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目薬でも喘息発作/土曜日同門会でした

解熱鎮痛剤で大きな発作を起こすタイプの気管支喘息があって、アスピリン喘息とかNSAIDs過敏喘息とかN-RED: NSAIDs-exacerbated respiratory diseseとかARED: aspirin-exacerbated diseaseとか言われています。↓をご参考にしてください。


アスピリンぜん息(解熱鎮痛薬ぜん息)





事例で学ぶくすりの落とし穴
[第3回] NSAIDsに起因するアスピリン喘息



『重篤副作用疾患別対応マニュアル 非ステロイド性抗炎症薬による喘息発作(アスピリン喘息、解熱鎮痛薬喘息、アスピリン不耐喘息、NSAIDs 過敏喘息)』
平成18年11月(令和4年2月改定)厚生労働省




・ドラッグストアで湿布を買った人はご存知でしょうが、注意書きに「次の人は使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください」というのがあってその中に「気管支喘息の診断を受けた人」とか「気管支喘息のひとは使用しないでください」とか書かれています。最近患者さんもそれをみておられて、質問されることが時々あります。

・ところが、ある種の目薬でも喘息発作を起こすことがあります。ベータ遮断剤という薬がはいった目薬が「その筋」で有名です。この目薬で喘息の大発作を起こすことがあります。↓のようなレビューがありました。(本文読んでないのですが...)


Br J Clin Pharmacol. 2016 Sep;82(3):814-22. doi: 10.1111/bcp.13006. 
Respiratory effect of beta-blocker eye drops in asthma: population-based study and meta-analysis of clinical trials
Daniel R Morales, et al.
・それ以外に非ステロイド性抗炎症薬の点眼もあります。これも喘息発作をおこしえます。ただ、かなり稀なのでしょう、簡単な検索ではあまり論文が引っかかってきませんでしたが、↓のような論文もありました。(有料なので本文は読めていません)
Exacerbation of Asthma by Topical Diclofenac
Mordechai SharirArch 
Ophthalmol. 1997;115(2):294-295. doi:10.1001/archopht.1997.01100150296037
・ということで、目薬にも気を付けましょうね。内科外来していると点眼をしているなんておっしゃられない患者さんもおられますから。
以下日記
・昨日8/20(土)は、午前中はいろいろ事務作業.その後岡山(市)へ.13時から15時産業医研修会.15時半から17時半まで疫学・衛生学教室の同門会.「岡山県内の新型コロナウイルス感染症を振り返り、今後を考える」というタイトルの「シンポジウム」.各地の保健所の所長さん達から報告がありました.聴いていて本当大変でした.そんな中で徐々にシステムを構築していったことが分かりました.現場だけにいたら「行政、何しとんねん」としか言わないでしょうけど...それにしても保健所レベルでいかに頑張っても大元の国がしっかりした方針ださんと保健所の職員さんも疲弊しますわな.お話聴いていたら、ほんまに何も行動制限せんでええんかいな?と思ってしまいます.「シンポジウム」の後は、ペットボトルのお茶のみの懇親会をして21時まえ帰宅です.当然(?)家ではアルコールはいただきました.
・本日8/21(日)は、事務作業と気管支喘息の講義の準備と"causal inference: What If"を読んでおりました.夕方倉敷アリオへ.そこで配偶者と落ち合って買い物、夕食.20時前に帰ってきて、シャワー浴びて、アルコールを飲んでこれを書いております.あと、ちょっと事務的なことして、読書して、22時までには寝ます.
・ちなみに色んなクラフト・コーラ、クラフト・ジンジャーとアルコールをどのように混ぜたかおいしくなるか実験中・・・なかなか「これだっ!」というのはできませんね.まあ、エジソンを見習って何回でも実験しましょう←ただ、飲み続けるということじゃん.

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