SSブログ

FYI:腰痛診療ガイドライン2019の鍼治療に関する誤情報/なんとか無事に月曜日は終了

今回はあくまでこういう論文があるというご紹介です。私自身検証していませんので、ここでかかれていることが正しいかどうかなんとも言えません。

・ただ、言えることはどんな診療ガイドラインでも妄信してはいけず、批判的によまないと行けないと言うことです。


腰痛診療ガイドライン2019の鍼治療に関する誤情報

 

全日本鍼灸学会雑誌69巻(2019)3号




抄録

2019年5月に発刊された 「腰痛診療ガイドライン2019 (改訂第2版)」 の鍼治療に関する記載において、 文献選択、 データ抽出、 データ入力などの間違いにより逆の結果を示している深刻な誤情報を複数発見したので、 それらを指摘して正しい情報を提供する。 1. 日本人の腰痛に対する日本の鍼治療のランダム化比較試験 (RCT) のメタアナリシス論文の存在が無視されている。 2. 急性腰痛に対する鍼治療については解析ソフトにRCTデータを正負逆に入力する誤りがあり、 鍼が対照群に対して優位でないという逆の結論を導いている。 また、 機能障害のデータ統合の一部で疼痛のデータを入力して解析している。 3. 慢性腰痛に対する鍼治療についてのメタアナリシスで組み入れたRCT5論文の介入の内訳は鍼、 耳ツボ指圧、 レーザー鍼、 椅子の指圧背もたれ、 耳ツボ指圧であり、 鍼灸針を刺入する鍼治療は1編のみであるため、 これは鍼治療のメタアナリシスではない。 誤入力も多く、 図7と8はその内容が逆である。 4. ヨガの医療経済効果のメタアナリシスとして引用している論文に医療経済効果についての記載はなく、 ヨガ以外については明確に示しているものはないとしているが実は鍼治療の費用対効果のメタアナリシス論文が存在する。  Minds診療ガイドラインの手引き2014に 「完全準拠した」 とする腰痛診療ガイドライン2019だが、 システマティックレビューチームを設けておらず、 外部評価委員会の編成については記載がない。 このような状況が深刻な誤りを見逃してしまったことと関連していると推測している。 他の療法に関しても多数の誤りを確認しており、 このままでは日本の診療ガイドラインの社会的信用を大きく失墜することになるため、 できるだけ早い時期に修正版が発行されることを望んでいる。

・この論文を読んで『腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版』を読もうと思いました。(現在Mindsガイドラインライブラリには掲載予定とのことでした)

 

以下日記(ほんの、ちょっとだけよ)

・本日7/13(月)5時半起床。朝勉、朝食、燃えるゴミ出して午前中はZOOMで大学院の学習会。午後は出勤して回診、夜間診療。入院患者お二人受け持ち。19時9分に帰宅。お風呂入って、夕食。勉強してこのブログを書いております。現在非常な眠気に襲われており、このまま起きていた死にそうなので(どういう意味?)で、もう寝ます。その分明日は5時に置きたいな・・・「いくら早くねても、起きる時間は一緒」というのは「起床時間一定の法則」と、今考えた。


nice!(1)  コメント(40)