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じん肺健康診断と肺機能の評価基準/悩み多き人生

本日超久々に塵肺患者さんの管理区分申請の診断書を書きました。その方はかなり肺機能が悪いので管理4相当と意見を書いたのですが、果たして認められるでしょうか?なぜ「?」を書くかというとこちらが厚労省の出している文書に従って検査をして評価しているのに、労働局が認めてくらないことがあるからです。労災の認定ってローカルルールがいっぱい有ることを直接、間接に経験しております。それはさておきじん肺の肺機能検査の評価については↓


肺機能検査のフローチャート




上で注意しないといけないのは、%一秒量(%FEV1.0)と一秒率(FEV%)の違いですね。前者は、一秒量予測値で患者さんの実測の一秒量を割ったもの。後者は、患者さんの一秒量を患者さんの肺活量で割ったものです。


↑の元になった文書が↓ 『じん肺法におけるじん肺健康診断等に関する検討会報告書』(平成22年5月13日)




↑の報告書が出る前は『じん肺審査ハンドブック』(労働省安全衛生部労働衛生課。1979年。)というのに従ってじん肺の健診、労災申請を行っておりました。現在この本はなかなか手に入りませんが、PDFで見ることはできます。




・さて、本日診断書を書いた患者さんに対して労働局はどう結果を出してくれるでしょう?



以下日記

・昨日2/1(月)は、5時半起床。朝勉して朝食、燃えるゴミ出して午前中ZOOMで因果推論の学習会。練習問題を解くのですが予習の段階ではサッパリ分からなくて泣きそうで、この勉強会から自主的に脱落しようかなとおもったりしました。勉局会はじまると他の参加者が私と同じところで躓いているのがわかり「安心」、かつ指導してくださっている先生がテキストに大事な公式が載っていなくて不親切と言ってくださり自分が分からなかったことがそう問題ないということで安心しました。学習会の最後に最近ロスマンのModern Epidemiologyの新しい版が出たから次にこれを学習しましょうとその先生がとてもうれしそうに言われていたのが印象的、とっても勉強・学習会がお好きなのねと思いました。

・午後から早めに出勤し、2/2退院する患者さんの訪問看護師指示書や診療情報提供書等急ぐ書類を書いてから昼食。後は回診、腸ろうの造影(メッチャ久しぶりに造影したわ)、夜間診療、その後いっぱいいっぱい事務作業や患者の御家族に電話連絡して、帰宅は20時43分。お風呂入って夕食。もう疲れてしまって、ブログを書く気にも慣れなくて寝ました。アルコールは飲んでおりません。

・本日2/2(火)は6時半起床。一瞬のみ朝勉して出勤。午前外来、午後回診ちょっとして15時過ぎには病院を出ることができて、15時半過ぎ帰宅。一服して16時から17時過ぎまでZOOMでCritical Appraisal。その後ちょっと勉強してこのブログを書いております。これから入浴。さあ、今日はアルコールを飲もうかどうか悩んでいるところです。飲みたい、しかし飲んだら睡眠の質が低下する、しかし早い時間から飲むとその影響も少ないだろう・・・悩み多き人生です。

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