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手話通訳者さんの健康問題で訴えたこと/燃え尽きました

本日岡山市の「きらめきプラザ」で行われた岡山県登録手話通訳者研修のなかで10時から12時まで「手話通訳者さんの健康」というテーマで話をさえていただきました。パワーポイントのスライドが130枚あったので、予想通り後ろの方は駆け足でした。ただ、私は講義・講演の時は最初の方で結論を話すようにしているので、それは話ができました。それでい言ったことは、①調子がわるければ、我慢せずにSOSを出す、誰かに相談する、しんどえれば休むということと②手話通訳者さんの健康を守る・増進させるためには、民主的な明るい職場/社会を作ることということです。

・手話通訳者さんという職種の人たちは、自分の健康を顧みず人に尽くすという傾向があり、少々自分の調子がわるくても手話通訳を続けてしまいます。そして、どうしようもなくなるという。その実態については、↓のような文献があるのでご参照ください。


2016年8月20日発行 一般社団法人全国手話通訳問題研究会事業

雇用された手話通訳者の労働と健康についての実態報告書




↑は無料でみることができます。↓はご購入を。



時をつなぐ ことばを紡ぐ―頸肩腕障害と闘い続けた 手話通訳者たちの想い―




・今回は、病気の説明よりも疾病の考え方、対処法について多くの時間を割きました。労働衛生の5本柱や社会疫学でいうところの「上流」、生活習慣病という言葉も問題点、関連して作業(労働)関連疾患について。健康をまもるのは個人的な努力のみでなく聴覚障害者、所属組織、社会との共同の営みであるということ。今回参加は71名だったとのこと。どれだけ伝わったでしょうか?


・ところで、手話通訳者さんたちに伝えたSOSの発信、休むということは、すごく働く労働者・自営業者すべてに共通することです。過労死をするような人は、働きすぎて周囲がみえなくなり、家族や友人からの「休んだら」という言葉にも耳を傾けません。しんどかったら休む。自営業で仕事が大変で体を壊しそうなら休業する。究極の選択になるかもしれませんが、命の守るためにはそうするしかありません。また、民主的な職場をつくるということにかんしては、「心理的安全性」という言葉があります。以前からそういうことはおもっていましたが、今回の講演をするにあたってそういう言葉があることを知りました。(実は、どこかで読んでいたかも知りませんが、スルーしていたかも)↓をご参照ください。


心理的安全性とは? 効果、心理的安全性が高いことによるメリット、不足によって起きる弊害、自社の状態を調べる方法、高める(向上させる)方法について【注目されている理由】





以下日記

・6/26(金)は5時17分におきて今日の講義のための準備。出勤して午前外来、午後会議二つと回診。帰宅して講義の準備で↓。

・6/27(土)は、5時27分起床、夕方までひたすら講義の準備。お昼に里庄町にある丸亀製麺ちゃくのラーメン屋にいって昼食。夕方は草抜き、草刈りをして、アルコール飲んで早めに寝ました。

・本日6/28(日)は6時23分におきて、朝食摂って、ちょっとゆっくり。8時過ぎに家を出てきらめきプラザへ。9時20分頃ついて講演前に岡山県聴覚障害者センター長とちょっとお話。そして↑の講演です。講演後駅まで歩いてかえる途中に蕎麦屋をみつけて昼食。その後、映画見たりイオンで買い物したりしようと思っていましたが、なんかしんどくてどこへも寄り道せず帰宅。かえって遅めのお昼寝。その後は机の上の片づけ、夕食、そしてこのブログを書いております。本当に、めっちゃつかれました。講演の準備と講演に力をつかいきったみたいで、いつもの草抜きをする気も起りませんでした。今日は早く寝て、明日の仕事(悲しいことに宿直あり)にそなえたいと思います。

・ちなみに標題の「燃え尽き」は多分今日1日だけの話です。まだ、ジョーのように真っ白な灰にはなりません。・・・何のことを言っているかわかる人は、それなりの年の人か非常に教養のある人。

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