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手術と金属アレルギー/口からやってもうた

昔『パッチ・アダムス』という映画観ていて「あらゆる教科書を調べたが、診断できなかった」というような台詞(うろ覚え)がでてきて、「そんなんあたりまえじゃん」と突っ込んだことがあります。教科書に載っていることはほんの一部、二つの疾患が合併していたりすると病態がかわり治療の内容がかわったりしますよね。実臨床では、教科書通りいかないのか゛よくある話です。

・で、私、頸にチタンを入れておりますが、時々思うのは金属アレルギーがある人が手術する場合大丈夫かな?ということ。かなり以前人工関節で金属アレルギーという論文をご紹介したことがあると思います。(記憶が定かでは無いですが)今回、心臓の手術で↓のようなレポートがありました。実臨床では、いろいろ苦労するのよね。



全身型金属アレルギー患者に対する心臓外科手術の1例
永冨 脩二、他。
日本心臓血管外科学会雑誌 49巻(2020)6号
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcvs/49/6/49_349/_article/-char/ja
【抄録】

 

心臓血管外科手術において体内への人工物留置は頻繁に行われる.人工物には金属成分を含有するものが多く,金属アレルギー患者に対する使用は注意を要する.症例は58歳男性でニッケル,クロム等複数の金属アレルギーを有していた.この患者に僧帽弁置換術と冠動脈バイパス術を予定し,術前に皮膚科と連携し人工物の含有金属の確認と使用予定機材を用いたパッチテストを行い綿密な治療計画を練ることで周術期に問題なく経過することができた1例を経験した.金属アレルギー患者に対しては術前にアレルゲンの同定,また使用可能なデバイスの選択が重要である.

・本文中にありますが、待機手術ならまだよいですが、緊急手術の時は困りますね。これは現在の医学の限界ですよね。

以下日記

・本日2/5(金)は、6時半起床。朝勉して水島へ。仕事ではなくて自分の健康診断のため。以前は肺機能検査、腹部エコーもありましたが保険者がかわって一般的な検査(採血、採尿、便、胸写、心電図)に加わっているのは胃カメラのみ。で、本日の最大のイベント胃カメラを飲んだわけですが、思いっきり失敗しました。本来鼻からいれてもらえばよいものを、問診された看護師さんに「前回口からしていますけど、口からでイイですか?」と訊かれて、ぼーとしていたのかつい「ハイ」といってしまいました。そこは鼻からだろーと一人ツッコミ。「男に二言は無い」ので苦しいのに口から胃カメラいれてもらって、鼻水と涙と唾液をしっかり流しました。患者の立場に立つとはまさにこのこと。(ではない)まあ、失禁はせずに無事終わり何と10時頃には健診全て終了。それから玉島へ戻って18時前までずっと仕事でした。(17時になったらサッサと帰ろうと思っていたのに)

・帰宅して入浴、夕食。チャンポン鍋。2月は祝杯月間ということにして本日もアルコール摂取。ベルギービール1本飲んだら、ヘロヘロ。しかしめげずに響を次に飲みながらこのブログを書いております。21時になったらGoToBedです。

 


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