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見事な粟粒結核の写真/アルコール在庫一掃計画進行中

粟粒結核とは『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


粟粒結核
ゾクリュウケッカク
[英]miliary tuberculosis

結核菌が大量に血行中に入り,多臓器に播種して多数の結核結節を形成する病態。従来は初感染に引き続いて発症する小児・若年者にみられた早期播種型が多かったが,近年は感染後かなりの時間を経て発症する晩期播種型の比率がかなり高くなっている。晩期播種型はいわゆる日和見感染の1つとして発症することも多い。なかでもステロイド剤や免疫抑制薬投与による発症症例が少なからず認められ,外国ではエイズ患者での発症が問題となっている。臨床症状は全身炎症反応に基づく発熱,食欲不振,体重減少,盗汗などが典型例では認められる。不明熱の一因にもなる。肺病変に関して,胸部X線上では異常所見が認められなくとも,CTで小結節陰影が発見されることもある(写真)。ツベルクリン反応の陽性率は低い。結核菌の検出は喀痰,胃液から60%,骨髄穿刺では16~33%,尿からは14~42%と報告されている。抗結核薬による化学療法が有効であるが,解熱までの期間が1か月以上かかる症例が過半数を占めるとされる。

・で、NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに典型的な粟粒結核の胸部レントゲン写真がでていたので、シェア↓


Miliary Tuberculosis


Jerald Pelayo, M.D., and Kathleen Ruddiman, D.O.


N Engl J Med 2020; 383:e78 Sep 17、2020





あっというまに以下日記

・本日9/17(木)は、6時起床。朝勉ちょっとだけして出勤。病棟よって、午前外来:順調に早くおわるとおもったら救急搬入あり、急に忙しくなりました。昼食食べながら会議、その後も会議。それから病棟よって、夕方ターミナルステージの患者さんのご家族と面談。その後薬(ビレーズトリ)の説明会:なかなかよさげな薬のような気がするのですが、すぐには使えないでしょうね。

・18時30分帰宅。明日の呼吸管理の講義のための準備をさっきまでしておりました。途中、夕食、入浴はありましたが。で、このブログアップ後もうひと頑張りして講義用のpptを仕上げたいと思います。本日も冷蔵庫の中にあるビールを飲んでおります。早いうちに冷蔵庫をすっきりさせたいと思います。今度の連休がその計画遂行にぴったりと思いきや日当直があるので、そう飲んでばかりもおられません。

・明日は、午前外来、午後会議と回診、夕方呼吸管理のレクチャーです。早く帰ってこれるかな。

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縦隔炎こわい/いちおうWebinar終了

・日常診療で扁桃腺炎はよくみる疾患ですが、そういう患者さんを診るたびに小心者の私は、扁桃周囲膿瘍にならないだろうか、縦隔炎にならないだろうかとビクビクしております。で、そういう私が読んだ文献のご紹介。

・まずは、縦隔とは『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


縦隔
ジュウカク
[英]mediastinum

左右の胸膜の袋に挟まれた胸腔の中央部。上は胸郭上口から,下は横隔膜まで伸び,前方の胸骨と肋軟骨から後方の胸椎まで広がる。結合組織は軟らかく,肺と胸膜に弾力があるため,胸腔の動きや容積変化に対応できる。胸骨角と第4胸椎体下縁を通る面よりも上を上縦隔,下を下縦隔という。下縦隔は心膜により前部(前縦隔),中部(中縦隔),後部(後縦隔)に分けられる。上縦隔は胸腺,腕頭静脈,上大静脈,大動脈弓,心膜,横隔神経,迷走神経,心臓神経叢,気管,左反回神経,食道,胸管,椎前筋などを含む。前縦隔は狭く,疎性結合組織,脂肪,リンパ管とリンパ節,内胸動脈の枝を含む。中縦隔は心膜とそれに包まれた心臓を含む。後縦隔は胸大動脈,胸管,後縦隔リンパ節,奇静脈と半奇静脈,食道,食道神経叢,交感神経幹の胸部,内臓神経の胸部を含む。

で、標題にある縦隔炎とは↓


縦隔炎
ジュウカクエン
[英]mediastinitis

縦隔を場とする感染・炎症の総称。急性縦隔炎と慢性縦隔炎に分けられるが,急性の方が多い。急性縦隔炎は食道,気管の穿孔,穿通性胸部外傷,胸骨周辺の術後炎症,口咽頭炎症の波及,傍脊椎・脊椎膿瘍,放射線療法,悪性腫瘍などに関連して発症する。多くの場合,病変はびまん性に拡大する。診断の遅れは致命的となる。慢性縦隔炎は線維化縦隔炎,肉芽腫性縦隔炎とも呼ばれる。緩やかに発症する。ヒストプラスマあるいは結核といった感染症によるほか,原因不明のこと,また自己免疫疾患に関連して発症することもある。臨床所見として上大静脈症候群を呈することも多い。

・で、↓のようなレポートがありました。


降下性壊死性縦隔炎13例の検討―進展経路認識の重要性―
山田響子、他。
日本呼吸器外科学会雑誌 34巻(2020年)6号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacsurg/34/6/34_566/_article/-char/ja
【抄録】

 

降下性壊死性縦隔炎は,咽頭感染や歯科領域感染が縦隔に波及し,重篤化しやすく,致死的経過をたどることもある疾患である.今回,当科で縦隔ドレナージ手術を施行した13例の臨床経過について検討した.13例中12例で胸腔鏡下縦隔ドレナージ術を行い,12例は右側胸腔からアプローチした.また,2例は耳鼻咽喉科で頚部ドレナージを施行されたが,その後に縦隔への進展を認め,二期的な縦隔ドレナージ術を要した.術後在院期間は平均46日と長期間を要した.術後に死亡した1例は,診断までに約2週間を要した症例だった.降下性壊死性縦隔炎に対するドレナージ方法やアプローチについては見解が統一されていない部分があるが,早期診断,及び胸腔鏡アプローチによる低侵襲な外科的縦隔ドレナージが生存率向上に寄与すると考える.また,CTによる進展経路の同定により,その後の進行はある程度予測可能であり,術式検討に有効であるといえる.

・何はともあれ早期の診断、疑ったら即CTでしょうね。

以下日記。

・本日9/16(水)は、6時1分起床。朝勉しようとKindleをたちあげSocial Epidemiologyというテキストを読もうと思ったらプシュッと(実際に音がしたわけではないですが)消失。何回やってもKindle立ち上がらず。せっかく勉強しようと思ったのに...しゃーないから日本語のテキストを読みました。そして、資源ゴミ(分別ゴミ)をだして出勤。午前外来、午後もその延長と病棟。本当は午後から有給休暇をとってサッサと病院を出ようとおもっていましたが、14時頃に出る羽目に。まあ、昨日よりははやいか。で、銀行によってから8番ラーメンで遅めの昼食。そして15時15分帰宅。それから最近視聴しているWebinarを2コマ視聴。ただ、うかつにも1コマ目は途中寝てしまったので、明日以降に視聴するつもり。まあ、いちおう20+1コマ全部視聴できました。なかなかしんどかったし、絶対復習いるし。一服後18時から19時過ぎまで、大学院の社会疫学の勉強会、初回。参加者の色んな思いを話しました。次回から本格的な勉強会となる予定。ただ、悲しいことに水曜日。私は夜間診療で、それが長引くと参加できましぇん。

・その後夕食。お腹いっぱいでお風呂は入れないので金曜日に行う呼吸管理の講義の準備。途中お風呂入ってまた準備。それで22時過ぎ。その後冷蔵庫の酒類を一掃するため(当然それまでは購入しないという決意の下)現在アルコール飲みながら、このブログを書いております。もうちょっとしたら歯磨きして寝ます。明日は、午前外来、午後から会議、勉強会、病状説明と詰まっております。


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呼吸器症状のあるツツガムシ病/宿直「あけ」眠い

ツツガムシは「日出る処の天子、書を、日没する処の天子に致す。恙なきや。」で有名ですね。わたしは、「日出処の天子』といえば、山岸涼子を思い出しますが、それはさておき、恙ないからツツガムシと名付けられたもの(ツツガムシから恙ないという言葉ができたという説がありますが、どうもそれは「因果の逆転」みたいですね)だそうです。昔ブログで知り合ったアメリカで働いている日本人のDr.がツツガムシ病の病原体の発音には自信があるとかいてありますが、そりゃ、そーやろな。『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


ツツガムシ病 [英]trombiculiasis

ヒトがツツガムシの幼虫に吸着され,Orientia tsutsugamushiに感染することで発症する。東北地方の河川の流域で風土病として古くから知られていたが(古典型),第二次大戦後,日本各地でも発生が明らかにされた(新型)。古典型はアカツツガムシによって,また新型はフトゲツツガムシとタテツツガムシによって媒介される。最近の患者のほとんどは新型で,古典型に比べて軽症である。症状はほぼ同様であり,高熱,発疹,および特有の刺し口が特徴的である。5~14日の潜伏期の後,悪寒を伴う38~40℃の稽留熱を認め,さらに発疹が出現し体幹から顔面,四肢に拡大する。刺し口の部位の所属リンパ節や全身リンパ節の腫脹を認め,軽度の肝・脾腫を伴うこともある。重症例ではDIC(播種性血管内凝固症候群)や肺炎,髄膜炎,心筋炎などの合併症がみられる。通常は血清学的診断が行われる。治療にはテトラサイクリン系薬が著効を示す。=恙虫病。


↑の説明では、外国語がtrombiculiasisとなっていますが、tsutusugamushi diseaseとかscrub typhusとかとも言うみたいですね。今日の『治療指針2019』の説明は↓


1.つつが虫病
・つつが虫病はOrientia tsutsugamushi(以下Ot)を有するツツガムシの幼虫に刺されることで生じる全身性の疾患である.Otを有するツツガムシの幼虫がヒトに吸着し,口吻からOtが注入されたときに感染が成立し,Otが増殖し発赤,潰瘍,痂皮を形成する.Otは血管内膜の炎症をきたし,全身性のリンパ節腫脹を伴う.
・感染から発症までの潜伏期は7〜14日で全身倦怠,食欲不振,頭痛,関節痛などの感冒様の非特異的症状と発熱(38〜40℃),その後体幹,四肢に発疹(不定型紅斑)が出現する.
・疫学的情報である発症「時期」と,感染が示唆される「場所」(野外活動歴)が診断の契機となる.西日本から南東北にかけての本州の広い範囲で秋に,九州南部などでは越冬し春先にもみられるタテツツガムシ媒介性のIrie/Kawasaki,Hirano/Kuroki(以下それぞれKawasaki,Kuroki)型と,東北地方の春先から夏にかけてみられるフトゲツツガムシ媒介性とされるKarp型が代表的な血清型であるが,秋田県雄物川流域に夏季を中心にみられる「古典型」アカツツガムシ媒介性Kato型,さらに媒介ツツガムシ種が未確認のShimokoshi型の報告もある.
・全身疾患であるために臨床像は多彩で,各臓器系統が侵され種々の合併症をきたしうる.発熱,発疹,痂皮という3つの主要症状と,全身倦怠感,頭痛,リンパ節腫脹,比較的徐脈,血小板減少症,肝機能障害,末梢血異型リンパ球陽性の7つの周辺症状,所見から積極的に疑う.痂皮は陰部,腋窩など衣服や下着に覆われた場所や,頭皮,耳孔,臍などにあり容易に見逃される.また痂皮が剥離した跡の潰瘍など,一見非特異的に見える皮膚所見に注意し,生検して遺伝子検査に供する

・↑の説明をみるとあまり呼吸器症状は書かれていませんね。肺炎も起こるみたいですが、希なようです。で、そのまれなcase reportが↓


Scrub Typhus with Respiratory Symptoms
Maho Tatuchi, et al.
Intern Med 59: 2339-2340, 2020
https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/59/18/59_4268-19/_article/-char/ja
診断は屋外活動の聴取でしょうね。その他ダニ媒介感染症については注意喚起がなされております↓
ダニが媒介する感染症に注意しましょう
https://www.pref.okayama.jp/page/308929.html
ダニ媒介感染症
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164495.html
・2018年の厚労省のポスター素敵、私(=おやじ)好み。
以下日記
・昨日9/14(月)は、5時半起床。朝勉して、朝食は自分の打った蕎麦。午前中は大学院の因果推論の勉強会をZOOMで。今回DAG:directed acyclic graphのunfaithfulnessという言葉が「定着」しました。午後から出勤し、回診、夜間診療、宿直でした。夜間診療最後の方で、ちょっと大変な患者さんとそれに重なって救急搬入がありちょっとしんどかったですが、真夜中には起こされずよかったです。
・本日9/15(火)は、6時30分起床。シャワー浴びて朝食摂って病棟回診。そして、午前外来。本来嘱託契約では仕事は午前のみです。しかし外来患者さんへの対応が長引いて結局15時頃まで。ダッシュで病院出て、郵便局よって帰宅です。なんとか16時からの大学院のCAに間に合いました。で、17時過ぎまでZOOMでCA。その後一服後、『NDB・DPCデータベース研究人材育成Webina』一コマ視聴。そして、入浴、夕食。アルコールをいただきました。本来アルコールは週2,3回と決めているのですが、あまりにも冷蔵庫の中がいっぱいになったので、当面「在庫一掃セール」、冷蔵庫の中のビールがなくなるまでは、新しいビールは買わないつもりです。(こう宣言すると、ウォッカは買っても良いことになります)録画の『月曜から夜ふかし』と『チコちゃんに叱られる』をみてこのブログを書いております。さすがに眠い。これから歯磨きして寝ます。

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SSP: 既存のカリキュラムで健康格差の「社会的決定要因 (SDH) 」を教える・学ぶ/Webinar間で蕎麦と寿司

昨年の話ですが、本日気がつきました。『医学教育』という雑誌に標記特集がありました。私は、ほとんど今日行くには関わりませんが、時に研修医に短時間講義をします。主に技術的な内容ですが、診療の心得のようなもものの話をします。SDHについても講義をしたいのですが、現時点ではそういうチャンスはありませんでした。来年度は医学概論的な講義もとりいれたいと考えています。その中で、まず取り入れたいのはSDHについてです。講義の参考にこの雑誌の特集で勉強しておこうと思います。(最初の論文かまだ読んでません)


医学教育 第50巻5号 2019年10月


特集:既存のカリキュラムで健康格差の「社会的決定要因 (SDH) 」を教える・学ぶ





cf. WHOのSDHのページ





以下日記

本日9/13(日)は、6時起床。朝勉して、朝食摂って昼まで、「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」視聴。13時から16時過ぎまで蕎麦打ちクラブ。先生に手伝ってもらってうまくうてたと思います。明日の朝食は配偶者と共に蕎麦です。17時過ぎ配偶者と一緒に笠岡の開店寿司屋さんへ。ここのタコがおいしい。二皿食べました。その他もいっぱい食べて夫婦で満腹状態。帰宅して、すぐアルコールをのむきにもならず先述のWebinar視聴。今日1日で5コマ視聴できました。残るはあと3コマ。なかなか20コマ(+1)はきついです。でもとっても勉強になります。

・で、視聴がおわって入浴し、満腹状態もすこし改善したので現在ビールを飲んでおります。これからジンに切り替えます。明日は午前ZOOMで大学院の因果推論の勉強会。午後から出勤し、回診、夜間診療、そして当直です。当直がなければどんなに幸せだろうか...まあ、以前に比べれば減ってはいるのですが。


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盲腸の蟯虫/Webinar三昧

小学校の頃私も蟯虫を「飼って」いたことはあります。一般的に蟯虫症の症状は、お尻がかゆいことですね。『医学書院医学大辞典第2版』の説明↓


蟯虫 ギョウチュウ Oxyuris vermicularis

ヒト,特に小児に高率に寄生する線虫で,世界各地でみられる。成虫は雄2~5mm,雌8~13mmの白色紡錘形で,盲腸に寄生し時に小腸下部にもみられる。雌成虫は成熟すると夜間患者の睡眠中に大腸を下って,肛門外に出て,周辺に約1万個の卵を産み付けて死亡する。卵は約50~30μm,無色の柿の種子形で数時間で感染可能となり,患者の手指,衣類,塵などを介して患者や周囲のヒトに経口感染する。卵は小腸上部で孵化し盲腸に移動し2~3週で成虫となり,雌は約50日後に産卵を行う

今日の治療指針2020の説明(抜粋)↓


蟯虫(Enterobius vermicularis)が盲腸に寄生して起こる感染症である.日本国内では1980年代頃まで感染率が3%以上にのぼっていたが,最近は1%以下に低下している.
・症状は肛門周囲に産下された虫卵の刺激による瘙痒感で,小児では不眠,神経過敏などがみられることもある.消化器症状は少なく,時に虫垂炎の原因になる.
・診断には蟯虫検査用セロファン紙を肛囲に貼付し虫卵を検出する.起床後,排便前に2~3回連続して検査を行うことが必要である.なお,学校保健安全法による低学年児童への蟯虫検査が2015年に廃止されたため,検査を受託する検査会社が近年は少なくなっている.


・2019年の今日の治療指針には「まれではあるが,虫垂炎,腸管の潰瘍,腹膜炎,膀胱炎などの原因となることもある.」と書かれています。


・遠い昔に習ったのみで、ほとんどお目にかかったことがないので、お尻の痒さしか記憶になかったですが、腹痛の原因にもなり得るのですね。で、↓のようなNEJMのレポートがありました。ビデオ付きですがちょっとキモいので気の弱い人はみないようにしましょう。


Parasite in the Appendix


Clement Julien, M.D., and Adel Omouri, M.D.


N Engl J Med 2020; 383:e72






以下日記

・本日9/12(土)は、6時16分起床。今日1日主には「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」の講義を視聴しておりました。9/18までに20(+1)みないといけないのですが、今日4コマ聴いて、あと9コマとなりました。夕方蕎麦を打って、シャワー浴びて、18時前に配偶者と新倉敷駅の方へ。二海という和食の店にいきましたが、閉まっていました。というか、概観から判断するに廃業したみたい(ちがってたらごめんなさい)。で、鳥田金という焼き鳥屋さんへ。おいしくいただきました。配偶者はハイボール2杯のみ、料理もおいしいとご満足。配偶者のご機嫌が私の心の安寧に影響しますので、本日は良かったです。19時半前に帰宅し、現在ビールをのみながらこのブログを書いています。講師の先生には失礼ですが、あと一コマWebinarの講義を聴いておこうと思います。

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SSP:季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い/Webinar3コマ済み、あと1コマ視聴予定

毎年秋になると外来を定期受診されている患者さんから、いつ頃インフルエンザの予防接種をすれば良いですか?という質問を受けます。倉敷市は(他の自治体も?)65歳以上の方に10月から1月までのインフルエンザ予防接種のはがきを届けています↓


高齢者インフルエンザ予防接種




・私は大体11月の末から12月の中旬までに打ったらいいのではないですかと言っております。でも、今年は厚労省が今日のブログの標題のようなお願いを出しております。




まず10月1日から高齢者から始め10月26日以降それ以外の人が摂種してくださいと言うことです。来週から患者さんに積極的にすすめないといけませんな。



以下日記

・本日9/11(金)は、自分では5時半に起きたとおもっていたら6時半起床でした。最近朝勉をサボっているので、今日は一瞬だけ朝勉して出勤です。まず病棟よってから午前外来、昼食摂ってちょっと病棟に寄って15時8分帰宅。(午後から有給休暇をとっております)で、さっきまでのあいだに「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」の講義を3コマ視聴しました。その間入浴、夕食を摂っております。で、現在アルコール飲みながらこのブログを書いております。不謹慎で申し訳ないですが、もう一コマ講義を聴いて寝ることにいたします。

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大動脈瘤・大動脈解離について/視聴は大変

・若かりし頃は勉強不足で、大動脈瘤というものは、高齢者の疾患だと思っていました。以前m3.comでブログを書いていた頃、多のブログの投稿をみて若年者にも起こると言うことを認識し、ちょっと勉強しました。で、胸痛を訴えて来院した若者にも動脈瘤・解離を鑑別診断にあげ、指の関節をみたり皮膚をつまんでみるようになりました。(エーラス・ダンロスを鑑別するため)ただ、何も症候がなく大動脈瘤をおこす遺伝性(家族性)疾患があるので、家族歴もきちんと訊かないといけないということも認識しております。まず、↓の論文でどのような遺伝性疾患があるかをご確認ください。(私は、下の論文で疾患名を確認するだけで、遺伝子についての記述はチンプンカンプンであります)



遺伝性大動脈瘤の分子メカニズム


八木宏樹、武田憲文、赤澤宏


脈管学 2020年 3号




抄録

 

遺伝性(家族性)胸部大動脈瘤・解離症は,多系統障害を伴うマルファン症候群やロイス・ディーツ症候群,血管型エーラスダンロス症候群と,多系統障害を伴わない非症候群性・家族性胸部大動脈瘤・解離症に大別される。遺伝子解析技術の進歩により,大動脈瘤との関連性が高い遺伝子が次々と報告されており,マウスゲノム編集技術による新たな疾患モデルマウスが作成され,遺伝性大動脈瘤の分子メカニズムは徐々に解明されつつある。

・最初に述べた何も身体所見がなく、家族歴があるものが非症候群性・家族性胸部大動脈瘤・解離症 familial thoracic aortic aneurysm and dissection: FTAADというものに当たるわけです。(FTAADだけではないようですが)で、動脈瘤のガイドラインが最近どうなっているのかと調べてみたらなんと今年の7月31日に新しいガイドラインがでておりました↓。

2020年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン

https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2020/07/JCS2020_Ogino.pdf

225ページあるので、当然現時点ではよう読んどりません。ボチボチ必要なところを読んで参ります。

・余談ですが、最近エーラス・ダンロス症候群が以前の7つの分類から、最近は13種類になっていたのですね↓

日本エーラスダンロス症候群協会のWebsite

EDSの国際標準となる新しい型分類

 

http://ehlersdanlos-jp.net/whats_eds5.html

 

以下日記

・本日9/10(木)は、5時半に起きたつもりが6時36分でした。朝勉はせず朝食後水島へ出勤。午前中産業医学科外来。午後から玉島へ戻って、回診、会議、健診所見付け、書類作成等行い17時に病院を出て17時半過ぎ帰宅です。帰ってちょっと一服後↑の様なことを勉強し、入浴。で、このブログを書いております。これからちょっと勉強して、夕食。その後今週から視聴している「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」の講義を一コマ視聴する予定です。なんせ9/7から9/18の間に20(オープニング・リマークいれて21)の講義を視聴しないといけないので、なかなか大変です。と言うことで、ブログはほどほどにして、go to study(和製英語)。


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FYI:新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き 第3版/眠いのに眠れない

標記「ガイドライン」が9月4日で公開されておりました↓






内容は各自ご確認ください。↓に「はじめに」のみ貼り付けておきます。


2020 年 5 月に第2版を公表してから,3カ月が経過しました.世界では,9月3日現在,患者数 2,600 万人,死者 86 万人がこれまでに報告され,依然 COVID-19 はパンデミックの状況にあります.2020 年5月 25 日に緊急事態宣言が解除された日本国内では,6 月後半から患者数が再び増加に転じ,1日あたり 1,000 人前後の陽性者が報告されています.一方で,患者の発生にはいまだに地域差が大きいのが現状です.本診療の手引きは,患者数の増加を初めて経験する地域の医療従事者においても役立つよう,最新の情報を簡潔に提供することを目指しています. 今回の改訂では,日本小児科学会のご協力を得るなどして臨床像の更新を図ったほか,薬物療法においては,最近有効性が確立したレムデシビルとデキサメタゾンの使用など中等症患者のマネジメントも修正しました.これまでと同様に活用され,患者の予後改善と流行制圧の一助となることを期待します.


・合わせてこの前ご紹介した(はず?)JAMAの総説もどうぞ↓


Pathophysiology, Transmission, Diagnosis, and Treatment of Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)
A Review


JAMA. 2020;324(8):782-793. doi:10.1001/jama.2020.12839




あっという間に以下短小日記


・本日9/9(水)は、6時14分起床。(なぜか昨日はなかなか寝付けませんでした。)朝勉せず出勤。ちょっと病棟に寄ってから午前外来。午後回診、カンファレンス、夜間診療でした。帰宅は19時前。お風呂入って夕食。その後「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」の「2.NDBを用いた研究」を視聴いたしました。今日は「実習」がなく楽でした。もうすでに睡魔に襲われているので22時前に寝床に行きます。しかし、昨日もとっても眠いのに寝付けませんでした。今日はねむれるかしら?寝付きに良い人がとってもうらやまシイカズオ。


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ピンチオフ症候群もどき症候群/こりゃー難儀なNDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar

以前中心静脈カテーテルが鎖骨と第一肋骨に挟まれて断裂してしまうピンチオフ症候群について記事を書きました。あえて、日本語に訳して「締め付け症候群」という標題にしましたが...↓


中心静脈カテーテルの”締め付け症候群”/早起きすると昼がねむい・・・あたりまえだのセサミストリート・・・チガウカーッ!

・本日は、鎖骨と肋骨に挟まれなくてもカテーテルが断裂する可能性があるというレポートのご紹介です↓



点滴の滴下不良を契機に診断された,皮下埋込型中心静脈ポート接続部におけるカテーテル断裂の1 例
高橋賢一、他。
外科と代謝・栄養 47巻 (2013)1号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssmn/47/1/47_9/_article/-char/ja/
【抄録】症例は76 歳男性.痔瘻癌に対する腹会陰式直腸切断術後の補助化学療法目的に右鎖骨下静脈内に皮下埋込型中心静脈ポートを留置した.modified FOLFOX6 療法を開始したところ点滴の滴下が不良であり,2 時間で注入すべき500 ml の点滴の注入に3 時間以上を要する状態であった.胸部単純X 線写真やカテーテル造影検査,CT 検査にてピンチオフをはじめとする明らかな異常所見は認められなかったが,カテーテルとポートの抜去を行った.カテーテルは接続部のステム上で断裂しており,断裂部近傍で片側性に“く”の字にくぼむ変形を来していた.カテーテルロックを押し込む際にカテーテルがまっすぐ押し込まれなかったために,ステムの先端近傍でカテーテルが折れ,ステム開口部の不完全閉塞とカテーテルの断裂を来した可能性が考えられた.ポートとカテーテルの接続の際には,細心の注意を払うことが必要である.
・もう一つ↓(有料の文献なので、抄録しかfreeでみられません)
臨床雑誌外科 77巻5号(2015年5月)
【抄録】症例1(70歳男性)。4年前に舌癌(T4N0M0)に対し術前化学療法後根治術が施行された。今回、2年前に肺転移を認め著者らの施設へ紹介後、化学療法が行われたが末梢血管の確保が困難となり、埋め込み型中心静脈カテーテル造設が外科に依頼された。その際、超音波ガイド下にバードMRIポートキットを用いて右内頸静脈よりカテーテルを刺入、皮下トンネルを作成して上腕に注入ポートを留置したが、作成後約1年でポートより生理食塩水の注入により肩に疼痛を認めた。造影したところカテーテルの断裂を認め、更にポートとカテーテルを抜去し観察すると、鎖骨外線の3横指尾側にカテーテルの亀裂が確認された。以後、新たなポートを増設したが、患者は3ヵ月経過で原疾患のため死亡となった。症例2(43歳女性)。13年前に右乳癌(T3N0M0)に対し胸筋温存乳房切除術を施行、術後はホルモン療法が行われたが、8年前に左乳癌(T1bN0M0)を発症し乳房温存術が施行された。以後、遺残乳房への放射線照射後にホルモン療法を再開し、あわせて術後補助化学療法4コースが施行されたが、5年前に肺・左傍胸骨リンパ節・骨への転移を認め、著者らの施設へ紹介となった。対処として温熱療法をはじめ放射線療法と化学療法がおこなわれたが病勢は徐々に進行、末梢血管の確保が困難となり、埋め込み型中心静脈カテーテルが作成されたが、作成後第162病日目にカテーテルの断裂ほか、上腕骨頭の腹側で2ヵ所の亀裂を認め、藻X地下(ママ:「目下」のミスタッチ?)は新たなポートを作成して治療を継続中である。
・ということで、カテーテルの断裂は色んなところで起こりえると言うことですね。腕・肩の動きによるものと考えられます。私、以前は運動は問題ないと考えておりました。例えば、CVポートの説明のサイト↓
http://chemo-support.jp/actual-treatment/question-cvport.html
Q8. CVポートを埋め込むことによって運動は制限されますか?
⇒ ヒューバー針が刺さっていないときは基本的には、通常の運動は可能です。どのような運動が可能かはCVポートを埋め込んだ位置にもよりますので、主治医に確認してください。
・上記のような断裂のことを考えると、運動についてはちょっと慎重になってしまいますね。運動するかどうかは、患者さんの希望、リスクの受け取り、断裂が起こってからの対処法等色んな事を考えて判断しないといけないですね。
以下日記
・本日9/8(火)は、6時22分起床と遅起き、朝勉せず出勤しました。午前外来でしたが、早く終わったので病棟の患者さんをみることができました。昼食後もちょっと病棟よって14時過ぎに病院でました。帰り郵便局よって15時帰宅。16時まで調べ物、資料の整理。16時からZOOMで大学院のcritical appraisal.その後入浴。そして、標題の「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」というものを視聴。本日のお題はNDBの概要というものでした。ただたんに講義を聴くだけだとおもっていたら、なんと「実習」がありました。これがなかなか難儀でありました。Excelを一定使っていて良かった。使えなかったら全くついて行けてなかったでしょうね。あと19回分講義がありますが、果たして全て視聴することができるか、それとも挫折するか...
・Webinar視聴後21時ころ遅い夕食。栗ごはん、青椒肉絲(?)そして昨日の残りのタコの「刺身」。やっぱり、このタコ、ウメェ~~ッ。で、現在満腹状態でこのブログを書いております。これから歯磨きして早めに寝ます。

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腹斜筋血腫/タコの口でかえる

過去何回か咳によって腹直筋血腫がおこるという記事を書いたと思いますが、マレですが腹斜筋でも同様なことが起こるとのことです。↓のようなレポートがありました。


特発性腹斜筋血腫の1例
福廣 吉晃、他。
日本外傷学会雑誌 34巻(2020)3号




抄録

 

 まれな特発性左腹斜筋血腫症の1例について報告する. 患者は61歳, 男性. 咳き込んだ後に左季肋部から側腹部にかけて疼痛が出現し, 立ちくらみも伴うようになった. 救急搬入時, ショック状態で, 左側腹部を中心に腫脹と圧痛を認めた. CT画像で左腹斜筋内に血腫を認め特発性腹斜筋血腫と診断した. 造影剤の血管外漏出は認められず, 輸液等で循環が安定したため保存的療法とした. 特発性腹壁血腫は咳嗽などの軽微な外力で生じることがあり, ときにショック状態に陥る. 胸痛や側腹部痛を訴える患者の鑑別疾患として念頭におく必要がある.

・この疾患の注意点は抄録にありますように胸痛の鑑別診断にも考えておかないといけないということと、時にショック状態に陥ることがあるということでしょう。本文中には、「山本らは、医療者における腹壁血腫の診療経験の有無が、診断率の差につながることを指摘しており、的確な診断のためには、本疾患の存在を認知しておく必要がある」と書かれています。で、私はこの論文を読んで認知したわけですが、問題はこの記憶をずっと保持し続けることができるかですね。

 

以下日記

・本日9/7(月)は5時36分起床。朝勉、朝食、燃えるゴミ出して午前中は大学院の因果推論勉強会。本日は有名なMonty Hall問題をおこないました。基本、場合の数をあげて確率を計算すればよろしいようで。(その他ベイズの公式を使ったり)分かったような、わからなかったような...

・午後から出勤。回診、夜間診療。19時過ぎに病院を出て19時41分帰宅。お風呂入って夕食=先々週パートのDr.からいただいたタコを配偶者に料理していただきました。アヒージョとカルパッチョ、ゆでたこの刺身(と言うのかな?)。ちょっとタコ食べ過ぎたかも。

・その後、日本臨床疫学会の「NDB・DPCデータベース研究人材育成Webinar」を視聴。と行っても本日はオープニング・リマークのみ。明日から本格的に視聴したいと思います。こういうセミナーが無料で視聴できるのがとてもありがたいことです。

・以前、マツコの知らない世界でソフトクリームが取り上げられていました。その中で出演者の方が「ソフトクリームの口」を作るとかいった表現をされておりました。我が家では、あるものを食べるつもりになりきる場合「**の口」という言い方をします。で、本日はタコ料理を食べるつもりで出勤→帰宅したので、私は「タコの口」になってかえって来たのでした。

・本日はすでにお疲れモードなので寝たいと思います。明日は午前外来、午後からは早く帰れたら上記Webinarを視聴したいと思います。


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