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石綿は肝内肝管癌のリスク/脳が疲れた

じん肺と癌の論文を書いていて、最近石綿が肝内胆管癌のりすくではないかという論文をいくつか見つけました。一番最近の論文が↓



Cells. 2020 Feb 12;9(2):421.

doi: 10.3390/cells9020421.

Asbestos and Intrahepatic Cholangiocarcinoma

Giovanni Brandi, Simona Tavolari.


【Abstract】

The link between asbestos exposure and the onset of thoracic malignancies is well established. However epidemiological studies have provided evidences that asbestos may be also involved in the development of gastrointestinal tumors, including intrahepatic cholangiocarcinoma (ICC). In line with this observation, asbestos fibers have been detected in the liver of patients with ICC. Although the exact mechanism still remains unknown, the presence of asbestos fibers in the liver could be explained in the light of their translocation pathway following ingestion/inhalation. In the liver, thin and long asbestos fibers could remain trapped in the smaller bile ducts, particularly in the stem cell niche of the canals of Hering, and exerting their carcinogenic effect for a long time, thus inducing hepatic stem/progenitor cells (HpSCs) malignant transformation. In this scenario, chronic liver damage induced by asbestos fibers over the years could be seen as a classic model of stem cell-derived carcinogenesis, where HpSC malignant transformation represents the first step of this process. This phenomenon could explain the recent epidemiological findings, where asbestos exposure seems mainly involved in ICC, rather than extrahepatic cholangiocarcinoma, development.


・以前有機溶剤で胆管癌が多発した事件がありました。石綿は日本全国蔓延しているので、その影響があるかも知れません。胆管癌をみたDr.は、職業歴をよくきいてほしいし、病理標本があれば石綿を検索して欲しいです。


以下日記

・本日8/9(日)は、5時18分起床。6時半頃朝食摂って7時から8時過ぎまで地域の草刈りでした。1時間だったので、なんとかクリア。入浴して一服後は夕方まで論文と講義資料の作成。途中お昼ごはんに金光町大谷の「あんかけや」というお店に。あんかけのチャンポン麺頼みましたが、やっぱメッチャ暑いわ。次回から冷麺にしましょう。夕方脳みその力尽きて18時でお勉強は終了。お風呂入って夕食。録画で「激レアさんをつれてきた」をみて、その後このブログを書いております。ホンマに脳を使いすぎて疲れました。21時には寝ることにします。

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大腸癌とアスベスト/患者さんが落ち着いていて安心、ソーメン美味い

石綿(いしわた、せきめん)アスベストによる業務上疾病(いわゆる労災)として厚労省は↓のような疾患を挙げております。




↑の中で、石綿肺、中皮腫、肺がん、良性石綿胸水、びまん性胸膜肥厚。


・また、IARC(国際がん研究機関)は、石綿による悪性新生物として、肺癌、中皮腫、喉頭癌、卵巣癌を挙げています。消化器系の癌については、議論が分かれるところですが、アスベストと大腸癌の関係は、ありそうです。(まだ、確定的では無いですが)↓のような文献(メタアナリシス)がありました。



Industrial Health Vol. 58 No. 3 2020
Colorectal cancer and asbestos exposure—an overview
Qian HUANG, Ya-jia LAN
https://www.jstage.jst.go.jp/article/indhealth/58/3/58_2018-0271/_article/-char/ja
The relationship between colorectal cancer and asbestos exposure has not been fully clarified. This study aimed to determine the associations between asbestos exposure and colorectal cancer. We performed a meta-analysis to quantitatively evaluate this association. A fixed effects model was used to summarize the relative risks across studies. Sources of heterogeneity were explored through subgroup analyses and meta-regression. We analyzed the dose-effect relationship using lung cancer standardized mortality ratio (SMR) and the risk of mesothelioma as a percent (%) as exposure surrogates. A total of 47 cohort studies were included. We identified 28 incidence cohort studies from 17 separate papers and extracted colorectal cancer standardized incidence ratio (SIR). Cancer mortality data were extracted from 19 separate cohorts among 13 papers. The overall colorectal cancer SMR for synthesis cohort was 1.07 (95% CI 1.02–1.12). Statistically significant excesses were observed in exposure to mixed asbestos (SMR/SIR=1.07), exposure to production (SMR/SIR=1.11), among asbestos cement workers (SMR/SIR=1.18) and asbestos textile workers (SMR/SIR=1.11). Additionally, we determined that the SMR for lung cancer increased with increased exposure to asbestos, as did the risk for colorectal cancer. This study confirms that colorectal cancer has a positive weak associations with asbestos exposure.
・石綿、シリカが胃癌に影響しているという報告もあり、消化器癌の職業・環境要因の検討は必要ですね。胃癌といえばピロリ菌と○○の一つ覚えのように言っていてはいけないと思います。
以下日記
・本日8/8(土)は5時15分起床。朝勉して、朝食摂って、本来はお休みだけで昨日調子が悪くなった患者さんがいるので8時30分家を出て病院へ。1時間ばかり病院にいました。幸い患者さんは昨日より良くなっていました。病院出て郵便局に行って、鴨方のコーナンで買い物して帰宅。13時30分から16時30分までZOOMで『日本医療福祉政策学会 第4回 研究例会 新型コロナ感染症と医療福祉政策』というのに参加しました。ここでWicked Problemという言葉を初めて聴きました。もう、新しくて概念がはっきりしない言葉つかってほしくないなぁ。まあ、研究者はある意味そういうことで生きているのでしょうが。(今回の発表者の先生を批判しているのではありません)いろいろ触発されることがあり、即行アマゾンで2冊本を注文してしまいました。
・その後ちょっと勉強して、お風呂入って入浴。そして夕食と共にアルコールをいただいております。夕食はそーめん+α。メッチャ素麺うまい。やはり、夏の食べ物か。先日糖尿病の患者さんが、夏だから素麺をたべてします、のどごし良いのでつい食べ過ぎると言っていましたが、me, tooです。
・これをアップしたら来週金曜日にする講義の準備をちょっとだけして早く寝ます。なんせ明日は朝7時から地域の草刈りですから。(先週日曜日間違えて集合場所に行って誰もいなかったというやつ)

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遊走脾/若い女性と焼き肉

標題の遊走脾とは、脾下垂とも言い『医学書院医学大辞典第2版』によると↓


遊走脾 ユウソウヒ floating spleen
[同義語]脾下垂 splenoptosis

腹腔内で脾の位置が移動すること。内臓下垂症では脾下垂が起こる。無症状のこともあるが,軸捻転を起こすと激痛を来しショック状態に陥ることがある。

・で、THE LANCETのCASE REPORTに↓のようなレポートがありました。


THE LANCET Vol. 396, Issue 10248, P412, August 08, 2020


A wandering spleen, splenomegaly, hypersplenism, and iron deficiency anaemia




・お腹に腫瘤がふれて、末梢血で血球が減少していたら、脾臓の病気を考えますが、脾臓が所定の場所にない場合もかんがえないといけないと言うことですね。果たして外来でそういうこtがすく思いつくでしょうかね?


・関連して脾機能亢進症の『医学書院医学大辞典第2版』の説明↓


脾機能亢進症
ヒキノウコウシンショウ
[英]hypersplenism

脾腫,骨髄の過形成を伴った血球成分(赤血球,白血球,血小板)のいずれか1つ以上の減少,摘脾による血球減少の改善を特徴とする症候群。ダメシェク(Dameshek W)によって定義された(1950)。脾での血球成分の抑留と破壊亢進が血球減少の原因とされる。原因不明の一次性と脾腫を来す疾患による二次性に分類される。慢性感染症,門脈性うっ血,免疫異常(フェルティ症候群,全身性エリテマトーデス),サルコイドーシス,血液疾患(悪性リンパ腫,白血病,溶血性貧血),蓄積症(ゴーシェ病など)が主な基礎疾患である。



以下日記

・本日8/7(金)は、6時30分起床。昨日早く寝たのに睡眠の質が悪く、寝た気がしません。朝勉せず出勤。病棟よってから午前外来。午後通所リハビリの会議、回診。事務作業。お一人受け持ち患者さんの調子が朝から悪くなってドキドキ。夕方には少しおちつい少しだけホッとしていますが、心配なので明日も診察にいきます。

・帰宅は早くできたので、配偶者と焼き肉を食べに。私はハラミでよいのに、配偶者はカルビも注文。その脂濃さに配偶者は一切れ食べて「無理」と。で、私が残りの脂こいカルビを全部いただきました。今日の夜中に下痢で苦しむかも。その他、テッチャン、ホルモン、キムチ等。お腹いっぱいで帰宅。で、入浴。風呂上がりにはノンアルコールビール。で、このブログを書いております。これから文献一つ読んでから寝ます。

・ちなみにすでにお気づきでしょうが、若い女性とは配偶者のことです。私の「若い女性」は、年下ならすべて「若い女性」と表現しております。まあ、マダムと言っても良いですが。



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喉チンコが大きくなる病気/ジョーク通じず

舌が大きくなる病気と言えば私は、アミロイドーシスか先端巨大症を思い浮かべます。『医学書院医学大辞典第2版』によると


巨大舌 macroglossia

細胞の増殖・肥大,アミロイドなどの物質の沈着,細胞浸潤などで腫大した舌を呈する状態。先端巨大症,アミロイドーシス,粘液水腫,クレチン症,腫瘍などの浸潤などでみられる。

・で、口蓋垂が大きくなる病気といったら何なんでしょう?NEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに↓のようなレポートがありました。


NEJM. 2020 Aug 6;383(6):577.

Uvula Amyloidosis
Kenny M Galvez-Cardenas, et al.
・こういう状態をみたら、まず何らかの物質の沈着か細胞の浸潤という病態を考えれば良いわけでしょうか。
以下ごくごく短い日記
・本日8/6(木)は、6時30分起床。朝勉せず出勤。午前外来、午後会議、回診、薬の説明「会」、事務作業。で、帰宅は19時。お風呂入って、夕食。アルコールは飲まず、このブログ書いております。このあとちょっと行列の勉強してサッサと寝ます。
・昨日ある女性に誕生日プレゼントを贈りました。私の愛用するリアップの空箱(お尻の方からあけて、中をとりだしたことがわかりにくくしている)の中に最近流行の(?)ポケットサイズの小容量の水筒+αを紙袋につめてその女性の席に置いときました。あとから、メールが来てプレゼントありがとうございます。髪が薄くなっているので・・・というような返事。ウーン、リアップの箱は男性用で、女性には効かないと思うのだが...中に違うものが入っていると気がつかなかったというか、開けてないのね。今日、その女性に中をみたか確認したら見ていないと。中身は違うから開けてみてと説明。ジョーク/サプライズが不発に終わったな。ちなみに女性用の発毛剤に「リアップリジェンヌ」というのがあります↓(大正製薬とは残念ながらCOIはありません)
配偶者の誕生日プレゼントにするかどうか悩んでおります。

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ワーファリンによる皮膚潰瘍/行列のできる医者になりたい

私の患者さんで心房細動がある人に何人かワーファリンを投与しています。使い出した頃は脳出血をびびっていましたが、最近はそうおこるものでもないのかと安心しておりました。その他の副作用もちゃんと認識しておかないといけませんが、↓のような副作用の報告がありました。とてもマレだそうですが、知っておくべきでしょう。


ワーファリン皮膚潰瘍に対してヘパリン皮下注導入を行った機械弁置換術後 Ebstein 病の1例
宇野吉雅、他。
日本心臓血管外科学会雑誌494号(2020
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjcvs/49/4/49_188/_pdf/-char/ja
【抄録】症例は57歳,女性.原疾患であるEbstein病に対して12歳時に三尖弁形成術,その後TR, MR再燃に対して32歳時に人工弁置換術(T弁位生体弁,M弁位機械弁)が施行されワーファリン内服管理となっていた.以後40歳ごろより出現していた右下腿皮膚潰瘍が,46歳時に行われたT弁位生体弁硬化に対する人工弁再置換術(機械弁)術後より増悪,難治性となり,これまでに3回植皮手術を受けている.原因については,種々の内科的検査を重ねたが確定に至らず,また植皮手術に際し周術期の抗凝固療法をワーファリンよりヘパリン静注に移行すると皮膚潰瘍所見の改善傾向が認められることより,最終的にはワーファリンの副作用によるものと考えられた.そこでワーファリン回避を目的に,今回4度目の植皮手術後よりヘパリンの皮下注を導入し抗凝固療法を継続した.容量および凝固能の指標としては,1回10,000単位を12時間おきに使用する形で適宜APTTを測定し皮下注後の効果の推移を検討するとともに,併せてD Dimer値により潜在的な血栓弁の評価を行った.退院後も同管理を継続しているが,現時点ではほぼ安定したAPTT測定値が得られ,また心臓エコー検査等において血栓塞栓症を疑わせる所見は認められていない.さらに皮膚潰瘍の再燃なく,植皮創部の状態も良好な経過が得られている.今後も外来における管理継続を予定しているが,長期にわたるヘパリン皮下注による抗凝固療法に関しては症例経験あるいは文献報告がほとんどされていないため,慎重な経過観察が重要と考えている.
・ワーファリンの添付文書は↓
この中の副作用の記載に「皮膚壊死」という項目があります↓
  11.1.2 皮膚壊死(頻度不明)
  1. 本剤投与開始による早期にプロテインC活性の急速な低下が原因で、一過性の過凝固状態となることがある。その結果、微小血栓を生じ皮膚壊死に至る可能性がある。投与前にプロテインC活性を確認することが望ましい。

上の記述では早い段階で副作用がでそうですが、最初にご紹介したレポートでは、ワーファリン内服後9年してから皮膚潰瘍が発生しているので、かならずしも早期とは限らないでしょうね。
・それにしても、今までワーファリン投与前にプロテインCを測っていませんでした。日本全国どれだけのDr.が投与前にプロテインCを測定しているのか知りたいものです。
以下日記
・本日8/5(水)は6時4分起床。ちょっとだけ朝勉して出勤。病棟よってから午前外来。13時30分くらいまでかかりましたかね。昼食後回診、カンファレンス。夜間診療。本来17時終了ですが、入院患者さんがおられて18時終了。18時半過ぎ帰宅して入浴、夕食。アルコールをいただいております。これから、ちょっとだけ行列の勉強をして、早めに寝ます。
・当然本日のブログの標題の後半は、「行列のできる法律相談所」や有名ラーメン店なんかの人が並ぶ行列ではなく、数学の行列です.私の外来に行列ができれば事務長はウハウハでしょうが、私は結構。慢性疾患の患者さんとゆっくりいろんな話のできるゆとりある外来を行いたいものです。

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肺癌の指への転移/わんこ書類

癌というのは転移するものですが、癌によって転移しやすい臓器というは大体決まっております。例えば肺癌なら、肝臓、骨、脳、副腎ですね。その他の癌に関しては↓をご参考に。


いちから分かる癌転移の治療方法ガイド

  主要5大がんの転移部位




・どんな癌でも手の指に転移するというのは、希なことです。↓のようなレポートがありました。


acrometastasis of Lung Cancer
Intern Med 59: 1919-1920, 2020
Yuta Hirano, et al.
この患者さんは、右手の薬指が腫れて受診され、あとから肺癌が分かった事例ですね。acrもしくはacroというのは、リーダース英和辞典によると「始め」「先端」「肢」「頂」「(最)高所」「尖端」となっています。acrometastasisの日本語訳をちょっと探してみたのですが、どうもないようです。acrometastasisの定義は、本文中にあるように、肘、膝より先の骨への転移です。なので、指でなくても良いわけです。今回取り上げた論文は、わざわざacrometastasisと言わずに手指転移と表現すれば良いのにね。実際そういう論文があります。ただ、手指転移と言った場合、骨かも知れないし皮膚科かもしれないし、その両方かも知れません。(実際皮膚転移の論文があります)ご参考までにこの論文が引用していた論文が↓ freeで読むことができます。
Eur Rev Med Pharmacol Sci 2015; 19 (15): 2906-2915

Acrometastasis: a literature review

D. Stomeo, A. Tulli, A. Ziranu, C. Perisano, V. De Santis, G. Maccauro
https://www.europeanreview.org/article/9307
 
【Abstract】

OBJECTIVE: Acrometastases are a rare observation, and account for approximately 0.1% of metastases. Every age can be affected, with a male predominance. The most common primary cancer site is the lung, followed by the colo-rectal, breast and genito-urinary tract.
They are most commonly seen in pre-terminal patients with wide-spread disseminated disease. Rarely, they may be the first presentation of occult silent cancer, mimicking a benign condition. There is no standard treatment. We reviewed last 20 years literature in order to describe the most common sites of primary tumours and the more commonly used treatments.

MATERIALS AND METHODS: We searched the Cochrane Central Library (CENTRAL), MEDLINE/PubMed (from 1940 to February 2014), SCOPUS database, and EMBASE/Ovid using a combination of controlled vocabulary and text word terms.

RESULTS: Lung cancer was the first most common cause of acrometastases both in hands and feet, with 32.9% of all the cases; 20% of cases were renal cell cancer (RCC) metastases, followed by breast (12.9%) and colon (10%). Primary malignancies and site of metastasis (hand vs foot) suggest that the tumour cells reach the bones through the circulation and not the lymphatic system; in foot acrometastases Batson’s plexus may play a fundamental role in dissemination.

CONCLUSIONS: Treatment depends on staging and tumor extent. Amputation or disarticulation is the most common approach. It allows a wide margin resection and pain control. In some cases palliative treatment with radiation therapy, bisphosphonates and chemotherapy have been attempted with good results. The prognosis of the patients with acrometastases is poor; the mean survival time after diagnosis is 7 (±7) months. Special reference needs to be made to metastasis from renal cell carcinoma; if treated with radical surgical resection and nephrectomy a better outcome and survival rate shall be expected.

・今回この疾患を取り上げたのは、日常診療で指が腫れた患者さんが来られた場合の鑑別診断を考えるため。上の文献にありますが、9割の患者さんはすでに癌が判明しているけど1割の患者さんは癌が分からず指の症状で受診すると言うこと。なので、他の(良性)疾患との鑑別が必要。その内容は↑から引用すると

Differential diagnoses include: inflammatory lesions, cysts, gout, ganglia, osteomyelitis, rheumatoid arthritis, tuberculous dactylitis, pyogenic granuloma and primary skin tumours

ということになるそうです。

 

以下日記

・本日8/4(火)は、6時9分起床。朝勉せず出勤です。ちょっとだけ病棟よって午前外来。熱中症の人が増えてきていますね。午後から病棟と書類の処理。本来契約上は午後からお休みで大学院での勉強なのですが、本日は書類がおわらないため16時半前病院にいて17時帰宅です。すぐお風呂入って夕食、スパゲティ。配偶者が大盛り作ったので苦しくて動けなくなりました。で、このブログを書いております。本日はアルコールは摂取しておりません。これから少なくとも一つ英語の論文を読んでから寝ます。21時台には寝ます、という固い決意。なんせ、夏バテ気味。

・ちなみに今日のブログの標題の後半部分は、椀子蕎麦をイメージしたもの。処理しても処理しても次々くる書類を椀子蕎麦に例えてみました。椀子蕎麦は蓋をしたら終わりですが、書類は許してくれません。ちなみに私は、椀子蕎麦を食べたことがありません。岩手県にも行ったことなし。一度岩手に行って椀子蕎麦を食べたいものです。


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FYI: 在宅人工呼吸器と携帯電話/ジンジャエールも相性あり

今年の7月付けで、pmdaより以下のような注意喚起が出ておりました。むやみに人工呼吸器の近くで電波を発するものはつかわないようにしましょう↓


在宅で人工呼吸器等を使用される患者さんやそのご家族等の皆様へ




電波の医療機器等への影響の調査研究



・本当にすぐどこでも携帯電話を使う人を時々みますが、ホントやめて欲しい。TPOをわきまえてほしい。特に病院内では控えて欲しい。(と書いていますが、医療従事者がつかっていたりして)


以下日記

・本日8/3(月)は6時起床。朝勉、朝食、燃えるゴミだしの後は、ZOOMで大学院の因果推論の勉強会。行列式がでてきました。ちょうど↓のような本を読んでいて、「ああ、出たー」と思っておりました。


入門 多変量解析の実際 Math&Science (ちくま学芸文庫)

入門 多変量解析の実際 Math&Science (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 朝野熙彦
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2018/08/10
  • メディア: Kindle版


・大学の教養課程(岡山大学では、医学進学課程といっておりましたが)で、行列は習いましたが、全然使うことなく過ごしていて、完全に忘れ去っています。この夏ちょっとしっかり復習をしておこうと思っております。

・午後から出勤。回診、夜間診療。今日は患者さん多かった。熱中症の人が数人。皆様気をつけてくださいね。

・帰宅は19時6分。本日は異常に疲れており、入浴後夕食、そしてアルコールを摂取しております。このブログをかいたら、歯磨きして寝床に行きます。明日朝起きたら疲れがとれていれば良いのですが。

・ところで、以前ジンとCOOPの「国産生姜のジンジャエール」とてもよいと書いたと思います。(かな?)今日それでテキーラ、ウイスキーを割るとなんか今一。それぞれに相性があるんですね。単に酒の種類だけではなく銘柄も関係するのかな?そういうのを試しているとキリがありませんな。

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マイ手帳大賞:訴えのうしろに潜むドラマあり/未来志向な私

私の勤め先は医療生活協同組合が運営している病院です。全国組織に日本医療福祉生活協同組合連合会というのがありまして、その情報誌にcomomと言うのがあります。その裏表紙に川柳が載っているのですが、7月号に標題の「訴えのうしろに潜むドラマあり」というのがありました。ホンマにそうやなと思います。外来していて、患者さんの背景をimagineなかなかできない自分の未熟さを常日頃感じているわけです。研修医が自分の病院にローテートでこられたら毎回外来の心得・コツみたいなのを講義しているのですが、こんどはこの句を引用させてもらおうと思います。

・患者さんって、あまりにも当然のことですが自分の生活のこと全てを外来で話されるわけではありません。この前も以前旦那さんの調子がわるいというお話をきいていた患者さんに、旦那さんの調子はいかがですかとお聴きしたら、涙ぐまれて「実は亡くなったんです、言わないでおこうと思っていたのですが」ということ。こういうときどう言葉をかけたらよいのか...その時は「そうでしたか」としか言えなかったような...

・患者さんは人生を背負っているわけで、医者はその人生というドラマのちょい役・通行人です。でも、そのドラマ全体を知ろう/理解しようという努力は必要ですね。通行人だって、その人の人生を変えることがあるんですから。


以下日記

・本日8/2(日)は、5時41分起床。朝食を早く摂って7時からの地域の草刈りの集合場所に行ったら、誰もいない。えっと思って予定を見直すと来週でした。気を取り直して、8時20分まで一人で草刈りしました。家に帰ってパンツ一枚で汗ダラダラ書きながら資源ゴミのまとめ。それから入浴して、一服後9時30分から11時30分までお勉強。それから里庄町の8番ラーメンに昼食。帰りに天満屋ハピータウンによって、7/31開業のニトリでお買い物。その帰り市役所によって資源ゴミを出して13時30分帰宅。その後はずっと片付け、勉強、調べ物、書類処理等。幸い今日はアルコール飲まずにすみました。これから寝ます。

・それにしてもつい最近ある集会の日にちを1日間違えて、「誰もいない」という経験をしたばかり。気が早い、未来志向な私。




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急性珪肺/落雷怖い

・時々じん肺と珪肺をイコールで使われているか違いますが、じん肺は、珪肺、石綿肺、炭鉱夫肺と言った各種じん肺の総称、珪肺はシリカ(ケイ酸)でおこったじん肺のことです。
・その珪肺ですが、一般的には数十年の暴露で起こってくる慢性の疾患ですが、実は3種類(時に4種類)に分類されて①急性珪肺②加速性珪肺③慢性珪肺(④複雑性珪肺)というのがあります。一般に珪肺と言えば③の慢性珪肺のことです。まず日本では急性珪肺=暴露数週間から数年で発症、というのはみることは無いようですが、世界的には発症しています。↓のようなレポートがあります。19歳でなくなって、悲しすぎます。
Pericardial Plaque: A Unique Complication of Silicosis
Iraj MOHEBBI,et al.


Industrial Health 2011, 49, 122–125




The heart and the respiratory system are closely connected in such a way that disorders of one system would influence the function of the other. This unique case of silicosis complicated by corpulmonale associated with pericardial plaque formation in a young adult male is reported here due to an unknown complication of silicosis.


・この患者さんは、珪肺だけど、心膜にプラークがあったと言うことです。ふつう、プラークといえば石綿暴露ですが。


以下日記

・本日8/1(土)は、7時9分起床。朝食後13時30分まで、間で掃除、洗い物をいれながらお勉強。昼食は、丸亀製麺で釜揚げうどん。今日行ったら、かなり職員さんがかわっていた。新しいバイトの人が多かった。要領がいまいちでしたが、それは仕方ない。それよりもオバチャンの接遇にちょっとムッとしました。まあ、そういうこともあるわなと思って昼食。帰宅後また勉強。途中段ボールやペットボトル等資源ゴミをまとめましたが、それだけで汗だく。夕方市役所にもっていきました。18時半前から草刈り。しかし雷ゴロゴロいってなんか落雷に遭いそうなので30分弱でやめました。その後入浴、夕食。そしてこのブログをかいております。

・明日は7時から地域の草刈り。1時間くらいで終わると回覧には書いていたけど、ほんまかな。その後はバテて勉強にならないかも。で、明日に備えてもう寝ます。

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