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まれなサイトメガロウイルス(CMV)による舌潰瘍/すでに夏バテ?

私、感染症、特に免疫力が低下した患者さんの感染症は苦手としております。(他にも、苦手なことは山盛り一杯ありますが)↓の本をちょっとずつ読んでいるのですが、「サイトメガロウイルス初感染による伝染性単核球様症状」というところをフムフムと読みました。


不明熱・不明炎症レジデントマニュアル

不明熱・不明炎症レジデントマニュアル

  • 作者: 國松 淳和
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2020/04/13
  • メディア: 単行本
・そしたら、CMV関連で今週のNEJMに↓のようなレポートがありました。
Tongue Ulceration from Cytomegalovirus Infection
NEJM N Engl J Med 2020; 383:67
DOI: 10.1056/NEJMicm1914681
・本文に書いていますように消化器病変は食道や大腸にできやく舌には非常に希みたいですね。『今日の診断指針 第7版』には、サイトメガロウイルス感染症の「症候の診かた」の処に「腸管感染症:下痢,腹痛,発熱,体重減少,食欲低下などが出現する。腸管出血や腸管穿孔も起こしうる。大腸炎は内視鏡で粘膜潰瘍を認め生検組織で典型的な封入体を認めることが多い。食道病変は嚥下痛や嚥下障害を伴い,内視鏡的には浅い潰瘍を食道下部に広範囲に認める。」と書かれていて舌のことは書かれていません。また、UpToDateでもApproach to the diagnosis of cytomegalovirus infectionというところのIMMUNOCOMPROMISED HOSTSのGastrointestinal diseaseとうところに"Gastrointestinal disease may be focal and patchy, so multiple biopsies may be needed to confirm the diagnosis of colitis or esophagitis.”とかかれていて、食道炎、大腸炎として現れることが多い未定ですね。
・しかし、免疫不全者の舌の潰瘍は、CMVも頭に入れときましょう。(と、自分で書いていて、すぐ忘れる。)
以下日記
・本日7/2(木)は、5時47分起床。朝勉して水島へ。午前中産業医科外来。外来を早く開始し、かつ、患者さん達がほとんど皆さん予約時間より早く来られたので、メッチャ早く外来がおわりました。で、病院を出て連島の8番ラーメンで「ざるらーめん」の昼食。そこから玉島への帰り道以前から気になっていたParty-Partyという洋菓子屋さんのお店へ。水島からの帰り道そのお店の横を通るのですが、ずっとしまっていてドアに張り紙があったのは気づいていましたが、そこに立ち寄る余裕がなくて素通りしていました。今日は時間が合ったのでお店の前の駐車場に車を止めてその張り紙をみました。案の定、廃業のおしらせ。今年の初めに廃業されとりました。まあ、予想通りですが、ひょっとしたらある一定期間だけお休みしますというお知らせだったらよいなと思っていたのですが...生者必滅、会者定離 ですね。
・玉島へもどって回診、事務作業して、17時過ぎに病院出て帰宅。入浴、夕食、一服してこのブログをかいております。なんか、夏バテなのか体がしんどい。これからちょっと事務作業して、ちょっとだけ勉強して、21時台にはベッドにいこうと思います。

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