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パルスオキシメーターと酸素飽和度/柏木先生はていこく主義者、私は真の日和見主義者

・私の本日のメッセ-ジ:酸素飽和度は呼吸数と測るべし

・自分の酸素化の状態を把握するため以前から患者さん(主に慢性呼吸器疾患で、酸素吸入をしているひと)がパルスオキシメーターを購入したとかしたいという話は聞いておりました。最近COVID19の影響で酸素療法をするような重症ではない患者さん/健康な人も購入したと言うことをお聞きします。で、本日ニュースでパルスオキシメーターの売り上げがすごく伸びているという報道をみました。そのニュースで言っていた一番大事なメッセージ(と私は思った)は、「パルスオキシメーターではCOVID19は診断できない」と言うことです。当たり前なのですが...

・パルスオキシメーターの普及によって酸素飽和度SpO2という言葉がけっこく普及してくるかも知れませんが、その数字の解釈をきちんとしていないと大変なことになると思います。実際私の身の回りで酸素飽和度の解釈・使い方を間違っているのを時々見聞します。(間違っている医師、看護師もいます)

・日本呼吸器学会がパルスオキシメーターについての患者さん向けパンフレットを作成していますので、ご覧ください↓


「よくわかるパルスオキシメータ」




・酸素飽和度の正常値は95,96~100%といろんなものに書かれていると思います。しかし呼吸が1分間に15回の人の96%と30回の人の96%は明らかに意味が異なります。つまり何も努力せずに酸素が正常に保たれているのとかなり努力して息をしないと酸素が保たれないというのはまったく同じ数字でも意味が違います。なので、今回の一番最初に書いたメッセージをお忘れ無く。


・あと、専門的になるのですが酸素飽和度の「定義」っていろいろあるので注意が必要です。過去に書いたブログをごらんください↓


メトヘモグロビン血症と酸素飽和度+オマケ/フライが応えるお年頃





以下日記

・本日1/23(土)は6時に目が覚めましたが、6時半まで布団の中でアイちゃんと戯れていました。起床し朝食後午前中は勉強(social epidemioloty)と来週の講義(呼吸管理)の準備。お昼から家を出てまず玉島の8番ラーメンでピリ辛担々麺を食べてから病院へ。17時過ぎまでひたすら書類の処理をしておりました。で、返り山陽マルナカでノンアルビールを買って18時過ぎ帰宅。お風呂入って夕食。結構アルコールを飲みました。多分明日は太っているでしょう。

・今年に入ってしっかり運動しようと休みの日はウォーキングをしていたのですが、本日はウォーキングは日和って中止。まさに真の日和見主義。で、突然日本のターミナルケア・緩和医療の柏木哲夫先生のお話。数年前岡山の済生会病院に講演に来られたのでこの機会をのがしてはいけないと聴きに行きました。講演の最後に「私は民主主義者なのですが、講演に関しては「ていこく」主義者なのでこれでおわります」と言われました。私は数秒考えて民主主義←→帝国主義と「定刻」主義をかけたジョークだと理解しました。おおそれながら柏木先生にもの申します「完全にスベッてました」。多分聴取のほとんどの人は「?」と理解していなかったと思います。これぞ、まさにジェネレーションギャップ。どんなに偉い先生でも、「存在が意識を規定する」というテーゼからは逃れられないのです。(ここで言う存在は自分が育ってきた時代)

・今日の夕食はキムチ鍋/豚しゃぶ、〆は鴨川手延べうどん。メッチャおいしくて食べ過ぎ、飲み過ぎ。明日の体重測定が怖いです。もう完全に酔っ払ったおじさんですが、もうちょっと飲んでから寝たいと思います。明日は、病院には行かずに1日家にいるつもりです。

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