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驚き桃の木、こんな気管切開チューブのトラブル/今日の仕事はつらかった

・私、働き盛りの頃は人工呼吸の患者さんをいっぱい診ておりました。それも急性期のみでなく何年も人工呼吸器を装着している患者さんも。最近そんなに性根入れて人工呼吸器の本は読んでおりませんが、ちょっとのぞいてみても急性期のことはかいていても慢性期の話、とくにいろいろ起こってくるトラブルについては書いてないのではないかと思うものです。もし、この本にちゃんと書いているよとご存知の方は、お知らせください。

・で、そのような方々を診療すると本当に色んなトラブルがあります。いろいろ経験したし本での知識もあります。気管切開チューブのトラブルなんかも本当にいろいろ経験しました。遠い昔に勉強した本は1985年8月30日の諏訪邦夫先生の『呼吸管理トレーニング』。この本に色んな気管内チューブ、気管切開チューブのトラブルの図があり、こんなことがあるのかと注意を促してもらいました。↓の本の212ページにそれを発展させた図が載っております。


新呼吸療法テキスト

新呼吸療法テキスト

  • 出版社/メーカー: アトムス
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: 単行本


・しかし、今日よんだ文献は、上にもかかれていないチューブ・トラブルでした↓



Unusually dislodged tracheostomy tube with intact airway


Bharat Hosur, et al.


BMJ Case Rep 2020;13:e237195. doi:10.1136/bcr-2020-237195

https://casereports.bmj.com/content/13/7/e237195


・気管切開チューブが途中でチン切れて(本文でfracturedとかかれています)、気管・気管支の奥の方まで入ってしまったというものです。こんなトラブル今まで知りませんでした。こりゃーさすがに忘れっぽいわたしでも、忘れんわ。気管切開チューブを装着していたひとのチューブがなくなった場合抜けたことだけでなく、おくにはいってしまったという思考もいりますね。ほんま、ビックルポンや。



以下日記

・昨日7/20(月)は、5時41分起床。朝勉して、朝食摂って、燃えるゴミ出して、午前中はZOOMで因果推論の勉強。午後から出勤して、病棟回診、夜間診療、宿直です。ちょっとしたことはありましたが、大きなことはありませんでした。しかし、宿直室のベッドでは、なかなか寝付けず、眠りが浅く、何回も目が覚めました。

・本日7/21(火)は6時起床。シャワーあびて、朝食摂って病棟回診して、午前外来。本日かなり濃厚。宿直明けの体にはきつかったです。幸い若いDr.に重症な人の対応をお願いして、なんとか午前乗り切りました。ごごちょっと書類と病棟よってから帰宅。夕方ZOOMで大学院のcritical appraisal。やっぱりこれは面白い。自分の論文の読み方の甘さ/浅さを感じるのでした。その後草抜き1時間。お風呂入って、夕食です。当然うなぎ。実は昼食も病院の検食でウナギでした。さすがに本日は満足。六花亭のマルセイバターサンドのようにおいしいけどいくらでも食べられるというものではございません。

・なんせ宿直とそれにつづいての濃厚な外来でつかれきっていたので、本日アルコール摂取。成城石井で買ったオーストリアのツィラタールというビールとつづいてテキーラ(Sauza)。そして完全に酔っ払っています。あとちょっとだけ人工呼吸の講義の準備をして寝ます。

・今日の標題の後半部分が何からの引用か分かった人は、偉い。昭和の人です。





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