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ケトプロフェンテープで血管性浮腫/ショックなe-mail

以前も書いたと思いますが、シップでも気管支喘息発作が起こることがあります。しかし、血管浮腫がおこるというレポートはなかったみたいです。その最初のレポートが↓


Angioedema of the Eyelids Induced by a Ketoprofen Adhesive Patch
Shizuka Shinohara, Shun Morizumi, Kenya Sumitomo, Tsutomu Shinohara
・血管浮腫angioedemaとは『医学書院医学大辞典第2版』では↓(血管性浮腫⇒血管神経浮腫)
 血管神経性浮腫angioneurotic edema
[同義語]血管性浮腫 angioedema,クインケ浮腫 Quincke edema,巨大蕁麻疹 giant urticaria
真皮深層,皮下組織,粘膜下組織に生じる発作性,限局性の浮腫である。眼瞼,口唇,咽・喉頭,四肢に生じやすい。特発性と補体第一成分阻害因子(C1 inhibitor;C1 INH)の減少または機能不全によるものがある。特発性のものは肥満細胞の脱顆粒により生じ,しばしば他の蕁麻疹に合併する。C1 INHの異常によるものでは,補体第一成分の持続性活性化とキニン-カリクレイン系の活性化などにより症状が出現する。遺伝性のC1 INHの異常によるものを遺伝性血管神経浮腫(HANE)あるいは遺伝性血管浮腫(HAE)と呼ぶ。特発性のものは通常の蕁麻疹に準じた治療が行われる。HANEの急性発作時には必要に応じて気道確保,C1 INHの静脈注射。非発作時にはダナゾールの予防投与が有効である。
・希に血管性浮腫の患者さんを診ることがありますが、外用薬もきちんとチェック、ですね。
以下日記
・本日3/2(水)は自然と5時33分に目が覚めました。布団の中でブルーバックスの↓を6時くらいまで読んでから、寝床を離れました。
それから心不全の勉強をしてから出勤。ちょっと病棟よってから午前外来です。午後は回診、発熱外来、カンファレンス、夜間診療でした。ずーと、業務がつんでいて疲れました。帰宅は19時1分前。ネコたちに餌をやりにいって、入浴、夕食。素敵な女性からいただいたちょんまげビールを2本飲んでしまいました。1本だけにしようとおもっていたのですが、スーッと飲めるので、つい2本。そのごe-mailをチェックしていたら先輩医師の訃報がとどいて、ショックを受けております。まだ、73歳でした。お通夜にはいこうと思っております。
・その後ちょっとだけ学位審査の準備をして、このブログを書いております。何か、ちからが抜けたので、サッサと寝ます。

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