SSブログ

ACPは、「人工呼吸をする/しない」や「胃瘻を造る/造らない」のチェックボックスを確認していく作業ではない/ハイドロ(筋膜)リリースで腰痛改善

・医療界では、診療概念がきちんと理解されていないと思うことが多々あります。一番は、インフォームドコンセント(IC)。未だ医療者側が何の疑問も持たずに「ICする」と言っています。また、DNAR:Do Not Attempt Resuscitation Orderについては、本来心臓がとまったら心肺蘇生術をしないという意味(患者さんの意向に沿って医者がだす指示)であって、他の治療は何もしないというわけではないのに、そうではない。そして、ACP:Advanced Care Planning。これについて注意を促したのは本日のブログの標題ですが、↓の論文から引用したものです。


具体的な地域医療活動 地域医療と高齢者診療(各論) 地域密着型アドバンス・ケア・プランニング
大蔵 暢
日本内科学会雑誌 109巻(2020)1号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika/109/1/109_73/_article/-char/ja
【ワンフレーズメッセージ】患者本人や家族を含めたケアチームが多様な価値観を受容し,ケアゴールを定めていくチーム活動―「アドバンス・ケア・プランニング」.その活動を地域に広めていくことで,「その人らしい最期」を支えるコミュニティが創造される
・上のメッセージのコミュニティの創造というのが大事だと思います。単にACPが医療者と患者・家族という関係ではなく、地域も巻き込んで、ACPの地域の風土もしくは文化というのを形成していかないといけないと思います。
・ちなみに、私の勤める病院もACPやDNARの概念の理解が怪しいのではないかと思っていたのですが、ちょうど最近病棟師長からスタッフの理解が不十分だから学習会をしてくれと頼まれました。ただ、私が今腰痛で苦しんでいるので、ちょっと待ってとおはなししておりますが...本日のブログの標題は学習会で言おうと思っていることです。
cf. 日本救急医学会のDNARについての説明のページ↓
https://www.jaam.jp/dictionary/dictionary/word/0308.html
日本臨床倫理学会のDNARに関連するサイト↓
https://square.umin.ac.jp/j-ethics/workinggroup.htm
日本集中治療医学会のDo Not Attempt Resuscitation(DNAR)指示のあり方についての勧告↓
https://www.jsicm.org/news-detail.html?id=7
*上のサイトを見ているとPLOSTについて意見が分かれているのが分かります。
以下日記
・本日3/12(金)6時起床。ノンテクニカルスキルのテキストをちょっとだけ読んで出勤。午前外来、午後は私自身が患者になって腰のハイドロ(筋膜)リリースをしてもらいました。で、腰痛は非常に良くなりました。やってくれた先生は神様や。その後ちょっと病棟よって午後から部長の指示にしたがい有給休暇取って帰宅しました。かえってからは、一服後論文書いておりました。で、現在一服してこのブログを書いております。(一服がおおいかな)これからお風呂入ります。その後はノンテクニカルスキルの本を読んで、3月末にする職員さん向けの講義の準備をします。
・腰が痛くてビールを飲む気にも昨日はなりませんでしたが、今日はちょっとだけ飲みたいな。

nice!(0)  コメント(16)