笑顔ででていきます

私が勉強している岡大医学の疫学・衛生学教室が標記情報を公開しております。ご覧ください↓


新型コロナウイルス関連情報 研究・活動 新着情報





一瞬にして以下日記

・昨日12/14(月)は、5時9分起床。朝勉して朝食摂って燃えるごみ出して午前中はZOOMで因果推論の勉強会。午後から出勤し、回診、夜間診療。帰宅は20時前。お風呂入って夕食。今季はいっての初めての牡蠣でした。その後博士論文を投稿したOEMから所属機関のRinggold IDというのがないからそれを論文にちゃんと書きなさいとメールがやってきました。そのことを調べるのに時間がかかりました。

・本日12/15(火)は、5時30分起床。朝勉後出勤。病棟よって午前外来、午後インフルエンザ予防接種、そして回診。本来午後からは仕事がないはずですが、病棟の患者さん達の対応で忙しく16時からのZOOMでの大学院のCritical appraisalに参加できず。その後帰宅してちょっと遅れて臨床研究講習会をZOOMで視聴。お風呂入って、夕食:海鮮丼。釧路の勝手丼を彷彿させるように勝手に具をご飯の上に乗せなさいと配偶者。具は、サーモン、ホタテ、イカ、ウニでした。多分今日はそんなに食べ過ぎなかったとおもう。そして、このブログを書いております。これからちょっとだけ『社会疫学』のテキストを読んでからねます。

・本日の標題の/(スラッシュ)の後ろ側の内容は以下の通り。ちょっと良かったなというお話。

 本日の午前の外来で開業医さんから紹介された患者さんが来られました。検査をして長時間結果が出るのを待っていただいておりましたが、ちょうど私の診察室の前で待たれていたみたい。結果をご説明するとき、わたしの診察室から出てくる患者さんはみんな笑顔でしたと。「私、関西人なんで」というと「やっぱり」と。で、その患者さんが帰られるとき私も笑顔ででていきますとおっしゃってくれました。うーん、やっぱり笑顔が一番。患者さんが微笑んでくれているようでよかった。(でも、きっとそうでない患者さんもいるわけで、「患者さん、怖い顔してでてきてましたよ」とフィードバックしてくれる人はあまりいないでしょうね)



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