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偽メグズ症候群/酔っ払ってしまったので「以下日記」がかけません。

以前メグズ症候群について書きました。復習ですが『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


メグズ症候群 Meigs syndrome

メグズ(Joe Vincent Meigs,1892-1963,外科,米)らが,腹水と胸水を伴った卵巣線維腫の患者で,腫瘍を摘出すると腹水や胸水が速やかに消失することを報告し,それ以来,メグズ症候群として注目された。しかし,フランス学派では,1887年にドゥモン(Demons AJO)が同様の症候群を報告しているので,ドゥモン-メグズ症候群(Demons-Meigs syndrome)と呼んでいる。本症は,一見きわめて重症であるにもかかわらず,腫瘍摘出により劇的に症状が好転することが注目された症候群で,現在では線維腫のみでなく,良性腫瘍に伴う症候として用いられている。

・昨年ある胸水のある患者さんを大きな病院へ紹介したのですが、その診断名がMeigs症候群でしたが、恥ずかしながら紹介するときは自分の頭の中ではその病名が鑑別診断に上がっていませんでした。で、紹介先の病院から判事がMeigs症候群について勉強しなおしました。

で、本日は偽(仮性)メグズ症候群についてです。↓のようなレポートがありました。


Pseudo-Meigs's syndrome


Eriko Miyawaki, et al.


https://casereports.bmj.com/content/14/2/e241337


Pseudo-Meigs's syndromeの日本語訳ですが、「偽」でも「仮性」でも医中誌でヒットはしました。私は、「仮性」よりも「偽」の方が良いような気がしますが、広辞苑では「仮性」の説明として「病因は違うが、症状が類似する病名に関していう後←→真性」という説明がありましたので、「仮性」でも良いようですね。それはさておき胸水に原因の検索に腹部CTも必要になることがあると言うことです。


以下日記は明日書きます∵かなり酔っ払ってもう眠くなってきたのです。・・・「旅の宿」の歌詞を思い出しました・・・分かる人どれだけいるかな?



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